大会初日(2024年5月28日)のA会場(メインホール)で開催する基調講演と企画セッション2件,ならびに5月28日~30日にC会場(展示イベントホールの仮設会場)で開催する一般公開セッションを一般公開する予定です.一般公開企画のみを聴講される場合は,無料で参加いただけます.
基調講演,以下の2つの企画セッションは事前参加不要でどなたも参加可能です.
基調講演と2件の企画セッションは,YouTube Live によるライブ配信を予定しています.
一般公開セッション(CS-1~6)は,大会参加者(有料)は事前登録は不要ですが,大会参加者以外の方は以下の参加申し込みリンク先から事前登録をお願いいたします.
当日の受付について
- 一般公開する基調講演と2つの企画セッションについては,総合受付の「一般公開企画受付」で受付をいたします.
- 一般公開セッションについては展示イベントホールのC会場前で受付をしますので,直接会場にお越しください.
基調講演
5月28日 (火) 10:30~11:40 A会場(メインホール)
「現場の問題から始めるAIシステム」
講演者:
山口 高平 氏(神奈川大学/人工知能学会 元会長)
→ 詳細
Youtube: https://youtube.com/live/KWEfOylCXQQ?feature=share
企画セッション
5月28日 (火) 13:00~14:40 A会場(メインホール)
「AIと安全保障」
オーガナイザ:
中川 裕志,武田 英明,大屋 雄裕,神崎 宣次
→ 詳細
Youtube: https://youtube.com/live/HiibGYHnDDI?feature=share
5月28日 (火) 15:00~16:40 A会場(メインホール)
「生成AI時代のナレッジグラフ」
オーガナイザ:
黒川 茂莉,古崎 晃司
→ 詳細
Youtube: https://youtube.com/live/Y_njr_v_u0s?feature=share
一般公開セッション
- CS-1 地元と一緒に考える,「おいてけぼりにしないAI」とその未来(福田 直樹)
- CS-2 社会課題を「人工知能 」で解く~スポーツ,ビジネス,データの視点から~(岩本 武範)
- CS-3 人,モノ,情報の流れ(山岸 祐己)
- CS-4 産業界とAI人材のマッチング(山田 健太郎,本村 陽一,矢田 勝俊)
- CS-5 AIは地域雇用の敵か味方か(山岸 祐己)
- CS-6 中高等学校におけるAI教育・DS教育の現状と今後の展開(林 宏樹,笹嶋 宗彦)
CS-1 地元と一緒に考える,「おいてけぼりにしないAI」とその未来
5月28日 (火) 13:00~14:40
C会場(イベントホール仮設1)
企画オーガナイザ
- 福田 直樹(静岡大学)
概要
本セッションでは,参加が想定される市民にとって馴染みの深いブランドを共有する企業でどのように人工知能技術を含めた先端技術研究がなされてきているのかということを市民に向けて提示する機会を作ることにより,それらの技術の進展を少しでも身近に感じられるようにすることを目指します.さらにそうした技術開発とあわせてそれを生かすフィールドとしての地域や個人との間でどのような共創が行えるのかということについても具体的な取り組み触れられるようにすることで,人工知能技術を含めた先端技術を身近に感じ,いたずらな不安を煽るのではなくその未来へ互いにアイデアを出し合っていくという場をどのように作っていけるのかという問いかけを行うことももう1つのねらいとなります.この問いかけをより効果的で実感できるものとするために,楽器博物館での活動などの知見から,過去から見た未来がどのようなもので,そこで何をどう未来へ残していくことを市民が考えていけたら良いのか,そのために技術を持ち洗練する能力を持つ研究者がどのようなアプローチで協力していくことができるのかをともに考える機会を作ることも目的とします.
アジェンダ
(1) 室谷禎一(ヤマハ発動機 技術・研究本部 技術戦略部 部長) (30分) 「人を幸せにする知能化技術」 (2) 阪梨 英樹(ヤマハ株式会社 研究開発統括部先進技術開発部長) (30分) 「あらゆる人々が音・音楽を楽しめる世界へ」 (3) 鶴田雅之(浜松市楽器博物館 館長)(30分) 「(題目準備中)」 (4) 質疑応答と本企画セッションのまとめ (5分)
CS-2 社会課題を「人工知能 」で解く~スポーツ,ビジネス,データの視点から~
5月28日 (火) 15:00~16:40
C会場(イベントホール仮設1)
企画オーガナイザ
- 岩本 武範(静岡産業大学)
概要
本セッションでは,様々な人工知能技術を活用して身近な社会課題に取り組む事例を皆さんに紹介します.スポーツ分野では,選手のパフォーマンスや怪我の予防などを目的としたスポーツデータマイニングが行われています.ビジネス領域では,ウェルビーイングの向上を目指し,従業員の健康や幸福度を可視化し,適切な対策を講じる取り組みが行われています.また,データの視点からは,データクリーンルームが利用され,プライバシー保護やデータセキュリティの確保に取り組まれています.さらに,デジタル田園都市では,都市計画やリソースの効率的な活用を可能にし,持続可能な都市開発を実現するためにAI技術が活用されています.これらの取り組みを実際に行っている人々の講演を聞くことにより,人工知能技術の力を借りて,様々な社会課題に効果的に対処しようとする試みを実感していただきたいと思います.
アジェンダ
(10分)名古屋大学未来社会創造機構 特任教授 金森亮 (15分)株式会社Acompany R&Dチーム チーフ 加藤佑矢 (17分)静岡大学情報学部情報社会学科 教授 高口鉄平 (17分)株式会社サンロフト 常務取締役 中村雄 (17分)静岡産業大学スポーツ科学部 准教授 江間諒一 (17分)静岡産業大学経営学部長 教授 佐野典秀
CS-3 人,モノ,情報の流れ
5月29日 (水) 13:30~15:10
C会場(イベントホール仮設1)
企画オーガナイザ
- 山岸 祐己(静岡理工科大学)
概要
本セッションでは,前半の各講演で,自動運転やパーソナルモビリティなどのテーマに基づき,具体的な実装例や構想が提示されます.さらに,中継輸送(2024年問題)やウォーカブル推進都市などについても紹介されます.これらのテーマに関する講演後,パネルディスカッションでは,超高齢社会や人口減少といった課題を抱える地方都市の未来に焦点が当てられます.企業や行政が今後何を目指し,どのような取り組みを行うべきかについて,議論が展開されます.また,製造業や輸送業,行政サービスなどの分野で,OpenAIのGPTs(GPT Store)がどのように活用できるかも検討されます.さらに,超高齢社会や人口減少に対して交通インフラは何を残すべきか,または何を増やすべきかについても検討されます.また,各サービス提供の観点から,過疎地の無人化を推進すべきかどうかも議論する予定です.
アジェンダ
1. チュートリアル講演 予定者 (各登壇者10分~15分ずつ) ・前田 元気 氏(スズキ株式会社,経営企画本部,次世代技術開発部,課長) ・熊瀧 潤也 氏(スズキ株式会社,次世代モビリティサービス本部,常務役員) ・榑松 弘充 氏(遠州トラック株式会社,本社事業部,本社営業課長) ・西尾 浩紀 氏(株式会社 CAPES,代表取締役) ・本田 武志 氏(静岡市,副市長) 2. パネルディスカッション(40分) ・コーディネーター 山岸 祐己(静岡理工科大学) ・パネリスト 登壇者
CS-4 産業界とAI人材のマッチング
5月29日 (水) 15:30~17:10
C会場(イベントホール仮設1)
企画オーガナイザ
- 山田 健太郎(本田技術研究所)
- 本村 陽一(産業技術総合研究所)
- 矢田 勝俊 (関西大学)
概要
人工知能学会では産学連携の一環として,企業と学生の交流を促進するためのアクティビティ(SIAI産学クロススクエア)を実施しています.本セッションでは,SIAI産学クロススクエアで注目されている1hour企業体験について,ご紹介します.1hour企業体験では,「AI技術を企業で活かしたい学生」と「AI技術者に活躍して欲しい企業」とが互いのことを具体的に知るために,企業側から実務的な課題をご用意頂いております.この実務的な課題を囲み,学生参加者が,企業側技術担当者とともに,ブレインストーミングやコーディングなどを行う新たな取り組みです.SIAI産学クロススクエアを通じ,双方が新たな気づきを得てキャリアプランニングを行うなど,人材活性化の一助となることを目指します.
アジェンダ
【産業会とAI人材のマッチング ~難問へのチャレンジ~】 ■㈱博報堂/㈱博報堂DYメディアパートナーズ 谷口晋平 【1hour企業体験の実施コンテンツ紹介】 ■ちゅらデータ株式会社 採用広報 夏目明子 ■株式会社UACJ マーケティング技術本部・R&Dセンター プロセス研究部 先端生産技術研究室 岩瀬銀二、 情報調査部 浅田勝義 【1hour企業体験に参加した学生からのフィードバック】 ■関西学院大学 澤野愛 ■関西学院大学 東沙帆
CS-5 AIは地域雇用の敵か味方か
5月30日 (木) 11:00~12:40
C会場(イベントホール仮設1)
企画オーガナイザ
- 山岸 祐己(静岡理工科大学)
概要
本セッションでは,急速な人工知能技術の発展が地域の雇用に与える影響に焦点を当て,講演とパネルディスカッションが行われます.特に,OpenAIのGPTs(GPT Store)が解決可能な業務について検討されます.業務のAI利活用が地域雇用の創出にどのように関連しているかについても議論が行われます.また,地域のサービス提供における視点から,過疎地の無人化を促進すべきかどうかについても考察されます.講演やパネルディスカッションでは,生成AI,AI内製化,地域雇用創出,インテリジェントオートメーション,マーケティングオートメーションといったトピックが取り上げられ,地域の雇用状況への影響を探ります.これにより,人工知能技術の進化が地域経済と雇用に及ぼす潜在的な影響について,様々な観点からの議論を行いたいと思います.
アジェンダ
講演(各登壇者10分~15分ずつ) 各講演者に自社(製造業・小売業・コングロマリット・ベンチャー・行政)でのAIシステム開発やAI内製化,AIを利用したオートメーションなどを紹介してもらいます. 登壇予定者: ・畑 大輔 氏(スズキ株式会社,デジタル化推進部,データ分析推進グループ長) ・高林 貴仁 氏(株式会社良品計画,ITサービス部) ・中村 塁 氏(株式会社鈴与総合研究所,管理部,部長) ・棱野 寿章 氏(株式会社プログメイト,代表取締役) ・池田 陽平 氏(静岡市,保健福祉長寿局,局理事兼局次長兼健康福祉部長) パネルディスカッション(40分) ・コーディネーター 山岸 祐己(静岡理工科大学) ・パネリスト 登壇者
CS-6 中高等学校におけるAI教育・DS教育の現状と今後の展開
5月30日 (木) 15:30~17:10
C会場(イベントホール仮設1)
企画オーガナイザ
- 林 宏樹(兵庫県立大学/雲雀丘学園中学校・高等学校)
- 笹嶋 宗彦(兵庫県立大学)
概要
近年,中学校および高等学校の教育において,AI教育やデータサイエンス(DS)教育の必要性が高まっています.このセッションでは,講演とパネルディスカッションにより,いくつかの先進的な取り組みを紹介します.さらに,中高生がAIやDSを活用した探究活動の事例を通じて,今後のAI教育やDS教育の実践方法について考えるきっかけを提供したいと思います.さらに,AI教育,データサイエンス教育,情報教育,中等教育,探究活動などの分野に焦点を当て,教育現場での新たなアプローチや実践方法を模索します.このセッションを通じて,教育者や関係者は,未来の学習環境を向上させ,学生が21世紀のスキルを身につけるための道筋を見出す手助けをすることを目指します.
アジェンダ
1.講演(10分) 「全国中高生AI・DS探究コンペティション2023からみる高等学校AI教育」 林 宏樹(兵庫県立大学大学院/雲雀丘学園中学校・高等学校) 笹嶋宗彦(兵庫県立大学) 2.招待講演(25分) 「中学・高校における生成AIの可能性について(仮)」 林 兵馬(神戸大学附属中等教育学校/産総研人工知能技術コンソーシアム) 3.講演(15分) 「高校生のはじめてのデータ分析体験」 大里隆也(滋賀大学/帝国データバンク(株)) 3.パネルディスカッション(50分) 司会:笹嶋宗彦(兵庫県立大学) パネラー: 池谷恵一(静岡県立天竜高等学校) 小山田進(静岡県立静岡高等学校) 大里隆也(滋賀大学/帝国データバンク(株)) 林 兵馬(神戸大学附属中等教育学校/産総研人工知能技術コンソーシアム) 林 宏樹(兵庫県立大学大学院/雲雀丘学園中学校・高等学校)