■人工知能学会 論文特集:「スポーツ情報学の萌芽」
(2027. vol. 42, no. 1 (2027年1月号)掲載予定)
■投稿先
投稿先は以下の通りです.
https://www.editorialmanager.com/jsai
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投稿の際は,新規投稿の基本情報において,「セクション/カテゴリー」を選択する際に,特集論文「スポーツ情報学の萌芽」を選択してください.
■特集趣旨
AI を中心とした情報技術がスポーツ現場へ積極的に導入され,現在スポーツは大きな変革を迎えています.環境に依存しない高精度なトラッキング技術の開発,選手のプレーやパフォーマンス・成果を評価する統計指標の提案,判定の自動化,さらには観客を楽しませるコンテンツやサービスの提供など,産・官・学を横断してさまざまな取り組みが行われています.このような技術発展や動向を受け,従来スポーツを対象に研究してきた分野(例えば,スポーツ科学,スポーツ心理学,バイオメカニクス,運動科学)に加え,人工知能,機械学習,ネットワーク科学,統計学,物理学,認知科学なども参入し,スポーツを題材とした学際的な情報学(スポーツ情報学)が一つの分野として萌芽しつつあります.
以上を踏まえ,多様な分野や立場が集う本学会論文誌にて人工知能に関連する,あるいは人工知能の発展が見込まれる「スポーツ情報学」の学術的・社会的意義の高い論文を幅広く募集します.本特集号における「スポーツ」とは競技スポーツ,パラスポーツに限らず,リハビリテーション,遊び,さらにはダンスなどの身体表現,e-sports やVR等の仮想上での活動も対象とします.老若男女問わず,健康並びに体力の回復・維持・向上,そして創造性や“楽しむ”要素を含め,広義の意味でスポーツを捉えていただければ幸いです.
なお,当該分野が萌芽的である点や現場に貢献する役割を考慮し,次のいずれかに該当する取り組みを特に重視して挑戦的かつ野心的な論文を大歓迎します.
- 現場で起こる問題をあげ,解決が期待される提言がなされている
- 公開・共有されている既存の統計指標のみでは困難なテーマを扱っている
- 異分野融合への展開を視野に入れている
- 希少なスポーツデータを十分に活かした検討が行われている
- 科学や技術と現場の接続を図ろうとしている
また,研究テーマの大枠をいくつかあげますが,これらに限定はしていません.
- 身体運動の計測・解析
- 身体運動ダイナミクスの特徴抽出やデータ駆動的予測
- 既存のプレー評価手法の応用や新たな指標の提案
- スポーツ現場における意思決定の理解や支援
- 身体表現における創造性の理解や支援
- スポーツ観戦とエンターテインメントサービス
- パラスポーツ・リハビリテーション・ヘルスケア
- スポーツ教育・トレーニング応用
■本特集号のスケジュール
投稿期限:2026年4月30日(木)
第1回採録判定通知:2026年7月17日(金)
修正原稿締切:2026年8月21日(金)
最終採録通知:2026年10月23日(金)
最終原稿締切:2026年11月27日(金)
特集号発行:2027年1月号
■問い合わせ
特集号に関するお問い合わせは,以下のメールアドレスにお願いします.
jsai-sportsinfo-organizer[at]googlegroups.com
■投稿論文の形式
本特集号では日本語論文のみを受付いたします.投稿規定に基づき原著論文①(技術論文)および②(実践 AI システム論文)を募集します.論文執筆,投稿に当たっては必ず事前に以下の原稿執筆案内を熟読ください.
https://www.ai-gakkai.or.jp/published_books/transactions_of_jsai/toukou/
採録の決定が本特集号の採録期日に間に合わなかった論文は,一般論文として扱われることがあります.
■特集号編集委員会構成
- 編集委員長
市川 淳(静岡大学) - 副編集委員長
藤井 慶輔(名古屋大学) - 編集委員
一ノ瀬 元喜(静岡大学),清水 大地(神戸大学)