第5回 そもそもAIって?文系理系なんて関係ないぞ!

第5回は、そもそも人工知能って何?人工知能の研究って理系の人がするんでしょ?という、「そもそも」を考えていきたいと思います。講師は栗原聡先生と鳥海不二夫先生です。栗原先生は人工知能の研究を長年されており、たくさんのメディアにご出演されています。そもそも「知能」とは?という疑問から、今後の人工知能技術の行方について皆さんと一緒に考えていきたいと思います。鳥海不二夫先生は計算社会科学という新たな学問分野のご研究をされています。人工知能は理系の人だけが研究や技術開発をする領域ではありません。文系理系は関係なく、様々なバックグラウンドを持つ研究者や技術開発者がいます。人工知能が発展したからこそ新しくできた学問分野を知りましょう。

第5回は二日間行いますが、二日間とも同じ内容の講座です。いずれかの一日を受講してください。

  • 開催日:
    • 8月6日(火)午後2時~4時45分(受付開始:午後1時30分を予定) 中止となりました
    • 8月7日(水)午前9時45分~12時30分(受付開始:午前9時30分を予定)
  • 開催場所:那覇市IT創造館 大会議室
  • 各日定員:45名(中学生、高校生、高専生と大学1~2年の対象とします。必要に応じて抽選を行います。)
  • 参加申込〆切:8月5日(月)午後3時(再々延長しました)
  • 結果送付:7月29日(月)以降随時行います。

講師の紹介

栗原 聡(くりはら さとし)

慶應義塾大学 理工学部 教授/慶應義塾大学共生知能創発社会研究センター センター長/慶應AIC生成AIラボ ラボ長。慶應義塾大学大学院理工学研究科修了。博士(工学)。NTT基礎研究所、大阪大学、電気通信大学を経て、2018年より現職。科学技術振興機構(JST)さきがけ「社会変革基盤」領域統括。人工知能学会会長・倫理委員会委員長。オムロンサイニックエックス社外取締役、総務省・情報通信法学研究会構成員など。マルチエージェント、複雑ネットワーク科学、計算社会科学などの研究に従事。著書『AI兵器と未来社会キラーロボットの正体』(朝日新書)、編集『人工知能学事典』(共立出版、2017)など多数。

鳥海 不二夫(とりうみ ふじお)

2004年、東京工業大学大学院理工学研究科機械制御システム工学専攻博士課程修了(博士(工学))、同年名古屋大学情報科学研究科助手、2007年同助教、2012年東京大学大学院工学系研究科准教授、2021年同教授。計算社会科学、人工知能技術の社会応用などの研究に従事。計算社会科学会副会長。情報法制研究所理事。人工知能学会編集委員会編集長。電子情報通信学会、情報処理学会、日本社会情報学会、AAAI各会員。「科学技術への顕著な貢献2018(ナイスステップな研究者)」。主な著書に「強いAI・弱いAI 研究者に聞く人工知能の実像」「計算社会科学入門」「デジタル空間とどう向き合うか 情報的健康の実現をめざして」。

講座タイトル(栗原先生)

そもそもAIって何?

概要(栗原先生)

人工的に知能を作ろうというのが人工知能研究に取り組む研究者達の究極の目的です。ですが、そもそも「知能」とは何なのでしょう? 読み書きできて計算できることが知能なのでしょうか? アリや犬や鳥には知能はないのでしょうか? コンピュータで知能を作ろうとする取り組みは70年くらい前に始まりました。人工知能の実現に取り組んできた70年を振り返りつつ、現在の人工知能がどこまで進化してきたのか、そして、これから人工知能はどのように発展し、人間と人工知能の関係はどうなっていくのかについて皆で考えてみましょう。

来るべき人とAIとのインタラクション

講座タイトル(鳥海先生)

文系・理系のその先へ!計算社会科学への招待

概要(鳥海先生)

大学の勉強することは理系と文系に分けられる。そう考えてはいないだろうか?工学や理学は理系、経済学や文学は文系と言われているが、実際の学問とはそれほど簡単に二分できるものばかりではない。本講演では、文系と理系が融合して研究を推し進める計算社会科学を紹介する。AIやデータサイエンスといった理系の技術を社会科学に応用する例として、ソーシャルメディアの分析を中心に紹介する。

プログラム

<8月6日(火)> 中止となりました

<8月7日(水)>

  • 9:45~9:55:オープニング
  • 9:55~10:55:栗原聡先生「そもそもAIって何?」
  • 10:55~11:15:休憩
  • 11:15~12:15:鳥海不二夫先生「文系・理系のその先へ!計算社会科学への招待」
  • 12:15~12:30:クロージング

参加申込

参加申込を終了しました。