主催: | (社)人工知能学会 |
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日時: | 2012年10月23日(火) 13:00-17:30 |
会場: | 京都大学東京オフィス (〒108-6027 東京都港区港南2-15-1 品川インターシティA棟27階) |
照会先: | account@ai-gakkai.or.jp |
定員: | 45名 (定員になり次第,締め切らせていただきます) |
参加費: | 正会員 5,000円 (賛助会員の社員の方も含みます) 学生会員 2,000円,非会員 10,000円,学生非会員 4,000円 |
概要
近年,各国政府や教育機関,企業において,ICT 環境を活用した教育が大きな関心事となっている.本セミナでは,人工知能,脳科学,人間情報分析,実活用の観点から,教育や人間科学に関する理論的研究,学校現場や職場などでの実践的研究,近年の社会での取組みなどについて最新の動向を紹介する.
プログラム
10:15-10:20 開会の挨拶
10:20-11:10 Webリソースを用いた学習活動のモデリングと学習支援
柏原昭博(電気通信大学)
概要: 授業設計において,複数の学習課題を順序関係に着目して構造化するアプローチは,教材の構造化法と呼ばれ,学習課題をノード,学習課題間の順序関係をアークにそれぞれ対応させた二次元のグラフ構造の形式に表現する.そして,これをもとにして,授業展開のために一次元的に学習課題を配列するための方法は,学習課題系列化法と呼ばれている.系列化においては授業設計者の意図,すなわち教授方略が反映される.教授方略モデルの記述に数理モデルを導入することによって,「どのような教授方略のもとではどのような課題系列が得られるか」の普遍的な定式化が可能である.本セミナーでは,数理モデルに基づく課題系列化手法を生成方法とその扱いの観点から整理・分類し相違点を明らかにする.そのうえで系列化手法の有効性に関して実例を通して述べる.
11:10-12:00 数理モデルに基づく学習課題・問題の系列化手法
松居辰則(早稲田大学)
概要: 授業設計において,複数の学習課題を順序関係に着目して構造化するアプローチは,教材の構造化法と呼ばれ,学習課題をノード,学習課題間の順序関係をアークにそれぞれ対応させた二次元のグラフ構造の形式に表現する.そして,これをもとにして,授業展開のために一次元的に学習課題を配列するための方法は,学習課題系列化法と呼ばれている.系列化においては授業設計者の意図,すなわち教授方略が反映される.教授方略モデルの記述に数理モデルを導入することによって,「どのような教授方略のもとではどのような課題系列が得られるか」の普遍的な定式化が可能である.本セミナーでは,数理モデルに基づく課題系列化手法を生成方法とその扱いの観点から整理・分類し相違点を明らかにする.そのうえで系列化手法の有効性に関して実例を通して述べる.
12:00-13:00 昼食休憩
13:00-13:50 動機づけの認知的変容の脳内メカニズム
松元健二(玉川大学)
概要:人間の動機づけは,さまざまな認知的な影響を受ける.これには,前頭前野と線条体との相互作用が重要な役割を果たしていることがわかってきた.本講演では,前頭前野と線条体がそれぞれどのように動機づけを基礎づけているか,また前頭前野と線条体との相互作用によって内発的動機づけがどのように変容するかについて,演者らの脳科学的研究を中心に紹介する.
13:50-14:40 センサ活用による行動変革
荒宏視(日立中央研究所)
概要:IT技術の発展により,人・組織・社会の大量の情報が取得可能になっている.データ量が増えるほど,単なる「見える化」技術を超えた,行動変革につながる人間情報分析・変革支援技術が重要になる.本発表では,日立が開発したセンシングシステム(ビジネス顕微鏡)を活用した人間分析やフィードバック技術の状況を説明するとともに,マネジメント力や活力向上を目的に新たに開発した知識創造システムについて発表する.
14:40-15:00 休憩
15:00-15:50 協働して課題を解決する力を育むICT環境のデザイン ~フューチャースクール推進事業の事例から~
中橋 雄(武蔵大学)
概要:総務省「フューチャースクール推進事業」は,『ICTを使った「協働教育等」を推進するため,ICT機器を使ったネットワーク環境を構築し,学校現場における情報通信技術面を中心とした課題を抽出・分析するための実証研究を行う』ことを目的としている.本報告は,具体的な実践事例を取り上げ,ICT環境の整備によって,どのような協働学習や個別学習が実践可能となったのかを明らかにする.それを踏まえて,ICT環境のデザインについて展望する.
15:50-16:40 小学校教育におけるICT活用
細川太輔(東京学芸大学付属小金井小学校)
概要:近年,フューチャースクールなどで,ICTが導入されるようになってきている.しかしそれらの実践や研究はICTがどのような効果をもたらすかが中心であり,児童主体のいわゆる通常授業で使われているわけではない.そこで本セミナーでは,小学校教育における児童主体の授業の中で,ICTを活用するとどのように授業や子どもの学びが変わるのかについて紹介する.
16:40-17:30 デジタルペンを用いた論理的思考を展開できる教育法の開発
嶺竜治(日立中央研究所)
概要:新しい学習指導要領では,知識や技能に加え,思考力・判断力・表現力の育成が重視されている.本講演では,初等・中等教育における論理的思考力の育成を目的に開発した,デジタルペンを用いた視覚情報共有型の授業支援システムの概要と,本システムを用いた教育効果の検証結果,学校現場での活用事例について紹介する.なお,本研究の一部は,平成19~21年度文部科学省先導的教育情報化推進プログラム(研究テーマ:デジタルペンを用いた論理的思考を展開できる子どもの教育法の開発)に基づいて実施された.
17:30-17:35 閉会の挨拶
第64回人工知能セミナー 参加申し込み
定員に達しましたので、参加申込みを締め切りました
人工知能セミナー参加費 | |||
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正会員・賛助会員 | 学生会員 | 学生非会員 | 非会員 |
9,000円 | 2,000円 | 3,000円 | 15,000円 |