学生企画


今年度の全国大会では昨年に引き続き,人工知能学会 学生PC委員による学生企画を実施いたします.

テーマ
「各世代のAI研究者に問う ―「善く生きる」の捉え方―」

概要

研究者(科学者)の役割は,ただ新しいものを作り出すだけでなく,その背後にある問題や解決策を共有可能な「モデル」に抽象化して落とし込むことにあると考えられます.ここでいう「モデル」は,研究者が考える,どんな世の中が望ましくて,どんなモデルを構築すべきだと考えているのか,といった「人生観/研究観(Vision)」をもとに洗練されていくことになるものです.

現代では,計算機システムが生活に浸透し,その存在が当たり前になりつつあります.しかし,この流れに身を任せ,Visionなく無指向に研究を遂行してしまうと,「とにかく優秀な能力を備えた機械を作ればいい」という短絡的な思考に至りかねません.
場当たり的な研究でなく,研究をうまくControlしていくためには,暗黙的に備えている「良く(善く)生きるとは何か」を明確に意識し,そのVisionに基づいて「どんな未来をデザインしたいのか」の指針を持って研究していくことが重要になってきております.

こうした背景を受け,今年度の学生企画では,異なる時代の中で,そうした人生観/研究観を培われた方々が,個人として,どのようなVisionの下,自らの仕事に取り組まれているのかをお伺いし,若手が自らのVisionについて深く考える機会を創出することを目指したセッションを企画します.

本セッションは,上記テーマに関する招待講演に加え,参加者の皆さまからのご質疑・ご意見を反映させられる形式で議論を進行したいと考えております.

セッションの詳細は,人工知能学会2020年度全国大会ホームページにて,随時お知らせしていきます.

講演者

溝口 理一郎 氏
(北陸先端科学技術大学院大学 フェロー)

池上 高志 氏
(東京大学 教授)

田和辻 可昌 氏
(早稲田大学 講師)

皆さまのご参加をお待ちしております.