第67回人工知能セミナー(2013.12.13)「対話する人工知能2~音声対話システムのこれまでとこれから~」


定員に達しましたので、参加申込みを締め切りました

主催:(社)人工知能学会
日時:2013年12月13日(金)13:30-17:30
会場:東京工業大学キャンパス・イノベーションセンター多目的室2
〒108-0023 東京都港区芝浦3-3-6
Tel. 03-5440-9020
照会先:account@ai-gakkai.or.jp
定員:45- 定員に達しましたので、参加申込みを締め切りました
参加費: 正会員・賛助会員 7,000円
非会員 9,000円
学生会員 2,000円
学生非会員 3,000円

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本セミナーでは、講演者の方が使用する資料を当日USBメモリで回し、
各自ご持参いただいたPCにコピーしていただきます。

資料を希望される方は、PCをご持参くださいますようお願いいたします。

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概要

人間と同様に音声で対話をするシステムは、古くから考えられてきた人工知能応用の理想の1つです。
近年の音声対話技術の発展により、音声対話システムは人間の細かな言い回しや機微のある表現を理解して知的な応答をすることが可能となり、音声対話システムを用いた サービスが急速に普及しました。
現在は携帯端末などでのコンシェルジュサービスが主流ですが、その他どのようなサービスに応用できるのか、今後音声対話システムはどのように進化していくのかも興味深いところです。

本セミナーでは、実際に音声対話システムの研究や開発に携わっている著明な方々が、音声対話技術・実際に公開している音声対話システムの概要・音声対話システムの将来の姿などについて講演を行います。
音声対話システムの要素技術が理解できるとともに、音声対話技 術の研究開発及び音声対話システムを用いたサービスやソリューションの展開を行う際のヒントを得ることができる良い機会となっています。
音声対話システムに興味のある方は誰でも参加可能ですので、皆様奮ってご参加下さい。

プログラム

13:30 – 13:35 開会のご挨拶


13:35 – 14:30「音声対話システムの現状と課題」

東中竜一郎(NTT)

概要:
これまでの音声対話システムの研究を振り返り、現状の技術で何ができていて何ができていないかを解説する。また、NTT研究所における最近の取り組みや音声対話システムの最新動向についても触れる。


14:30 – 15:25 「会話システムのチャレンジとチャンス」

前田あき子(イナゴ株式会社)

概要:
イナゴ株式会社では、2000年より対話型システムのプラットフォームを開発している。今までイナゴがやってきたこと、そして現在イナゴがやっていることを紹介した後、過去~現状の課題を踏まえて、プラットフォーム開発に重きを置いている理由、今後目指していく展開について述べる。


15:25 – 15:35 休 憩


15:35 – 16:30「しゃべってコンシェルの音声対話技術」

辻野孝輔(NTTドコモ)

概要:
NTTドコモにて提供している音声エージェントサービス「しゃべってコンシェル」のサービス内容、設計思想、要素技術について説明する。
モバイル応用における音声インタフェースに対するドコモの考え方と本システムの設計方針について述べた後、要素技術として、大語彙と高雑音耐性を特徴とするサーバ型音声認識、文書分類を基礎とした音声言語理解、さらに重要語の抽出と対話制御に ついて、大規模データ資源との関係を主軸に概説する。


16:30 – 17:25 「音声インタラクションシステム構築ツールキットMMDAgent」

李晃伸(名古屋工業大学)

概要:
実際に一般ユーザ向けに音声対話システムを構築する際には、音声認識や音声合成などの個々の音声対話技術の洗練のみならず、タスクの設計やインタラクションの作り込み等において様々なノウハウや労力が要求される。
本講演では、講演者の実環境音声対話システムに関する研究について紹介し、特に、近年オープンソースソフトウェアとして2011年より 実装公開している音声インタラクションシステム構築ツールキット”MMDAgent” について開発の動機とねらい、これまでの経緯、および音声対話研究と関連付けた将来の展望を解説する。
また実例として、名工大の正門にて稼働中の等身大音声対話エージェントを用いた双方向音声案内デジタルサイネージ「めいちゃん」の開発および運用に関する工夫や体験談も述べる。


17:25 – 17:30 閉会のご挨拶