第56回 人工知能セミナー(2007.12.14)金融・経済とAI第56回 人工知能セミナー(2007.12.14)金融・経済とAI


主催: (社)人工知能学会
日時: 2007年12月14日(金) 10:45-16:30
会場: キャンパスイノベーションセンター 2階 多目的室3(田町)
照会先: account@ai-gakkai.or.jp
定員: 45名定員に達しましたので、参加申込みを締め切りました
参加費: 会員 7,500円(賛助会員の社員の方も含みます)
非会員 11,500円,学生会員 2,000円,学生非会員 3,000円

概要

近年金融市場やエネルギー経済のグローバル化に伴い,IT技術と人工知能 技術の実際的応用が渇望されています.たとえば,IT技術を駆使したエネル ギーマネージメントを行い,一層の省エネルギーを達成しながら利益の最大化 を図ることは人工知能においても重要な研究トピックです.また,金融市場で は,2009年6月までに上場会社の株券が一斉に電子化されることになりました. このため,ネットワークを通じたリアルタイムの取引が日常化し,米国など で広まっているコンピュータよるアルゴリズム取引もますます活発化して いくことでしょう.
そこで本セミナーでは,エネルギー経済および金融市場の各分野で実際的に 活躍されている第一線の専門家をお招きし,最新の研究成果・事例を紹介し て頂くとともに,その基礎となっている背景・従来の解決法について解説し て頂きます.
金融・経済の研究を始めて間もない大学院生・学部生の方々から,新しい 応用分野を模索している人工知能研究者やIT技術者の方々まで,多数の 皆様のご参加をお待ちしております.

プログラム


11:00-12:00 CO2排出権取引を含めたエネルギーモデル分析

山本博巳 (電力中央研究所 社会経済研究所)

概要: CO2排出権取引とは,CO2排出量の上限量があたえられたとき,排出量の上限量と実際の排出量の差を取引可能とするものである.ここでは,最適化型エネルギーモデルにCO2排出権取引を実装した例を紹介する.
最適化型エネルギーモデルの代表例として,将来の世界エネルギー需要を満たす,エネルギー供給のコストを最小化するモデルを紹介する.そして,モデルに排出権取引を付加する方法と,シミュレーション結果を説明する.
また,排出権市場と炭素税の関係,排出権市場への市場取引コストの影響,CDM,JIのモデル分析についても説明する.


12:00-13:00 昼食休憩


13:00-14:00 金融市場取引の電子化

アルゴリズム発注が市場を支配する日は来るのか?

松原 弘(株式会社フィデッサ 統括部長、日本FIX委員会 委員長)

概要: 現在,世界の金融・証券市場取引において,市場参加者の取引情報取得及び 発注・約定処理等のフローでの電子的(デジタル)メッセージ交換が必須と なっている.特に,アルゴリズム取引(コンピューターによる自動発注取引) など金融IT(情報技術)を駆使した取引手法の高度化,複雑化が話題となっ ている.
その結果,金融取引および市場データ量の世界的な爆発的増加に繋が り, 取引所,証券会社及び機関投資家等にとって,電子的システム対応,増強が 重要な経営課題となっている.本セッションでは,これまでの世界金融市場 電子化への流れを振り返り,市場取引構造がより一層の「電脳処理媒介」へ と向かっている現状と将来への見通しを解説する.


14:10-15:10 売買執行に導入される科学的アプローチ

アルゴリズム取引普及への道

田中 隆博(野村総合研究所,上級研究員)

概要: これまで,株の売買といえば経験と勘と度胸(KKD)がものをいう世界と言 われてきた.しかし,巨額なお金を運用するプロの資産運用業界を中心に, 売買執行にも科学的アプローチの導入が必要との意識が高まりつつある.
米 国では,そうした投資家を対象にアルゴリズム取引が提供されるようになり, 最近では一般的な取引手法として定着している. 本講演では,売買執行によって発生する執行コストのメカニズムやそ のモデリング手法を紹介し,アルゴリズム取引への応用例などについて解説 する.


15:20-16:20 アルゴリズム取引

エキスパートシステムの領域へ進化する株式執行戦略

ミハイ・ビストリツェアヌ(クレディ・スイス証券,ヴァイス・プレジデント)

概要:本講演では,近年の株式売買執行の進展について概説する.最近では,事前の 取引分析と事後分析に基づいた最良執行戦略に注目が集まっている.連続的な 取引がいかに行われるかに関する市場構造を説明し,電子取引や執行アルゴリ ズムの拡大要因を解説する.さらにエキスパートシステムの標準的な実行方式 について説明し,電子取引における知的なシステムの構築と人工知能技術の応 用可能性を展望する.


第56回人工知能セミナー 参加申し込み受付終了

定員に達しましたので、参加申込みを締め切りました

人工知能セミナー参加費
正会員・賛助会員 学生会員 学生非会員 非会員
12,000円 3,000円 8,000円 25,000円