特集: シナリオ創発
特集「シナリオ創発」にあたって
大澤 幸生・庄司 裕子
p. 1
シナリオ創発実践からの問題提起
―「わからなさ」をどう扱うか―
村松 秀
p. 3
企業の自己革新におけるシナリオ創発
―シナリオプランニング―
西村 行功
p. 9
進化論から見た創造と創発
佐倉 統
p. 15
マーケティングとシナリオ創発
田村 大
p. 19
作家がシナリオ創発に期待すること
山之口 洋
p. 25
チャンスは準備された心にやってくる
―洞察としてのシナリオ創出―
三輪 和久・寺井 仁
p. 30
シナリオ創発の認知科学的裏付け
―言語化と現象学的知覚の共促進構造―
諏訪 正樹
p. 34
特集: 研究のツールボックス(2)
特集「研究のツールボックス(2)」にあたって
神嶌 敏弘
p. 40
連続音声認識ソフトウェア Julius
河原 達也・李 晃伸
p. 41
ロボカップサッカーシミュレータ
野田 五十樹・太田 正幸・秋山 英久
p. 50
<概要> ロボカップのサッカーシミュレーションリーグで標準シミュレータとして用いられているRoboCup Soccer Simulator は,マルチエージェントシステムの分散制御,エージェントモデリング,エージェント学習などの研究の例題を提供することを目的として公開されている.本シミュレータではturn・dash・kickなどの制御コマンドや視覚・聴覚などのセンサー情報をネットワークを介してS 式形式でやりとりしているため,プレーヤーとなるクライアントプログラムを任意の言語で記述できる特色がある.また,ロボカップでは参加者にオープンソースを推奨しており,過去の優勝チームなど多くのクライアントのソースコードやツールなどが公開されている.これにより,初心者でも低レベルの作りこみに悩まされることなく高度なチームを作り上げることができる環境が整備されつつある.さらに,過去の公式試合のログや既存チームの実行形式なども集積されており,また,リーグ戦を自動で定期的に開催するサーバも設置されるなど,研究に必要な比較実験や評価実験のための素材やツールが豊富に用意されている.本稿では,サッカーサーバの使い方とクライアントプログラムの作成の方法について例を用いながら解説していく.また,同じくロボカップのレスキューシミュレーションリーグで用いられているRoboCup-Rescue Simulatorについても,その概略について解説する.
大規模ビジネスデータからの知識発見システム:MUSASHI
羽室 行信・加藤 直樹・矢田 勝俊・鷲尾 隆
p. 59
統計解析環境Rによる多変量解析,検定,回帰分析および,可視化
間瀬 茂・坂口 隆之・多賀 伸幸
p. 67
解説:「近未来チャレンジ卒業記念解説」
近未来チャレンジ:2004-2005
松下 光範・相澤 彰子
p. 76
近未来チャレンジの6年
阿部 明典
p. 79
高齢者・障害者の自立的移動を支援するRobotic Communication Terminals(5)
―近未来チャレンジサバイバル完了に寄せて―
矢入(江口)郁子・香山 健太郎・猪木 誠二
p. 82
連載解説:「データマイニング実践家達の声(6)」
データマイニングのビジネス応用における基幹系業務システムの課題
羽室 行信
p. 90
レクチャーシリーズ:「脳科学」〔第1回〕
レクチャーシリーズ『脳科学』に対する想い
阿部 明典
p. 93
ことばを聞くとき脳は?
―人間の聴覚・言語神経系と脳神経機能イメージング,そして人工知能―
今田 俊明
p. 94
特集:「人工知能分野における博士論文」
博士論文に見る新しい研究の流れ
菊池 英明
p. 104
基礎・理論 105
学習と発見 105
知識情報インフラストラクチャ 107
エージェント・分散人工知能 110
創発システム 111
自然言語 112
パターン理解 113
ヒューマンインタフェース 114
AI応用 115
その他 117
論文アブストラクト p. 118
J-stage 人工知能学会論文誌Vol. 20, No. 1に掲載
私のブックマーク
Web構造マイニングとWeb視覚化
村田 剛志
p. 125
社会へのアンテナ[宮田 博司氏] p. 129
グローバル・アイ p. 132
学生フォーラム[大須賀 節雄氏] p. 134
会議報告 p. 137
カレンダー p. 140
会告 pp.1-10