企画セッション一覧
- KS-1 機械学習が紡ぐゲーム理論のフロンティア(阿部 拳之,岩崎 敦)
- KS-2 人とAIの共創社会を実現するための文理融合(栗原 聡,間瀬 健二,葛岡 英明)
- KS-3 ソーシャルメディアにおける情報流通の信頼回復に向けた人工知能研究(高口 鉄平,森田 純哉,鳥海 不二夫)
- KS-4 人工知能学会の多様性と包摂の推進の取り組みと展開(高野 雅典,荒井 ひろみ,清田 陽司,斎藤 明日美,長倉 克枝)
- KS-5 生成AI時代のナレッジグラフ(黒川 茂莉,古崎 晃司)
- KS-6 2025年大阪・関西万博が描く未来社会と人工知能♯2(佐久間 洋司,本村 陽一)
- KS-7 AIマップβ3.0 -デジタルデータ化が開く可能性-(砂川 英一,本村 陽一)
- KS-8 人狼知能コンテスト2024国内大会自然言語部門 (狩野 芳伸,鳥海 不二夫,稲葉 通将,大澤 博隆,片上 大輔,大槻 恭士,アランニャ クラウス,原田 慧)
- KS-9 AI標準化の現状(杉村 領一,津本 周作,井崎 武志,清田 陽司,牧田 光晴,佐久間 洋司)
- KS-10 人工知能学会公式コンペティション(是枝 祐太,東中 竜一郎,原田 慧)
- KS-11 人間とAIが協調して学習するデジタル空間を活用した社会構築にむけて(西田 遼,大滝 啓介,竹内 孝)
- KS-12 信頼されない?AI ♯1 ~社会とAIの新しいつながりを考える~ (竹内 孝,谷中 瞳,松原 崇)
- KS-13 AIと安全保障(中川 裕志,武田 英明,大屋 雄裕,神崎 宣次)
- KS-14 AIの研究開発・社会実装・普及からみるイノベーション・メカニズムの分析(津本 周作, 清田 陽司, 藤田 和子, 仲上 祐斗)
- KS-15 医療AIにおける薬事と倫理(藤原 幸一,久保 孝富)
- KS-16 空間情報システムから空間知能システムへ/GIS・AIのコンバージェンス ワークショップ(人流データ編)(福井 エドワード,厳 網林,片山 耕治,大場 章弘)
- KS-17 次世代AIモデルの研究開発へ(福島 俊一,尾形 哲也,谷口 忠大,牛久 祥孝)
- KS-18 楽器の街・浜松で考える《Music×AI》の未来(北原 鉄朗,中村 栄太,浜中 雅俊)
- KS-19 金融分野における大規模言語モデルの活用(和泉 潔,村山 友理,鈴木 雅弘,高柳 剛弘,中筋 渉太,小林 涼太郎,山本 蒔志)
- KS-20 データエンジニアリングで育むデータの価値 ~データサイエンスを加速させる産学それぞれの視点~(齋藤 祐希,福永 真一,小林 雅行)
KS-1 機械学習が紡ぐゲーム理論のフロンティア
5月29日(水) 13:30~15:10
J会場
企画オーガナイザ
- 阿部 拳之(サイバーエージェント)
- 岩崎 敦( 電気通信大学)
概要
近年、ゲーム理論と機械学習分野の技術が相互に応用される取り組みが活発になっています。本セッションでは、「ゲーム理論とオンライン学習」、「ゲーム理論と最適輸送」という2つのテーマに焦点を当て、それぞれの紹介をチュートリアル形式で行います。1つ目の講演では、ゲームのナッシュ均衡解を効率的に近似するアルゴリズムを、大規模言語モデル学習などの最適化問題に応用する取り組みについて解説します。2つ目の講演では、最適輸送をはじめとする機械学習技術が、オークションの自動設計やマッチングの実証研究にどのように適用するかを具体的に紹介します。これらのテーマを通じて、2つの分野がどのように融合し、新たな可能性を創出しているかを理解することを目指します。
アジェンダ
チュートリアル講演① 阿部 拳之(サイバーエージェント)(50分) 「ゲーム理論とオンライン学習」 チュートリアル講演② 岩崎 敦(電気通信大学)(50分) 「ゲーム理論と最適輸送」
KS-2 人とAIの共創社会を実現するための文理融合
5月30日(木) 9:00~10:40
H会場
企画オーガナイザ
- 栗原 聡(慶應義塾大学)
- 間瀬 健二(名古屋大学)
- 葛岡 英明(東京大学)
概要
生成AIの登場は高い期待がある反面,SNSがもたらす混乱に拍車をかけ,皆が繋がり多様性を享受する社会とは対極にある分断を加速させるに至っています.そして,テクノロジーの負の面は時間をかけて顕在化しその解決にも時間がかかります.そこで,JSTさきがけ「文理融合による人と社会の変革基盤技術の共創」,JSTCREST「人間と情報環境の共生インタラクション基盤技術の創出と展開」,そしてJSTさきげけ「社会課題を解決する人間中心インタラクションの創出」は,人とAIのインタラクションを基軸として,以下の取り組みを展開しています.(1)人間・機械・情報環境からなる共生社会におけるインタラクションに関する理解を深め,多様な形態でのインタラクションを高度に支援する情報基盤技術の創出(2)人間・機械・情報環境からなる共生社会におけるインタラクションに関する理解を深め,多様な形態でのインタラクションを高度に支援する情報基盤技術の創出と展開(3)システム開発と、人文・社会科学的な研究による分析・評価を繰り返すことによって、情報科学技術と人文・社会科学を融合させた総合知的な研究を促進・浸透させ、これによって社会課題の解決や人のwell-beingに資する人間中心の新しいインタラクションを創出.そこで,本企画セッションでは,これらの領域の研究をいくつか紹介するとともに,インタラクションの観点から人とAIによる共創社会の実現についてのパネル討論を行います.
アジェンダ
(1)趣旨説明+領域説明 栗原氏「文理融合による人と社会の変革基盤技術の共創」 (2)領域説明 間瀬氏「人間と情報環境の共生インタラクション基盤技術の創出と展開」 (3)領域説明 葛岡氏「人間中心インタラクションの創出] (4)採択者からの研究紹介 6件(各領域から2件づつ) (5)全員にて人とAIの共創社会実現に向けた文理融合戦略についてのパネル討論 主なキーワード:社会変革基盤,共生インタラクション,人間中心,文理融合
詳細な内容
https://sites.google.com/view/jsai2024
KS-3 ソーシャルメディアにおける情報流通の信頼回復に向けた人工知能研究
5月29日(水) 17:30~19:10
H会場
企画オーガナイザ
- 高口 鉄平,(静岡大学)
- 森田 純哉(静岡大学)
- 鳥海 不二夫(東京大学)
概要
人工知能は人間の知能を模倣する技術と定義できる.この定義より,必然的に人工知能は,社会に流通する情報の信頼に深刻な影響を及ぼすことになる.これまで,人工知能の社会応用が進展するに従い,この技術が社会に及ぼすネガティブな影響を警戒する議論が多々行われ,その結果として人工知能技術の利用に関する規制が実現しつつある.これを受け多くの人工知能の研究者が,社会の持続可能な発展に貢献しうる人工知能技術の方向性を探り始めている.本企画セッションでは,RISTEXプログラム「情報社会における社会的側面からのトラスト形成」に採択された人工知能研究者が,社会科学者との対話を通し,社会における情報流通の信頼の回復に貢献しうる人工知能技術を議論する.セッションでは,それぞれのプロジェクトにおける研究成果を紹介し,法学者による招待講演を経た後にパネルディスカッションを行う.
アジェンダ
1. 趣旨説明 10分 2. プロジェクト紹介「可視化によるトラスト形成:パーソナライズされたデジタル情報空間のリテラシー教育」:鳥海不二夫(東京大学)20分 3. プロジェクト紹介「ローカルエコーチェンバーをステアリングするトラスト調和メカニズムの認知的検討」:森田純哉(静岡大学)20分 4. 招待講演:山本龍彦(慶應義塾大学) 30分 5. パネルディスカッション:コーディネーター高口鉄平(静岡大学)20分
詳細な内容
https://sites.google.com/view/jsai2024-digi-social-trust/
KS-4 人工知能学会の多様性と包摂の推進の取り組みと展開
5月31日(金) 9:00~10:40
J会場
企画オーガナイザ
- 高野 雅典(株式会社サイバーエージェント)
- 荒井 ひろみ(理化学研究所)
- 清田 陽司(株式会社LIFULL)
- 斎藤 明日美(株式会社コーピー)
- 長倉 克枝(中央大学)
概要
人工知能学会 多様性・包摂推進委員会は「多様な社会的背景・属性の研究者・学生がそれらに起因するハードルなく自由に人工知能研究・学習に邁進できる環境の整備および研究者・学生の支援」を目的として2023年に設立されました。人工知能関連技術の社会的影響力は年々高まっており、多様な人々が自由に研究・技術にアクセスできる環境の実現は社会的にも学会としても重要です。本セッションでは当委員会のこれまでの取り組み・当学会の会員参加者の動向を紹介し、パネリスト・会場参加者(オンサイト/オンライン)で多様性と包摂の推進について議論します。
アジェンダ
登壇者ご講演: 30分 パネルディスカッション + 会場質疑: 20分
KS-5 生成AI時代のナレッジグラフ
5月28日(火) 15:00~16:40
A会場
企画オーガナイザ
- 黒川 茂莉(KDDI総合研究所)
- 古崎 晃司(大阪電気通信大学)
概要
ナレッジグラフは、AIに構造化された知識を与える有力な手段の一つであり、AIが正確な質問応答を行うためなどに活用されてきた。一方、生成AIの登場により、AI自身が自然な対話を行い、一定の精度で質問応答を行う能力も身に着けたと言える。ナレッジグラフの役割は生成AIに一部代替されたとも見えるが、生成AIもハルシネーションに代表されるようにまだ必ずしも完全なものではない。 本セッションでは、ナレッジグラフに関わる研究者による講演、パネルディスカッションを通じて、ナレッジグラフと生成AIの関わり、それぞれの活かしどころについて議論する。
アジェンダ
趣旨説明(5分) 招待講演(50分) 古崎 晃司(大阪電気通信大学 教授) 森田 武史(青山学院大学 教授) 福田 賢一郎(産業技術総合研究所 研究チーム長) 広田 航(ストックマーク ユニットリーダー) 黒川 茂莉(KDDI総合研究所 グループリーダー) パネルディスカッション(45分) 登壇者全員 司会:黒川 茂莉
KS-6 2025年大阪・関西万博が描く未来社会と人工知能♯2
5月28日(火) 17:00~18:40
A会場
企画オーガナイザ
- 佐久間 洋司(大阪大学)
- 本村 陽一(産業技術総合研究所)
概要
半年間にわたって世界中から訪問客を迎える「2025年大阪・関西万博」の機会を、どのように人工知能学会の成長と発展に活かしていくべきか?これまでも大阪・関西万博のテーマ事業プロデューサーや関係者を招き、人工知能学会との会話を重ねてきた。万博開催の前年にして、SIAI2023、JSAI2023に続く三回目のセッションとして、大阪・関西万博におけるテーマウィーク等の取り組みを見据えた議論を行う。
アジェンダ
イントロダクション(企画概要の紹介)(5分)、2025年日本国際博覧会の関係者を招いた招待講演(20分)、人工知能学会と大阪・関西万博の関連について講演(15分)、人工知能学会の大会関係者や理事とのパネルディスカッション(40分)、質疑応答(10分)
KS-7 AIマップβ3.0 -デジタルデータ化が開く可能性-
5月31日(金) 14:00~15:40
J会場
企画オーガナイザ
- 砂川 英一(東芝)
- 本村 陽一(産業技術総合研究所)
概要
未定
アジェンダ
未定
KS-8 人狼知能コンテスト2024国内大会自然言語部門
5月30日(木) 9:00~10:40
J会場
企画オーガナイザ
- 狩野 芳伸(静岡大学)
- 鳥海 不二夫(東京大学)
- 稲葉 通将(電気通信大学)
- 大澤 博隆(慶應義塾大学)
- 片上 大輔(東京工芸大学)
- 大槻 恭士(山形大学)
- アランニャ クラウス(筑波大学)
- 原田 慧(電気通信大学)
概要
嘘つきを見破り相手を説得する会話ゲーム「人狼」を日本語で自動プレイする「人狼知能大会 自然言語部門 国内大会」を事前に実施し、その概要と結果を説明します。各参加チームから手法の説明、人間との対戦を含めたデモンストレーション、セッション参加者を交えた現在と今後についてのディスカッションを予定しています。
アジェンダ
会話ゲーム「人狼」を日本語で自動プレイする「人狼知能大会自然言語部門」を事前に実施し、その概要と結果を説明(狩野芳伸・静岡大学、20分)、各参加チームから手法の説明(未定・30分)、人間との対戦を含めたデモンストレーション(20分)、セッション参加者を交えた現在と今後についてのディスカッション(30分)を予定。
詳細な内容
https://sites.google.com/view/aiwolfdial2024jp/
KS-9 AI標準化の現状
5月28日(火) 13:00~16:40
H会場
企画オーガナイザ
- 杉村 領一(産総研)
- 津本 周作(島根大学)
- 井崎 武志(NVIDIA)
- 清田 陽司(LITTEL)
- 牧田 光晴(LINE)
- 佐久間 洋司(東京大学)
概要
セッションのねらい: 2017年にAIの標準化に関する ISO SC42が設立されて7年になるが、そのカバーする領域は年々大きくなっていて、全体像をつかむことは難しくなってきている。本セッションでは、SC42においてキーになる話題についてピックアップして、SC42のメンバが報告・議論する。
アジェンダ
1. AI標準化世界視点 杉村領一【産総研】(15分) 2. Human Machine Teaming 丸山文宏【産総研】(25分) 3. AIのユースケース 鄭育昌【富士通】(25分) 4. データ品質 金京淑【産総研】(25分) 5. 認定・認証 高村博紀【JQA】(25分) <休憩 10分> 6. L.L.M. / Generative AI 細川宣啓【日本IBM】今井健【東大】25分 7. NIST最新事情 坂本静生【NEC】(25分) 生成AIで新たに露呈する脆弱性を始め、AIシステムには従来のサイバーセキュリティだけにとどまらないリスク管理が求められている。本講演では、米国NISTが2022年1月に発行したAIリスク管理フレームワークに基づき、その概要と位置づけ、さらに国際標準であるAIマネージメント標準であるISO/IEC 42001との関連について述べる。 8. Human Oversight 最新事情 江川尚志【産総研】25分
KS-10 人工知能学会公式コンペティション
5月31日(金) 9:00~10:40
H会場
企画オーガナイザ
- 是枝 祐太(株式会社日立製作所)
- 東中 竜一郎(名古屋大学)
- 原田 慧(電気通信大学)
概要
人工知能分野の活性化への貢献を目指し、人工知能学会の新しい取り組みとして、人工知能分野の発展に寄与すると考えられるコンペティションの開催を経済面・広報面で支援する制度を2023年度に開始しました。本企画セッションでは、本制度で採択したコンペティションの成果を発表いただくとともに、人工知能分野におけるコンペティションの展望について議論します。
アジェンダ
人工知能学会コンペティション開催支援制度に採択された4コンペティションの成果をご講演いただきます。発表の順番は前後する可能性があるため、最新の情報は企画セッションホームページをご覧ください。 1. 講演「人工知能学会コンペティション開催支援制度について」 (10分) 2. 講演 「超知能がある未来社会のシナリオコンテスト」 (15分) 3. 表彰式・講演「超知能がある未来社会のシナリオコンテスト受賞作品の表彰ならびに発表」(15分) 4. 講演「地球惑星科学の深層学習モデル開発にチャレンジ!」 (25分) 5. 講演「全国中高生AI・DS探究コンペティション2023」(20分) 6. 講演「第3回教育データ分析コンテスト」(15分)
詳細な内容
https://www.ai-gakkai.or.jp/competition-convening-support-jsai2024/
KS-11 人間とAIが協調して学習するデジタル空間を活用した社会構築にむけて
5月28日(火) 17:00~18:40
H会場
企画オーガナイザ
- 西田 遼(産業技術総合研究所)
- 大滝 啓介(豊田中央研究所)
- 竹内 孝(京都大学)
概要
デジタルツインやVR、シミュレーションなど現実世界をデジタル空間に再現する技術の進化および活用が加速している。本セッションでは、デジタル空間での人間行動データの収集や、デジタル空間を用いた人間の効率的な学習、さらにはデジタル空間内で取得した行動データを用いたAIのアップデートなど、デジタル空間を活用することで人間やAIが効率的かつ高精度に学習を行う可能性について議論する。
アジェンダ
・企画説明:西田遼(産業技術総合研究所)(15分) ・招待講演1:大隈隆史(産業技術総合研究所)(15分) ・招待講演2:吉村貴克 (豊田中央研究所)(15分) ・招待講演3:高野雅典(サイバーエージェント)(15分) ・パネルディスカッション・会場質疑(35分)
KS-12 信頼されない?AI ♯1 ~社会とAIの新しいつながりを考える~
5月31日(金) 14:00~15:40
H会場
企画オーガナイザ
- 竹内 孝(京都大学 大学院情報学研究科)
- 谷中 瞳(東京大学 大学院情報理工学系研究科)
- 松原 崇(大阪大学 大学院基礎工学研究科)
概要
大規模言語モデルの登場以降、人工知能(AI)は誰でも使えるツールの1つとなり、私たちの暮らしや生活に身近な存在となりつつあリます。ビッグデータや深層学習が注目を集めた一昔前では、AIは一部の研究者や技術者の扱う道具でしたが、多くの人がAIを対話形式で使用する段階において、AIの信頼性はこれまで以上に社会の重要なトピックとなるでしょう。 そこで「AIは信頼できるのか?」というテーマに対し、若手の研究者がそれぞれに信頼性の問題を定め、解決に取り組んだ最新の研究事例を紹介します。また、これらの研究事例に対し、多様な分野の専門家を交えたオープンなパネルディスカッションを行います。 ディスカッションには、「コンピュータビジョンにおけるAIの評価の研究者」である大谷まゆ氏、「科学哲学、特に生物学(進化論)の哲学、統計学の哲学の研究者」である大塚 淳氏、「学術書編集や科学技術政策の調査」に関わってきた丸山隆一氏をお招きします。 本企画では、多様な視点から見たAIの信頼性や、AIをさらに一段階社会の生活に馴染ませ、浸透させるための方法論について議論を深める機会の提供を目指します。
アジェンダ
ライトニングトーク(5分x8=40分) 菅原 朔 (国立情報学研究所 コンテンツ科学研究系 助教) 竹内 孝 (京都大学 大学院情報学研究科 講師) 西田 知史 (情報通信研究機構 脳情報通信融合研究センター 主任研究員) 原 聡 (大阪大学 産業科学研究所 准教授) 藤井 慶輔 (名古屋大学 大学院情報学研究科 准教授) 松原 崇 (大阪大学 大学院基礎工学研究科 准教授) 谷中 瞳 (東京大学 大学院情報理工学系研究科 准教授) 岸田 昌子 (国立情報学研究所 情報学プリンシプル研究系 准教授) パネルディスカッション(60分) 大谷まゆ(サイバーエージェントAILab) 大塚 淳 (京都大学 大学院文学研究科 准教授) 丸山 隆一 (編集者) +上記研究者8名
詳細な内容
https://sites.google.com/view/untrustworthyai/home
KS-13 AIと安全保障
5月28日(火) 13:00~14:40
A会場
企画オーガナイザ
- 中川 裕志(理化学研究所)
- 武田 英明(国立情報学研究所)
- 大屋 雄裕(慶應義塾大学)
- 神崎 宣次(南山大学)
概要
生成AIの登場を皮切りにAI研究・開発・サービス導入についての規制やガイドラインについての議論が国際的に活発化しています.規制についてもEU,アメリカ,日本では温度差がありますが,国際協調をとりつつ,日本としてAI研究開発を戦略的に進める必要があります.また,経済安全保障に加えて,安全保障の観点からもAI研究開発についても具体的な姿勢を示すことが求められつつあります.本企画セッションでは,LAWS分野で活躍されている佐藤丙午教授に招待講演いただき,続いて学会倫理委員会による当該分野における熱い議論を展開させます.
アジェンダ
趣旨説明+ミニトーク 10分 栗原 聡(慶應義塾大学) 招待講演 30分 佐藤丙午(拓殖大学)「LAWSに関する国際状況(仮題)」 ミニトーク1 7分 中川 裕志(理化学研究所・革新知能統合研究センター) ミニトーク2 7分 武田 英明(国立情報学研究所) ミニトーク3 7分 大屋 雄裕(慶應義塾大学) ミニトーク4 7分 浅川 直輝(日経BP社) ミニトーク5 7分 神崎 宣次(南山大学) 全体討論 テーマ(日本はどうする?) 25分 主なキーワード:AIと安全保障,経済安全保障,AI規制,AI倫理,自律汎用AI
KS-14 AIの研究開発・社会実装・普及からみるイノベーション・メカニズムの分析
5月29日(水) 13:30~17:10
H会場
企画オーガナイザ
- 津本 周作(島根大学)
- 清田 陽司(LITTEL)
- 藤田 和子(正林国際特許商標事務所)
- 仲上 祐斗(日本知財標準事務所(JIPS))
概要
セッションのねらい: AIの標準化は、プロセスイノベーションに深い関わりをもっている。本セッションでは、標準化を軸に、プロセスイノベーションに関わるいくつかの話題について報告し、最後に標準化に関わる人材育成を含めたパネル討論を行う。
アジェンダ
1. 標準化におけるアカデミアとの連携政策 武重竜男 【経済産業省産業技術環境局国際電気標準課 課長】(20分) 2. AI時代の特許と標準 藤田和子 【正林国際特許商標事務所/経済産業省大臣官房臨時専門アドバイザー】 (20分) 3. 標準化視点での欧州AIイノベーションシステム 仲上祐斗 【日本知財標準/京大】(20分) 4. INFOSTAの取り組み 清田陽司【麗澤大/LIFULL】(20分) 5. <休憩 15分> 6. HMT計画革新で育成すべき汎用的基礎力【鈴木羽留香(慶應義塾大学】(20分) 7. パーソナルAI 橋田浩一 【理研】 (20分+討論10分) 8. パネル討論: 標準化のプロセスに必要な人材の育成とは (60分) 司会: 佐久間洋司 (東京大学), 津本周作 (島根大学) パネリスト: 橋田浩一, 杉村領一(産総研), 丸山文宏 (産総研), 坂本静生 (NEC), 高村博紀 (JQA)
KS-15 医療AIにおける薬事と倫理
5月29日(水) 17:30~19:10
J会場
企画オーガナイザ
- 藤原 幸一(名古屋大学)
- 久保 孝富(奈良先端科学技術大学院大学)
概要
機械学習・AI技術の医療分野における活用が期待されていますが,多くの工学・情報系の研究者,エンジニアは,主にAIモデルの開発のみ注力しています.そのため,開発したAIを医療者や患者が実際にどのように使うかの明確なイメージが欠落している,実用化において不可欠である薬事を見通した開発プロセスを辿れていないといった例もしばしば見受けられます.また,医療AIの実用化には,データ収集を含めた研究段階から医学研究としての倫理面も含めた適切な開発プロセスが求められます.本企画セッションでは,PMDAの審査官や法学の専門家を招いて,工学・情報系の研究者,エンジニアに向けた医療AIにまつわる薬事や,倫理,法律などについて解説いただきます.本セッションが,みなさまの医療AIの研究を,実用化ステップへと進める一助となれば,幸いです.
アジェンダ
招待講演1:プログラム医療機器の薬事規制について(25分) 招待講演2:医療機器分野におけるAIの規制の整合化及び国際標準化の動向(25分) 招待講演3:医療AIをめぐるELSI(25分) パネルディスカッション(25分)
詳細な内容
https://sites.google.com/view/jsai-medical-ai/index
KS-16 空間情報システムから空間知能システムへ/GIS・AIのコンバージェンス ワークショップ(人流データ編)
5月29日(水) 15:30~17:10
J会場
企画オーガナイザ
- 福井 エドワード(SinglaChain株式会社)
- 厳 網林(慶応大学)
- 片山 耕治(政策研究大学院大学)
- 大場 章弘(中央大学)
概要
1)GISの分野から企業、アカデミア、行政の有する人流データについて、オープンな活用の動向の紹介 2)生成AIによる空間情報の分析の手法:ハンズオンセッション
アジェンダ
招待講演1 (20分) 招待講演2 (20分) 招待講演3 (20分) ハンズオンセッション (40分)
詳細な内容
KS-17 次世代AIモデルの研究開発へ
5月30日(木) 15:30~17:10
H会場
企画オーガナイザ
- 福島 俊一(科学技術振興機構)
- 尾形 哲也(早稲田大学)
- 谷口 忠大(京都大学、立命館大学)
- 牛久 祥孝(オムロンサイニックエックス)
概要
基盤モデル・生成AIが驚異的な性能を示し、社会的ブームを生んでいるが、計算資源、論理性、実世界操作(身体性)、安全性・信頼性などの面で課題を有する。後追い開発・応用開発が活発化する一方で、これらの課題を克服する次世代AIモデルの研究開発を目指したい。この狙いに沿って、科学技術振興機構研究開発戦略センターからの戦略提言の内容を紹介し、人間知能、身体性、哲学、人間AI協働などを含む幅広い観点からパネル討論を行う。
アジェンダ
(1)講演「次世代AIモデル研究開発の動向と戦略」20分 福島俊一(科学技術振興機構) (2)パネル討論 80分(各パネリストからの話題提供+討論・質疑) モデレータ:福島俊一(科学技術振興機構) パネリスト: 牛久祥孝(オムロンサイニックエックス) 尾形哲也(早稲田大学) 谷口忠大(京都大学、立命館大学) 三宅陽一郎(スクウェア・エニックス) 山川宏(全脳アーキテクチャイニシアティブ)
詳細な内容
https://www.jst.go.jp/crds/sympo/JSAI2024/index.html
KS-18 楽器の街・浜松で考える《Music×AI》の未来
5月29日(水) 9:00~10:40
H会場
企画オーガナイザ
- 北原 鉄朗(日本大学)
- 中村 栄太(京都大学)
- 浜中 雅俊(理研)
概要
生成系AIがブームになり人々の生活を変えようとしている。絵画や自然言語においては自動生成や制作支援など、創造性を発揮したい人間のパートナーとしての活用が検討されている。老若男女問わず人気のあるエンターテインメントであり、芸術メディアで情動表現メディアでもある「音楽」にも、当然同様の波は届きつつある。本企画では、「音楽×AI」に様々な方面から取り組む専門家をお呼びして、AIの発展により音楽という文化がどう変化し、音楽を楽しむ我々に何をもたらすのかを議論する。
アジェンダ
本企画セッションでは、以下の5名の専門家によるポジショントークを行い、その後に、音楽とAIに関する3つのトピックに関するパネルディスカッションを行う。最後にセッションをまとめる時間を設ける。 ・北原 鉄朗(日本大学文理学部) ※モデレータ 専門:音楽情報処理、作曲支援、即興演奏支援など ・中村 栄太(九州大学) 専門:音楽情報処理、芸術文化の進化科学 ・前澤 陽(ヤマハ株式会社) 専門:音楽情報処理、AI合奏技術、AI演奏表情付け ・徳井 直生(アーティスト、Qosmo/Neutone) 専門:計算論的創造性、音楽、メディアアート ・増田 聡(大阪公立大) 専門:音楽美学、メディア論、著作権論 1 自己紹介+ポジショントーク(6分×5人=30分) 2 議論「AIは音楽や音楽を楽しむ我々をどう変えうるか」(15~20分) 3 議論「AIは音楽における創造性を獲得できるのか」(15~20分) 4 議論「AIは音楽を作りたい人間のパートナーになりうるか」(15~20分) 5 まとめ(5分)
KS-19 金融分野における大規模言語モデルの活用
5月29日(水) 9:00~10:40
J会場
企画オーガナイザ
- 和泉 潔(東京大学)
- 村山 友理(東京大学)
- 鈴木 雅弘(日興アセットマネジメント株式会社/東京大学)
- 高柳 剛弘(東京大学)
- 中筋 渉太(東京大学)
- 小林 涼太郎(東京大学)
- 山本 蒔志(東京大学)
概要
金融分野における大規模言語モデル (Large Language Model; LLM) を用いた応用例及び極性分析、テキストマイニング、対話シミュレーション、ドメイン適応に対する研究の紹介を通して、LLMが金融業界にとってどのような価値をもたらすのか、多様な観点からの洞察を提供する。パネルディスカッションでは金融実務家にご登壇いただき、これからの方向性と課題について議論を行う。
アジェンダ
- 趣旨説明(5分):和泉潔(東大) - 金融分野におけるLLM応用例紹介(15分):村山友理(東大) - 金融テキストを用いた極性分析に対するLLMの有用性の検証(15分):村山友理、中筋渉太(東大)、鈴木雅弘(日興アセットマネジメント/東大) - 因果情報に注目した金融テキストマイニングに対するLLMの有用性の検証(15分):小林涼太郎(東大)、高柳剛弘(東大)、鈴木雅弘 - LLM対話シミュレーションによる金融リテール活動支援(15分):山本蒔志(東大)、高柳剛弘 - LLMの金融ドメイン適応(15分):鈴木雅弘 - パネルディスカッション(20分): 登壇者:伊藤央峻(日興リサーチセンター株式会社)、廣瀬勇秀(三井住友DSアセットマネジメント)、加藤惇雄(大和証券)
KS-20 データエンジニアリングで育むデータの価値 ~データサイエンスを加速させる産学それぞれの視点~
5月30日(木) 15:30~17:10
J会場
企画オーガナイザ
- 齋藤 祐希(NTTデータ)
- 福永 真一(塩野義製薬)
- 小林 雅行(塩野義製薬)
概要
データ活用の重要性が増していく中で,データの収集・蓄積が進められ,データサイエンスが日々進歩してきた. データサイエンスの更なる発展のためには,データを集めるだけに留まらず,それらデータを使えるよう適切な加工し,整備された解析基盤の構築が必要である.さらに,AI開発からその実装やサービス展開においてはハードルも多く,解析プラットフォームの整備に加え,開発サイドと運用サイドを繋ぐMLOpsの考え方も広がりを見せている. このような背景から海外では,データエンジニアリングの重要性が認知され,データエンジニアが職種として認知されつつあり,日本においても,データを意味ある形で使えることを実現するデータエンジニアリングの重要性が今後さらに増すことが想定される.本セッションでは,アカデミア,ビジネスの両側面から考えるデータエンジニアの役割や求めるもの,そして今後の期待について議論したい.
アジェンダ
企画内容:イントロダクション(塩野義製薬 福永真一,5分) 講演①:アカデミアが考えるデータマネジメントの人材育成(京都女子大学 道越 秀吾,20分) 講演②:データ利活用を加速させるデータカタログ(塩野義製薬 雑賀恵美,10分) 講演③:データから豊かな価値を紡ぎ出す人材を育む(大妻女子大学 小野陽子,20分) 講演④:製薬企業におけるデータサイエンスの進化と変遷(塩野義製薬 小林雅行,10分) 講演⑤:現役データエンジニアが語るデータエンジニアリングの重要性と事例紹介(NTTデータ 齋藤祐希,20分) 総合討論・Q&A 15分