企画セッション


企画セッション一覧

  • KS-1 Recent Trends in Open-world Continual Learning (オープンワールド継続学習に関する最新動向)(黒川 茂莉,熊谷 亘)
  • KS-2 人の創造力はAIとの共進化によりどのように変化するか?(松原 仁,村井 源,三宅 陽一郎,稲葉 通将,橋本 敦史)
  • KS-3 アートにおいても敗北しつつある人間 〜人の美意識もAIにハックされるのか?〜(中川 裕志,武田 英明,大屋 雄裕,高橋 未玲)
  • KS-4 人工知能とトラスト(福島 俊一,上村 健,相澤 彰子,有村 博紀)
  • KS-5 社会変革基盤の共創における共生インタラクション(栗原 聡,間瀬 健二)
  • KS-6 2025年大阪・関西万博が描く未来社会と人工知能(佐久間 洋司,本村 陽一)
  • KS-7 人工知能学会英文誌 New Generation Computing と人工知能(沼尾 正行, 松尾 豊,市瀬 龍太郎,清田 陽司)
  • KS-8 少子高齢化と「住まい」産業のDXを考える(清田 陽司,山崎 俊彦,諏訪 博彦,橋本 武彦,清水 千弘)
  • KS-9 AIは仕掛学の夢を見るか?(松村 真宏,松下 光範,荒川 豊)
  • KS-10 AIコンペティション「ブルーカーボン・ダイナミクスを可視化せよ!」成果報告会(久保田 康裕,塩野 貴之,五十里 翔吾,楠本 聞太郎,竹内 彰一,新保 仁,重藤 優太郎,吉川 友也)
  • KS-11 街の時空間デジタルツインと人工知能 〜B5Gネットワークをイネーブラとして〜(田村 雅之,大越 匡,廣井 慧,豊田 正史,堀口 良太,青木 崇行,池本 智)
  • KS-12 中学高校大学から一般向けまでのデータサイエンス教育の現状と課題(林 宏樹,林 兵馬,大里 隆也,笹嶋 宗彦)
  • KS-13 コミュニケーションツールとしてのAIマップ(大向 一輝,本村 陽一,砂川 英一)
  • KS-15 コンピュータサイエンス・人工知能分野における多様性・公平性・包摂性(高野 雅典,長倉 克枝)
  • KS-16 人間と共生する対話システムの展望(新保 史生,内田 貴久,吉川 雄一郎,東中 竜一郎)
  • KS-17 オンデマンド交通と地域連携 — マルチエージェント社会シミュレーションによる展開 —(野田 五十樹,金森 亮)
  • KS-18 AI関連標準仕様を理解する(杉村 領一,太田 唯子,牧田 光晴,津本 周作)
  • KS-19 Affective Computing研究のための国際・国内活動(寺田 和憲,熊野 史朗,鈴木 健嗣)
  • KS-20 ゲームAI研究の新展開(伊藤 毅志,伊藤 毅志,山本 雅人,片寄 晴弘,池田 心)
  • KS-21 オープンサイエンス推進に向けた産学におけるデータマネジメントと利活用の取組と展望(飛田 英祐,山田 知美,渡邉 慶,秦 彩乃)
  • KS-22 地球惑星科学におけるAI活用の新展開(高橋 幸弘,津本 周作,福井 健一)
  • KS-23 AI哲学マップ・総括セッション(三宅 陽一郎,大内 孝子)
  • KS-24 人工知能と虚構の科学(大澤 博隆,難波 優輝,清河 幸子,西中 美和,宮本 道人)

KS-1 Recent Trends in Open-world Continual Learning
(オープンワールド継続学習に関する最新動向)

*本企画セッションは英語で行われます

6月6日(火) 13:00~14:40

A会場

企画オーガナイザ

  • 黒川 茂莉(KDDI総合研究所)
  • 熊谷 亘(東京大学)

概要

(Japanese follows English)
Regarding diversified data and tasks related to ML, Continual Learning (CL) that incrementally learns them with a single model has attracted much attention recently. In this session, we call CL that works in the world with unknowns or with no restricted domains “”Open-world CL (OWCL).”” We will explain the direction and related technologies of OWCL. After the talks from the following presenters, all presenters will hold a panel discussion.

機械学習で扱うデータ、タスクが多様化するなかで、1つのモデルで多様なデータ・タスクに逐次的に適応することを目指す継続学習が注目を集めている。本セッションでは、与えられたドメインに閉じずより広い世界から情報を取り込み発展する継続学習を「オープンワールド継続学習」と呼びその方向性、関連技術について解説する。下記登壇予定者の講演後、パネルディスカッションを開催する予定。

アジェンダ

(Japanese follows English)
Invited Talks (70 min including Q&A):
 Prof. Bing Liu (The University of Illinois at Chicago, UIC)
 Assistant Prof. Wataru Kumagai (The University of Tokyo)
 Ryo Karakida (National Institute of Advanced Industrial Science and Technology, AIST)
 Tatsuya Konishi (KDDI Research, Inc.)

Panel Discussion (30 min):
 All Invited Speakers
 Facilitator: Mori Kurokawa (KDDI Research, Inc.)

招待講演 (70分;QA含む)
 Bing Liu 教授 (イリノイ大学シカゴ校)
 熊谷 亘 特任助教 (東京大学)
 唐木田 亮 氏 (産業技術総合研究所)
 小西 達也 氏 (KDDI総合研究所)

パネルディスカッション (30分)
 招待講演者全員
 司会:黒川 茂莉 (KDDI総合研究所)

KS-2 人の創造力はAIとの共進化によりどのように変化するか?

6月8日(木) 15:30~17:10

C会場

企画オーガナイザ

  • 松原 仁(東京大学)
  • 村井 源(公立はこだて未来大学)
  • 三宅 陽一郎(立教大学)
  • 稲葉 通将(電気通信大学)
  • 橋本 敦史(オムロンサイニックエックス・慶應義塾大学)

概要

AIを含むIT技術の主たる用途は定型的作業の効率化・合理化が主たる目的である.一方,ゼロから生み出す創造的作業はまだまだ人間にしかできず、『創造』なくして社会の前進はない.多様なコンテンツを生成・配信できるインフラが急速に発展しつつあり,消費者の多様化と新しいコンテンツを求める貪欲さが増す中、新しいストーリー・シナリオの供給という創造的作業への負荷が急速に高まっており、創造的作業の効率化のためのAI 活用が期待されているという現状もある.そこで,本セッションではNEDO人と共に進化する次世代人工知能に関する技術開発事業にて実施されている「インタラクティブなストーリー型コンテンツ創作支援基盤の開発」に関わるメンバーを中心として,AIによる人の創造性サポートの可能性についてAI研究者とトップクリエイターにて熱く討論する.

アジェンダ

・趣旨説明 栗原 聡〔慶應義塾大学〕
・技術紹介 物語構造分析について 村井 源〔公立はこだて未来大学〕
・技術紹介 プロット生成について 栗原 聡〔慶應義塾大学〕
・技術紹介 キャラクター画像生成について 橋本敦史〔オムロンサイニックエックス/慶應義塾大学〕
・技術紹介 セリフ生成について 稲葉通将〔電気通信大学〕
・パネル討論 (司会:栗原 聡〔慶應義塾大学〕)
   パネラー:
松原 仁〔東京大学〕
三宅陽一郎〔立教大学〕
手塚 眞〔ネオンテトラ〕
石渡正人〔手塚プロダクション〕
山野辺一記〔エッジワークス〕

詳細な内容

https://sites.google.com/view/nedocontents/

KS-3 アートにおいても敗北しつつある人間 〜人の美意識もAIにハックされるのか?〜

6月6日(火) 15:00~16:40

A会場

企画オーガナイザ

  • 中川 裕志(理化学研究所革新知能統合研究センター)
  • 武田 英明(国立情報学研究所)
  • 大屋 雄裕(慶應義塾大学法学部法律学科)
  • 高橋 未玲(CuePoint)

概要

ChatGPTや画像生成AIの基盤となるFoundation Modelの登場により,AIの民主化という大きな転換が始まった.画像生成AIにおいてはアートの世界において深刻な混乱を巻き起こしている.まさに,急速に進化しつつあるAIと人との本格的な衝突のフェーズに突入したと言えよう.今後どのような展開となるのであろうか? 将棋や囲碁におけるAIがよい例であるが,我々は追いつく技術に対して敵意を持ち,そして抜かれて敗北感を感じるものの,気がつけば当たり前のようにその技術に頼るようになる.こればアートのような美意識においても,Foundation Modelに対して同じ展開となるのであろうか? 本セッションでは,倫理委員会メンバーに加えてプロのアーティストを交えて,進化するAIと人の今後の関係について熱く議論する.

アジェンダ

趣旨説明 栗原 5分
ミニトーク1  10分 中川 裕志氏
ミニトーク2  10分 武田 英明氏
ミニトーク3  10分 大屋 雄裕氏
ミニトーク4  10分 高橋 未玲氏
ミニトーク5  10分 中ザワヒデキ氏(人工知能美学芸術研究会)※招待者
コーディネータ 栗原 聡氏(慶應義塾大学)
討論 45分
     (AI研究者2名,クリエイター3名)

KS-4 人工知能とトラスト

6月7日(水) 9:00~10:40

B会場

企画オーガナイザ

  • 福島 俊一(科学技術振興機構)
  • 上村 健(科学技術振興機構)
  • 相澤 彰子(国立情報学研究所)
  • 有村 博紀(北海道大学)

概要

人工知能(AI)技術が社会に広がりつつありますが、ブラックボックスとも言われ、想定外の振る舞いを起こし得る(動作保証が難しい)ことや、フェイク生成の悪用問題など、AIをめぐるトラスト(信頼)に関する社会的懸念が高まっています。本企画セッションでは、この懸念に対する研究開発の方向性や最新の研究事例を紹介します。

アジェンダ

(1)福島俊一(JST CRDS)「デジタル社会における新たなトラスト形成」戦略プロポーザル紹介
(2)越前功(NII)「インフォデミックを克服するソーシャル情報基盤技術」信頼されるAIシステムCREST研究紹介
(3)山田誠二(NII)「納得感のある人間-AI協調意思決定を目指す信頼インタラクションデザインの基盤構築と社会浸透」信頼されるAIシステムCREST研究紹介
(4)西田知史(NICT)「脳情報に基づいたAIの信頼性評価技術の開発」信頼されるAIさきがけ研究紹介
(5)中川裕志(理研AIP)「AI 応用システムのトラスト関するに社会調査」PATH-AI:RISTEX-HITE研究紹介
(6)湯淺墾道(明治大)「AI利活用とトラスト」(仮)※4月末以降に詳細情報URLに内容掲載
(7)質疑・議論
各講演10-15分程度、質疑は最後にまとめて行います。

詳細な内容

https://www.jst.go.jp/crds/sympo/20230607_JSAI/index.html

KS-5 社会変革基盤の共創における共生インタラクション

6月8日(木) 9:00~10:40

C会場

企画オーガナイザ

  • 栗原 聡(慶應義塾大学)
  • 間瀬 健二(名古屋大学)

概要

複雑でマルチスケールな社会状況を適切に社会シミュレーションに反映させるためには,多様なデータ内包される個人・コミュニティ・社会の行動・ネットワーク特性や関心・嗜好などの情報の活用が必須です.2022年にスタートしたJSTさきがけ「文理融合による人と社会の変革基盤技術の共創」は,行動変容等の社会変革に向けた基盤として、様々なスケール・種類のデータから人や社会を解析する技術,それに基づいたシミュレーションにより政策シナリオ等を導出する技術を,人文・社会科学と自然科学の融合によって共創することを目指しています.
一方,シミュレーションにおいても実社会においても基盤となるのはインタラクションです.特に知能化する環境と拡張される人間との新しい共生社会におけるインタラクションをデザインすることが急務となっており,JST CREST「人間と情報環境の共生インタラクション基盤技術の創出と展開」は,人間・機械・情報環境からなる共生社会におけるインタラクションに関する理解を深め,多様な形態でのインタラクションを高度に支援する情報基盤技術の創出と展開を目指しています.
本セッションでは,両領域の研究をいくつか紹介するとともに,共生インタラクションの観点から社会変革基盤の共創についてのパネル討論を行います.

アジェンダ

・趣旨説明 栗原 聡(慶應義塾大学理工学部)
・さきがけ「文理融合による人と社会の変革基盤技術の共創」領域説明 栗原 聡(慶應義塾大学理工学部)
・CREST「人間と情報環境の共生インタラクション基盤技術の創出と展開」領域説明 間瀬 健二(名古屋大学)
・CREST研究紹介 鈴木 健嗣(筑波大学)「ソーシャル・シグナルの共有と拡張による共感的行動の支援」
・さきがけ研究紹介 金 惠璘(科学技術振興機構)「良い集合的決定の心理・インタラクション基盤の究明」
・CREST研究紹介 塩見 昌裕(国際電気通信基礎技術研究所) 「ソーシャルタッチの計算論的解明とロボットへの応用」
・さきがけ研究紹介 善甫 啓一(筑波大学)「非整数人から成るサービスアクターキメラによる価値共創」
・全体討論

詳細な内容

https://sites.google.com/view/jsai2023-ks05/

KS-6 2025年大阪・関西万博が描く未来社会と人工知能

6月7日(水) 15:30~17:10

J会場

企画オーガナイザ

  • 佐久間 洋司(東京大学大学院)
  • 本村 陽一(産業技術総合研究所)

アジェンダ

1.イントロダクション(企画概要の紹介)(5分)
・本村 陽一(産業技術総合研究所)
2.2025年大阪・関西万博の概要およびバーチャル大阪パビリオンの構想について(20分)
・佐久間 洋司(大阪大学大学院/日本国際博覧会大阪パビリオン推進委員会
3.大阪商工会議所の大阪・関西万博に関する取り組みとリボーンチャレンジの募集(15分)
・松本 敬介氏(大阪商工会議所 産業部部長)
4.話題提供・パネルディスカッション(50分)
・SF作家の長谷 敏司氏より生成AIと創作について話題提供
・上記登壇者によるパネルディスカッション

KS-7 人工知能学会英文誌 New Generation Computing と人工知能

6月7日(水) 9:00~10:40

D会場

企画オーガナイザ

  • 沼尾 正行(大阪大学)
  • 松尾 豊(東京大学)
  • 市瀬 龍太郎(東京工業大学)
  • 清田 陽司(株式会社LIFULL)

概要

NGC 創刊40年を振り返り、これからの発展の方向を探る。

アジェンダ

登壇予定者:
上田和紀 (早稲田大学) 15分
沼尾 正行 (大阪大学) 15分
松尾 豊 (東京大学) 15分
市瀬龍太郎 (東京工業大学) 15分
清田陽司 (株式会社LIFULL) 15分
+パネルディスカッション (全体で100分)

KS-8 少子高齢化と「住まい」産業のDXを考える

6月7日(水) 17:30~19:10

C会場

企画オーガナイザ

  • 清田 陽司(株式会社LIFULL)
  • 山崎 俊彦(東京大学)
  • 諏訪 博彦(奈良先端科学技術大学院大学)
  • 橋本 武彦(株式会社GA technologies)
  • 清水 千弘(一橋大学)

概要

「住まい」に関連する産業は、いずれも巨大な市場規模(不動産: 45兆円、住宅リフォーム: 6兆円、建設: 57兆円など)を有し、多くの雇用を生み出すとともに、各地域の経済に大きな影響を及ぼしてきた。しかし、近年の少子高齢化の急激な進展は、住まいの市場にさまざまな問題を引き起こしつつある。空き家の増加、加齢によるニーズの変化と住宅ストックの不整合、さらにいわゆる2025年問題に伴う労働力の不足などの諸課題にどう取り組むかが、各地域の経済の行く末を大きく左右しかねない。
現在、住まいに関するAI技術、ビッグデータを生かして「住まい」に関する産業のデジタル変革(DX)を進めることが、こうした諸課題に取り組む上での強力な手段になることが期待されている。本企画セッションでは、少子高齢化の進展に伴う「住まい」の課題に取り組まれている方々をお招きし、AI技術、ビッグデータを新たな「住まい」産業の秩序形成に生かす方策を議論したい。

アジェンダ

・イントロダクション(企画趣旨の説明)(5分)

・パネリストからの研究事例紹介(20分×3)
 
 LIDAR測量、簡易BIMによるリノベ・維持管理へのデータ活用
  清水 哲志 氏(株式会社スターツ総合研究所 主幹研究員/スターツアセットマネジメント株式会社 新規事業開発室 課長)
  城戸 祐一 氏(スターツCAM株式会社 設計部 デジタルR&D LABO BIMテック開発室 副部長)

 リノベーション事業の最前線の話題(ビンテージビルの活⽤など)
  吉原 勝己 氏(スペースRデザイン株式会社 代表取締役)

地⽅⾃治体における⾼齢社会デザインへのビッグデータ活⽤ソリューション事例
  ⼤屋 誠 ⽒(ヤフー株式会社 データソリューション事業本部 パブリックエンゲージメント部部⻑)

・パネルディスカッション(35分)

 登壇者:清水 哲志 氏、城戸 祐一 氏、吉原 勝己 氏、⼤屋 誠 ⽒ + セッションオーガナイザー

詳細な内容

https://sites.google.com/view/realestate-ai/

KS-9 AIは仕掛学の夢を見るか?

6月6日(火) 13:00~14:40

P会場

企画オーガナイザ

  • 松村 真宏(大阪大学)
  • 松下 光範(関西大学)
  • 荒川 豊(九州大学)

概要

AIマップを見ると、仕掛学は、AI技術マップでは「ヒト・対話・情報」の近く、AIフロンティアマップでは「人・対話・情動」の近く、AI研究の現在マップでは「ヒューマンインタフェース」の近く、研究会マップでは「産業応用」「生活支援」「教育」の近くに配置されている。これらの情報から、仕掛学が人を対象とする幅広い分野と関わることが見てとれる。
しかし、AI研究者から見たときに仕掛学を研究してみたくなる要因が明らかでないため、AI研究者が仕掛学のコミュニティに参入する障壁が高かった。
そこで、本企画セッションでは、AI研究者にとっての仕掛学の位置付けや魅力を模索すべく、パネリストからHCI、行動変容IoT、行動経済学、不便益といった仕掛学と関連の深い分野から話題提供していただく。いろいろな分野から仕掛学の位置付けを明らかにすることで、仕掛学と人工知能との関係や、AI研究者にとっての仕掛学の魅力をあぶりだすことを試みる。

アジェンダ

・松村真宏(大阪大学)「AIマップに見る仕掛学の辺境さ」
・松下光範(関西大学)「HCI研究と仕掛学は仲良くできるか」
・荒川 豊(九州大学)「情報と意思決定」
・大向一輝(東京大学)「仕掛けとしてのAIマップ」
・林 良平(高知工科大)「『行動変容』と言う前に、どの行動は不変なのだろうか」
・平岡敏洋(JARI)「不便益と仕掛学から考えるこれからのモビリティ」(オンラインの可能性あり)
・全員でパネルディスカッション
(各自10分×6名、全体40分の合計100分)

KS-10 AIコンペティション「ブルーカーボン・ダイナミクスを可視化せよ!」成果報告会

6月9日(金) 14:00~15:40

C会場

企画オーガナイザ

  • 久保田 康裕(琉球大学)
  • 塩野 貴之(琉球大学)
  • 五十里 翔吾(琉球大学)
  • 楠本 聞太郎(九州大学)
  • 竹内 彰一(千葉工業大学)
  • 新保 仁(千葉工業大学)
  • 重藤 優太郎(千葉工業大学)
  • 吉川 友也(千葉工業大学)

概要

生物多様性に関連する問題を課題とする予測技術のコンペティションを2023年1月〜4月の間開催した。
コンペHP: https://signate.jp/competitions/936
(主催:Ocean180プロジェクトと千葉工業大学、共催:人工知能学会、協賛:株式会社シンク・ネイチャー)

本セッションではコンペの上位入賞3チームの発表及び表彰を行い、各入賞チームより構築した予測モデルや、与えられたデータセットの活用方法などについて報告していただく。

アジェンダ

1. 「背景、データの詳細、及びコンペの課題と結果について」 (20分)
・講演者:塩野貴之(琉球大学)、吉川友也(千葉工業大学)
2. 表彰式 (10分)
3. 入賞した3チームによる講演 (50分)
・各10分講演+5分質疑応答
4. 「人工知能が拓くネイチャーポジティブな未来:生物多様性ビッグデータを支えるアナリストコミュニティの構築にむけて」 (20分)
・講演者:久保田康裕(琉球大学)

KS-11 街の時空間デジタルツインと人工知能 〜B5Gネットワークをイネーブラとして〜

6月6日(火) 17:00~18:40

A会場

企画オーガナイザ

  • 田村 雅之(NTT東日本)
  • 大越 匡(慶應義塾大学)
  • 廣井 慧(京都大学)
  • 豊田 正史(東京大学)
  • 堀口 良太(株式会社アイ・トランスポート・ラボ)
  • 青木 崇行(カディンチェ株式会社)
  • 池本 智(株式会社ゼンリンデータコム)

概要

本セッションでは、AR/VR と Metaverse、マルチスケール社会シミュレーション、Cyber Physical System といった要素技術を用いて、人々が仮想空間内に作成/編集/共有する「未来像」を起点としてバックキャスト指向で動作する Cyber Physical System (CPS) オーケストレーションと Beyond5G ネットワークによる超解像度情報生成・配 信・アクチュエーションからなる未来都市情報基盤「FutureVerse」をテーマとします。このテーマに沿って、以下の各点で人工知能の可能性を議論します。

・実空間から3次元仮想空間にダイナミックなデジタルツインを生成するための、画像を対象とした人工知能の最新技術と今後の可能性や研究の方向性

・3次元仮想都市内で、未来社会をシミュレーションするための人工知能の最新技術と今後の可能性や研究の方向性

・3次元仮想都市内での人々の興味に基づいて、センサ等の実空間資源を最適配置するためのサイバーフィジカル人工知能の最新技術と今後の可能性や研究の方向性

アジェンダ

1.開会挨拶(5分)
 田村 雅之(NTT東日本)

2.招待講演(30分)
 徳田 英幸(NICT)  「Beyond 5Gが拓く未来と人工知能の可能性」

3. 講演(30分)
 大越 匡(慶大)他 「仮想未来都市の創造とバックキャスト指向CPS」

4. パネル討論(35分) 「Beyond 5G x 仮想未来都市の人工知能」
 モデレータ: 中澤仁(慶大)
 登壇者:徳田英幸(NICT),田村 雅之(NTT東日本),大越 匡(慶大), 栗原 聡(慶大), 廣井 慧(京大), 豊田 正史(東大), 堀口 良太(アイ・トランスポート・ラボ), 青木 崇行(カディンチェ), 池本 智(ゼンリンデータコム)

詳細な内容

https://future-ver.se/events/20230606/

KS-12 中学高校大学から一般向けまでのデータサイエンス教育の現状と課題

6月9日(金) 12:00~13:40

K会場

企画オーガナイザ

  • 林 宏樹(雲雀丘学園中学校・高等学校数学科/情報科)
  • 林 兵馬(神戸大学附属中等教育学校/神戸大学数理・データサイエンスセンター)
  • 大里 隆也(帝国データバンク/滋賀大学 データサイエンス・AIイノベーション研究推進センター)
  • 笹嶋 宗彦(兵庫県立大学 大学院情報科学研究科/社会情報科学部)

概要

本企画セッションでは,中学校から大学,社会人まで,データサイエンス人材育成の現場に携わる教員と研究者が,それぞれの取り組みと課題について紹介する.また後半では,会場の参加者も交えてパネルディスカッションを行う.

アジェンダ

(1)林兵馬( 神戸大学附属中等教育学校 ): 中高生向けデータサイエンスコンテストから見えたDS教育の現状と課題
(2)板井光輝(株式会社日立システムズ): データ利活用における大学生向けDS教育の現状と課題
(3)林宏樹( 雲雀丘学園中学校・高等学校 ): DS教育における高等学校教員コンソーシアムとその成果による授業実践
(4)大里隆也(帝国データバンク/滋賀大学):データサイエンス教育での産学連携における企業の実態と課題
パネルディスカッション
司会:笹嶋宗彦(兵庫県立大学)

KS-13 コミュニケーションツールとしてのAIマップ

6月9日(金) 14:00~15:40

D会場

企画オーガナイザ

  • 大向 一輝(東京大学)
  • 本村 陽一(産業技術総合研究所)
  • 砂川 英一(東芝)

概要

人工知能学会では、AIマップタスクフォースを組織し、2019年6月にAIマップβ、2020年6月にAIマップβ2.0を公開しました。現在はAIマップのデータ化・ウェブコンテンツ化と並行して、企業や大学での活用、他の学協会との連携を進めています。本セッションではAIマップを研究・ビジネスにおける組織内外のコミュニケーションツールとして活用する取り組みを紹介するとともに、今後の展開について議論します。

アジェンダ

パネリストによる話題提供(4名×15分)
・浅野優(日立)
・内野寛治(米国富士通研)
・砂川英一(東芝)
・大向一輝(東大)
参加者を交えたディスカッション(40分)

KS-15 コンピュータサイエンス・人工知能分野における多様性・公平性・包摂性

6月7日(水) 15:30~17:10

D会場

企画オーガナイザ

  • 高野 雅典(株式会社サイバーエージェント)
  • 長倉 克枝(株式会社日経BP)

概要

近年、さまざまな組織で多様性・公平性・包摂性(Diversity, Equity, and Inclusion; DE&I)が推進されている。組織(研究機関、学会、企業など)が特定の属性に偏っていることは、1) 他の属性の人がその組織がやっていることに参加する機会を妨げ、2) その組織の活動において特定属性以外の視点が欠落しがちになってしまうという、2つの側面で問題がある。
人工知能の普及に伴い利用者も多様化しており、多くの利用者に受け入れられるためには、AIシステム開発におけるDE&Iの視点が不可欠である。一方でコンピュータサイエンス・人工知能分野においても研究者・開発者の属性は偏りがちであり問題が指摘されている。本セッションでは公平な取り扱いのためのAI技術の研究者とコンピュータ・サイエンス分野でのDE&I推進をしている有識者によるパネルディスカッションを行う。

アジェンダ

・趣旨説明(15分) 高野雅典@サイバーエージェント
・招待講演1(15分)神嶌敏弘先生@産業技術総合研究所
・招待講演2(15分)斎藤明日美氏@Waffle
・招待講演3(15分)ガルシア フアン氏@Mercari
・パネルディスカッション・会場質疑(30分)

KS-16 人間と共生する対話システムの展望

6月9日(金) 12:00~13:40

C会場

企画オーガナイザ

  • 新保 史生(慶應義塾大学)
  • 内田 貴久(大阪大学)
  • 吉川 雄一郎(大阪大学)
  • 東中 竜一郎(名古屋大学)

概要

ChatGPTなどの大規模な対話モデルが登場するなど,人工知能技術の進展に伴い,対話システムが社会の中で利用され始めている.例えば,店舗,博物館,車内,病院など様々なフィールドで実証実験が進められている.本セッションでは,そのような実証実験の結果や対話システムにおける最新の取り組みを踏まえ,現状の対話システムの到達点を確認するとともに,人間と共生する対話システムの実現に向けた展望を描きたい.

アジェンダ

対話システムのフィールドでの実証実験を進める登壇者が各15分ずつトークをし,その後、同メンバーにより40分パネル討論を実施する.
司会:立花達也(大阪大学 大学院基礎工学研究科)
石黒 浩(大阪大学大学院基礎工学研究科)
A01 吉川 雄一郎(大阪大学大学院基礎工学研究科)
A02 東中 竜一郎(名古屋大学大学院情報学研究科)
A03 杉山 弘晃(日本電信電話株式会社NTTコミュニケーション科学基礎研究所 協創情報研究部)
A04:新保 史生(慶應義塾大学総合政策学部)

KS-17 オンデマンド交通と地域連携 — マルチエージェント社会シミュレーションによる展開 —

6月6日(火) 17:00~18:40

C会場

企画オーガナイザ

  • 野田 五十樹(北海道大学)
  • 金森 亮(名古屋大学)

概要

マルチエージェント社会シミュレーションを始めとする計算社会科学は、社会の制度設計や根拠ある政策決定のためのツールとして応用が期待されている。本セッションでは、その応用の1つとしてオンデマンド交通サービスとそれによる社会連携・地域活性化について、実証事例の招待講演とともにパネルディスカッションを行う。これにより、マルチエージェント社会シミュレーションの可能性を具体的に示し、人工知能の社会応用の裾野を広げる議論の展開を狙うものである。

アジェンダ

[1] 企画説明 (5min)
[2] 招待講演:溝上章志(熊本学園大学) (20min)
[3] 招待講演:西田 遼(産総研) (20min)
[4] 招待講演:松館 渉(未来シェア)(20min)
[5] パネルディスカッション (35min)

KS-18 AI関連標準仕様を理解する

6月6日(火) 15:00~18:40

D会場

企画オーガナイザ

  • 杉村 領一(産総研)
  • 太田 唯子(富士通)
  • 牧田 光晴(LINE)
  • 津本 周作(島根大学)

概要

ISO/IEC JTC 1/SC42で規格化が進められているAIに関する国際標準は,すでにいくつかの規格が公開されている.本企画セッションでは,企業がAIを活用したシステム構築,サービス提供などを行うに当たって把握しておくべき標準に関するキーワードとその概要を紹介する.具体的には,医療情報関係の新しいワーキンググループの展望や新たにJIS化が予定されている文書などの紹介を行う.

KS-19 Affective Computing研究のための国際・国内活動

6月7日(水) 17:30~19:10

J会場

企画オーガナイザ

  • 寺田 和憲(岐阜大学)
  • 熊野 史朗(日本電信電話株式会社 コミュニケーション科学基礎研究所)
  • 鈴木 健嗣(筑波大学)

概要

Affective Computingは機械に人の情動を認知させる,機械を情動的に振舞わせる,機械に情動を持たせることを基本目標として始まった人の心に計算論的アプローチで迫ろうとする学際分野ですが,Affective Computing研究に関する国内学会はありません.本企画セッションではこれからAffective Computingの研究を行おうと考えている日本人研究者に対して,国際組織であるAssociation for the Advancement of Affective Computing(AAAC)関連する国際会議(ACII,ISRE)や雑誌(IEEE Trans. Affect,Affective Science,エモーション・スタディーズ)を通じた学会活動によって,Affective Computing研究を国際展開する方法について紹介します.
※一部の質疑を除いて全て英語で行う予定です.

アジェンダ

“招待講演(40分)

Joost Broekens(Leiden University,AAAC President)
(仮題)「Affective Computing,および,国際会議ACIIの運営母体であるAAACの紹介」

熊野 史朗(NTT コミュニケーション科学基礎研究所)(15分
「国際会議ACIIとそのレビュープロセス等の紹介」

岡田 将吾(北陸先端大)(15分)
(仮題)「IEEE Transactions on Affective Computingへの論文の通し方」

田中 章浩 (東京女子大学)(15分)
「International Society for Research on Emotion(ISRE)の紹介」

木村 健太(産総研)(15分)
「Affective Science誌とエモーション・スタディーズ誌の紹介」

KS-20 ゲームAI研究の新展開

6月7日(水) 9:00~10:40

J会場

企画オーガナイザ

  • 伊藤 毅志(電気通信大学)
  • 山本 雅人(北海道大学)
  • 片寄 晴弘(関西学院大学)
  • 池田 心(北陸先端科学技術大学院大学)

概要

AlphaGo、AlphaZero、MuZeroなどの新しい技術の登場以降、ゲームAI研究の様相は大きく変化した。人間を超えるゲームAIを作るという目標から、人間を楽しませ、人間の役に立つゲームAIという目標の変化が見られている。また、人間プレイヤのデータを計測し、ビックデータから人間のプレイヤ技能を高める研究も盛んになってきている。本セッションでは、各分野の最前線の研究者にご登壇いただき、今後求められるゲームAI研究の新展開をパネル討論形式で議論していく。

アジェンダ

パネルディスカッション:パネリストによる話題提供(50分)、討論(40分)、フロアからの質問と討論(10分)

詳細な内容

http://entcog.c.ooco.jp/JSAI2023/kikaku2023_gameai.html

KS-21 オープンサイエンス推進に向けた産学におけるデータマネジメントと利活用の取組と展望

6月9日(金) 12:00~13:40

J会場

企画オーガナイザ

  • 飛田 英祐(大阪大学大学院医学系研究科)
  • 山田 知美(大阪大学医学部附属病院)
  • 渡邉 慶(塩野義製薬株式会社)
  • 秦 彩乃(塩野義製薬株式会社)

概要

産学ともにデータドリブンの仮説検証,人工知能等の最新技術の開発の効率的な推進には,それら仮説や技術の基盤となるデータが適切なかたちで適切なところに整備され,それらを使用できる環境が整備されていることが不可欠である.さらにこれらデータへのアクセシビリティの向上により,研究の多様性が拡大しオープンサイエンスの推進へ寄与することが期待される.本セッションでは,医療・ヘルスケア分野における産学の取り組みの紹介と今後の展望を紹介したい.

アジェンダ

イントロダクション(飛田英祐,大阪大学,15分)
講演① 製薬企業におけるDX推進,データマネジメントの現状と今後の展望(渡邉慶,塩野義製薬株式会社, 10分)
講演② アカデミアデータセンターにおける現状と今後の展望(山田知美,大阪大学,15分)
講演③ ヘルスケア分野における企業が考えるデータマネジメント(名田茂,TIS株式会社,15分)
講演④ データ構築に関する臨床現場からの見解(中村治雅,国立精神・神経医療研究センター,20分)
講演⑤ 製薬企業におけるRWD利活用の現状とエビデンス構築事例の紹介(秦彩乃,塩野義製薬株式会社, 10分)
講演⑥ ヘルスケア分野におけるデータ活用事例紹介と今後の展望(湊章枝,株式会社NTTデータ,15分)

KS-22 地球惑星科学におけるAI活用の新展開

6月8日(木) 15:30~17:10

J会場

企画オーガナイザ

  • 高橋 幸弘(北海道大学大学院理学研究院)
  • 津本 周作(島根大学医学部)
  • 福井 健一(大阪大学産業科学研究所)

概要

地球惑星科学はさまざまな物理・化学・生命現象が複雑に絡み合う研究分野である。扱う情報はその項目数、量、質において膨大かつ多様であり、解析的な物理化学式で表現されるものばかりではない。また時空間変動のメカニズム解明という基礎科学的側面に加え、天気や地震など社会生活・社会実装に関わっていることにも特徴がある。こうした地球惑星科学研究分野において、AIの貢献に対する期待は極めて大きい。今後の両学会の交流の促進のためきっかけとなる企画としたい。

アジェンダ

人工知能の地球惑星科学分野での応用事例と今後の展望にについて、人工知能学会及び日本地球惑星科学連合で主たる活動を行っている、以下のそれぞれ2名および4名の研究者に、一人15分の配分で招待講演を行っていただき、最後に10分間でラップアップを行い、二つのコミュニティの間の連携強化のきっかけを作る。
(人工知能学会及び日本地球惑星科学連合の共催企画)

松井 孝典(大阪大学工学研究科)
矢入健久(東京大学先端科学技術研究センター)
飯田佑輔(新潟大学工学部)太陽物理
片岡龍峰(国立極地研究所)宇宙空間物理
中野満寿男(海洋研究開発機構)大気海洋
長尾大道(東京大学地震研究所)固体地球科学

KS-23 AI哲学マップ・総括セッション

6月6日(火) 13:00~14:40

D会場

企画オーガナイザ

  • 三宅 陽一郎(株式会社スクウェア・エニックス)
  • 大内 孝子(えだまつ工房)

概要

学会誌『人工知能』で2021年1月号から2023年5月号まで全15回に渡ってレクチャーシリーズとして実施されて来た「AI哲学マップ」の目的は、新しい人工知能研究の領野を指し示すことにあった。学会誌上で11組の人工地の意研究者と哲学者の対話を記録し、AIと哲学の交差するポイントを収集してきた。本セッションは、その対話の記録を整理し、AIと哲学の間を橋渡しするAI哲学全体マップを提示することで、AI研究と哲学研究が交錯する全体像を提供することにある。また本内容は人工知能学会誌2023年1号から3号に渡って掲載された「AI哲学マップ総論」をレクチャーするものであり、広くレクチャーシリーズの成果を会員および参加者の皆さまに還元するものである。またAI哲学マップの最終的な結果を初めてに公開し解説する。

アジェンダ

清田 陽司  全体像の説明・AI哲学マップ企画の源泉 招待講演(10分)
三宅陽一郎  4種類のAI哲学マップ紹介        招待講演(15分)
大内孝子   AI哲学マップの編集・書籍化へ向けて   招待講演(10分)
三宅陽一郎  AI哲学マップと新しい人工知能の領野   招待講演(50分)

詳細な内容

https://www.jstage.jst.go.jp/article/jjsai/38/2/38_245/_article/-char/ja

KS-24 人工知能と虚構の科学

6月9日(金) 14:00~15:40

J会場

企画オーガナイザ

  • 大澤 博隆(慶應義塾大学)
  • 難波 優輝(newQ)
  • 清河 幸子(東京大学)
  • 西中 美和(香川大学)
  • 宮本 道人(東京大学)

概要

本セッションは社会におけるフィクションの制作と受容のされ方が、人工知能技術により根本から強化・変革されつつある中で、改めてフィクションの認知・社会に与える影響を分析し、その応用を探る。虚構の物語の創作過程や創作物の影響に関する議論を、フィクションが与える影響について一度根本に立ち戻って「虚構の科学」を議論する。美学・哲学、認知科学、知識科学、経営学、人工知能研究者を含め、また、研究者のみならず、創作現場で人工知能技術にかかわる創作者たちと共同で、根本的に虚構の意味と「虚構の科学」を検討し、社会に与えるイノベーションの観点から問いかける。

アジェンダ

●登壇者
司会:大澤博隆(OS担当)
日本SF作家クラブから:安野貴博(小説家、『サーキット・スイッチャー』『純粋人間芸術』)、斧田小夜(『ギークに銃はいらない』『たべかたがきたない』)
研究者から:清河幸子(OS担当)、難波優輝(OS担当)
その他登壇候補:西中美和、宮本道人、宮田龍

●プログラム
・趣旨説明(10分)
 大澤博隆(司会)
・特集「AIとの距離感」を巡って:人工の知能の役割 (30分)
 安野貴博, 斧田小夜
・虚構の分析:フィクションを作り出し、評価する知能 (30分)
 清河幸子, 難波優輝
・全体討論、会場質疑 (30分)
 登壇者全員+会場

●後援(予定)
ムーンショット研究開発事業「身体融合における意図調停と身体反応制御技術の開発」
日本SF作家クラブ(協賛、作家選定支援)

詳細な内容

https://hailab.net/project-news/aific