チュートリアル講演1
6月8日 (月) 13:40~15:10 A会場(展示ホールC)
「人-AI/ロボット共生社会に向けた感情のモデリング」
日永田 智絵 氏
(電気通信大学大学院情報理工学研究科情報学専攻・准教授)
人とAI/ロボットが共に暮らす社会では,単に高度なタスクをこなすための知能的システムだけでなく,AI/ロボットが人の「感情」を如何に理解し扱うかが重要となる.本講演では,感情の基礎的な理論を概説するとともに,AI/ロボットに感情を持たせ理解させるための取り組みである感情発達ロボティクス研究を紹介する.そして,感情を持つロボットが将来的に与え得る社会への影響や展望について議論する.
[ 略歴 ]
2016 年日本学術振興会特別研究員(DC1).2019 年電気通信大学情報理工学研究科機械知能システム学専攻博士後期課程単位取得済み退学.博士(工学).同年大阪大学先導的学際研究機構付属共生知能システム研究センター特任研究員を経て,現在,奈良先端科学技術大学院大学先端科学技術研究科情報科学領域助教.感情発達ロボティクスに関する研究に従事.IROS2014 IEEE Robotics and Automation Society Japan Chapter Young Award,文部科学省科学技術・学術政策研究所 ナイスステップな研究者 2025.
チュートリアル講演2
6月9日 (火) 13:30~15:00 A会場(展示ホールC)
「人間中心の意思決定支援AI」
馬場 雪乃 氏
(東京大学大学院総合文化研究科・准教授)
AIが判断や助言を提示し人間が意思決定する枠組みでは,AIが高精度であっても,人間の受け取り方次第で結果が変化する.本講演では,説明や確信度などの情報提示や介入が,AIへの過信や不信に与える影響に関する研究と,適切な信頼形成に向けた技術を紹介する.また,LLMが意思決定に与える影響や熟慮を促すLLM技術も取り上げる.
[ 略歴 ]
東京大学大学院情報理工学系研究科博士課程修了。博士(情報理工学)。京都大学大学院情報学研究科助教、筑波大学システム情報系准教授などを経て2022年より現職。専門はAIとHCI。特に個人や集団の意思決定を支援するAI研究に従事。2024年IPSJ/IEEE-CS Young Computer Researcher Award、2025年人工知能学会功労賞など受賞多数。
チュートリアル講演3
6月11日 (木) 13:30~15:00 E会場(メインホールC)
「発達ロボティクス的視点とPhysical AIの関係」
尾形 哲也 氏
(早稲田大学)
近年、発展が激しいPhysical AIの分野について、その一般的な概要の説明をなぞりつつ、演者が研究を続けている発達ロボティクス的な視点を加え議論する。また近年の国内外での状況と組み合わせて今後の展開を展望(予測ではない)する。
[ 略歴 ]
1993年早稲田大学理工学部機械工学科卒業、日本学術振興会特別研究員、早稲田大学理工学部助手、理化学研究所脳科学総合研究センター研究員、京都大学大学院情報学研究科准教授を経て、2012年より早稲田大学理工学術院教授。2017年より産業総合技術研究所特定フェロー。2024年より国立情報学研究所客員教授。2025年よりAIロボット協会理事長。2025年よりJST CREST領域研究総括。2023年文部科学大臣表彰科学技術賞(研究部門)。2026年IEEE Fellow。
チュートリアル講演4
6月12日 (金) 12:00~13:30 E会場(メインホールC)
「ソーシャルメディアの分析手法」
鳥海 不二夫 氏
(東京大学大学院工学系研究科・教授)
中条 雅貴 氏
(東京大学大学院工学系研究科・特任助教)
現代情報化社会において情報空間は我々の生活にはなくてはならないものとなっている.にもかかわらず,情報空間で何が起きているのかを客観的に理解することは難しい.本チュートリアルではXのデータを中心にソーシャルメディアの分析手法を解説する.
[ 略歴(鳥海 不二夫)]
2004年東京工業大学大学院理工学研究科機械制御システム工学専攻博士課程修了(博士(工学)),同年名古屋大学情報科学研究科助手,2012年東京大学大学院工学系研究科准教授,2021年同教授.
計算社会科学,人工知能技術の社会応用などの研究に従事.計算社会科学会副会長.情報法制研究所,人工知能学会, 日本社会情報学会各理事
2026年計算社会科学会学術貢献賞,科学技術への顕著な貢献2018(ナイスステップな研究者)
[ 略歴(中条 雅貴)]
2020年北陸先端科学技術大学院大学融合科学共同専攻修士課程修了.2023年北陸先端科学技術大学院大学融合科学共同専攻博士後期課程修了.博士(融合科学).同年より東京大学大学院工学系研究科にて特任助教.