論文募集

2012年度人工知能学会全国大会(第26回) JSAI2012

  • 日程:2012年6月12日(火)~6月15日(金)
  • テーマ:文化、科学技術と未来
  • 会場:山口県教育会館,ゆ~あいプラザ山口県社会福祉会館,山口県自治会館,他
    • 教育会館: 〒753-0072 山口市大手町 2-18
    • 社会福祉会館: 〒753-0072 山口県山口市大手町 9-6
    • 自治会館: 〒753-0072 山口県山口市大手町 9-11
    • (上記3つの建物同士は道路を挟んで隣接しております.山口駅から徒歩20分程度の距離にあります.)
    • その他,「クリエイティブ・スペース赤れんが」や「ふるさと伝承センター みやび館 」など趣あるスペースでのセッションを予定しています.
  • 特別講演:有川節夫 総長 (九州大学)
  • 招待講演:浅田稔 教授 (大阪大学)
  • 特別企画:国際オーガナイズドセッション
  • 参加者交流会:6月14日(木)瑠璃光寺境内(国宝五重の塔前)(参加無料)
  • 山口駅(会場最寄り駅)へのアクセス:
    • 鉄道: 新幹線で新山口(東京から4時間30分程,新大阪から2時間程度,博多から35分程度),新山口から在来線で20分程度
    • 飛行機: 羽田から山口宇部空港まで1時間半, 1日に9往復 (JAL(4) + ANA(5))
      空港から市内へのアクセスは,空港バス(山口駅:1時間(1500円),湯田温泉:46分(1400円) 2011年11月現在),空港エクスプレス(乗り合いタクシー: 2300円)等

2011年の全国大会は震災の影響がありましたが,皆様の御協力により,無事終了しました.2012年は山口市で開催いたします.
山口市は,室町時代に大内文化が花開き西の京と謳われました.いまでも瑠璃光寺など,当時の香りが所どころに残っています.そのような古き文化の薫り残る山口市での全国大会のテーマは「文化、科学技術と未来」です.歴史の重みを感じる環境で議論や交流を行い,古くからある文化を体験,刺戟を受けることで,新たな発想が生まれてくると思っております.
なお盛岡大会では,パラレルセッションが10にもなってしまい,聞きたいセッションに参加出来なかったという意見をいただきましたので, 2012年の全国大会では,それを緩和すべく,4日間開催にして,パラレルセッションの数を減らします.また,2011年に復活させ,活況だったインタラクティブセッションの継続に加えて,国際オーガナイズド・セッション等,更に新しい企画を加えて大会を充実させます.どうぞ奮ってご投稿ください.


発表申し込み方法 (WWWによる申し込みのみを受け付けます)

発表受付システムへ

  • 申込方法:発表受付システムよりお申込みください.
    発表申込みの際には下記項目が必須になっています.
    • 発表カテゴリの選択
    • 発表テーマの選択(一般セッションは論文該当分野から、それ以外は開催されるセッションのテーマから選択して下さい.)
    • 方式の選択
    • タイトル
    • アブストラクト(200文字以内、日本語もしくは英語)
    • 著者情報
    • 登壇者の登録
  • 申込期間: 2012年1月24日(火)~ 2月6日(月)午後2時厳守
  • 論文の要件:論文該当分野に示される人工知能およびその関連分野の学術論文,事例報告またはソフトウェアのデモンストレーション.言語は日本語または英語とします.
  • 申込件数の制限:発表者は各発表カテゴリについて最大1件まで申し込めます.
  • 論文の採択:一般論文の採択はプログラム委員会において決定いたします.結果は2012年3月上旬までに通知します.
    • ※採択通知後の変更は原則認められませんのでご注意ください.
    • ※採択通知後に発表を取り消された場合も発表費はお支払いいただきます.
  • 論文集原稿提出期間: 2012年4月6日(金)~ 4月18日(水)午後2時厳守 ※これ以降の受付を一切認めません.
  • 論文集原稿:採択論文については,Webページで指定した形式に従ってPDFファイル原稿2~4ページ(約4,000~8,000字相当)を電子的に提出していただきます.論文集はCD-ROM(予定)として発行いたします.
  • 論文の事前閲覧:大会に先立ち,採択された全論文のPDFファイルを2012年5月24日以降にWebで公開します.

参加費

論文集代金込みです.発表参加者の方は,5月6日(日)までに,聴講参加者は5月28日(月)までに,ご入金ください.受付システムからご登録後に発送致します払込用紙でご入金お願いします.

なお,下記の表のように,非会員の方は人工知能学会へ入会されることにより大幅なディスカウントがあります.この機会に,ぜひご入会をお勧めいたします.

人工知能学会への入会手続きは,https://www.ai-gakkai.or.jp/about/membership/ からできます.

会員 非会員
正会員*2 学生会員 一 般 学 生
参加費 10,000円 5,000円 20,000円 9,000円
発表費*1 3,000円 3,000円 5,000円 5,000円
  • *1:発表者の方は参加費と発表費を合わせてお支払ください. 2件目以上の発表は件数分の発表費を加算してお支払ください.
    • 例1:正会員が,論文Aを一般セッションS1で発表(口頭発表)する場合,費用は13,000円(10,000円+3,000円)となります.
    • 例2:正会員が,論文Aを一般セッションS1で発表(インタラクティブ発表)する場合,費用は13,000円(10,000円+3,000円)となります.
    • 例3:正会員が,論文Aを一般セッションS1で発表(口頭発表とインタラクティブ発表の両方)する場合,費用は13,000円(10,000円+3,000円)となります.
    • 例4:正会員が,論文AをオーガナイズドセッションS2で発表(口頭発表とインタラクティブ発表の両方)する場合,費用は13,000円(10,000円+3,000円)となります.
    • 例5:正会員が,論文Aを一般セッションS1で,論文BをオーガナイズドセッションS2で発表する場合,費用は16,000円(10,000円+3,000円x2件)となります.
    • *2:賛助会員を含む.
  • 問合せ先:
    • 「2012年度人工知能学会全国大会事務局」
    • 〒162-0821 東京都新宿区津久戸町4-7 OSビル402
    • Tel: 03-5261-3401 , Mail: jsai2012@ai-gakkai.or.jp

大会優秀賞

プログラム委員会で発表論文を審査し,一般セッション,オーガナイズドセッション(招待講演以外),近未来チャレンジセッションの発表の中から大会優秀賞を数件選出し,学会誌上において表彰します.なお,発表カテゴリは選考に影響しませんが,論文提出のない発表は対象外となります.

  • 口頭発表部門:口頭発表の中から大会優秀賞を数件選出し,学会誌上において表彰します.
  • インタラクティブ発表部門:インタラクティブ発表の中から大会優秀賞を数件選出し,学会誌上において表彰します.

速報論文制度

新規性があり論文としての完成度の高いものを,速報論文として人工知能学会論文誌の論文特集号に投稿することを推薦します.推薦を受けた論文は,2 名の推薦者から投稿へ向けたアドバイスを得ることができます.選考は事前に推薦を希望した論文を対象とします.推薦を希望する申し込み者は,*必ず*600 字程度のアピール文と共に 4ページの原稿を提出してください.アピール文の書式は,原稿受付時にご案内いたします.推薦希望の論文は,二重投稿とならないようご注意ください.ジャーナル論文や国際会議で発表済みの内容からの差分が小さい場合は,全国大会速報論文特集号への投稿時に学会編集委員会の審議によって二重投稿と見なされることがあります.また,推薦を受けて速報論文として投稿する際は,著者のうち少なくとも一名が人工知能学会の会員である必要があり,採録時には通常の掲載料がかかります.


発表カテゴリ・発表方式

人工知能学会全国大会では,4つの発表カテゴリ,2つの発表方式があります.研究成果をアピールするために適した発表カテゴリと発表方式を選択し,発表申し込みください.発表申し込み時に,タイトル(サブタイトル),著者,所属,アブストラクト(200文字以内),速報論文への推薦希望の有無,希望発表カテゴリ,論文該当分野の入力が必要となります.

口頭発表 インタラクティブ発表 *1 表彰/速報論文推薦
一般セッション 対象
オーガナイズドセッション テーマによる *2 対象
国際オーガナイズドセッション 不可 対象
近未来チャレンジセッション テーマによる *2 対象
  • *1 インタラクティブ発表の開催時間帯は他のセッションを開催しませんので,全員が参加可能です.多くの方々から,インタラクティブ発表へ,発表申し込みをいただけますようよろしくお願いします.詳細は発表カテゴリおよび発表方式のページをご覧ください.
  • *2 インタラクティブ発表が可能なテーマはオーガナイズドセッション,近未来チャレンジのページにて,お知らせします.
  • 発表件数:各発表者について,各発表カテゴリにつき1件以下の発表が可能といたします.また,同一の発表内容で,口頭発表とインタラクティブの発表の両方で発表が可能です.複数のカテゴリへの発表申し込みされる場合は,別々に申し込みを行ってください.連名の著者に関する制限はありません.なお,オーガナイズドセッション希望の発表に関しては一般セッションに回っていただく場合もありますので,あらかじめご了承ください.それにより,お一人の口頭発表が2件になる場合はいずれかの発表を取り下げていただきます.

発表カテゴリ

カテゴリ1 一般セッション

論文該当分野に示される人工知能およびその関連分野の学術論文,事例報告に関する通常の発表です.発表申し込み時に,論文該当分野を選択してください.

カテゴリ2 オーガナイズドセッション

採択されたオーガナイズドセッションは以下の21件です.OS-14「コトのデザイン」を除いたすべてのセッションで発表の一般公募を行ないます.オーガナイズドセッションで発表を希望される方は,発表申し込み時にその旨を指定してください.なお,発表申し込み時にオーガナイズドセッションを希望されても,申し込み数が多い場合,あるいは依頼による発表を優先するなどの理由により,一般セッションに変更していただくことがあります.また,発表時間なども一般セッションとは異なる可能性があります.

  1. ことば–コンピュータ–コミュニケーション(阿部 明典)
  2. 意味と理解のコンピューティング(小林 一郎,麻生 英樹,伊東 幸宏)
  3. 人を動かすHAI(小野 哲雄,山田 誠二)
  4. SAT技術の理論,実装,応用(越村 三幸,鍋島 英知,平山 勝敏)
  5. 知的インタラクティブシステムのためのインタラクションデザイン(山田 誠二,岡部正幸)
  6. 身体知の表現と獲得(藤波 努)
  7. 人と環境にみる高次元のデータフローの生成と解析ーマッシブデータフロー時代の理論とは?ー(池上 高志,岡 瑞起)
  8. オノマトペの利活用:オノマトペ研究の分野横断連携を目指して(小松 孝徳,中村 聡史)
  9. 仕掛学(松村 真宏,塩瀬隆之,松下光範,平岡敏洋,山根承子)
  10. 交通・移動・物流とAI(栗原 聡,服部 宏充,和泉 潔,川村 秀憲,松井 宏樹)
  11. Affective Computing for Learning(松居 辰則,柏原 昭博)
  12. ネットワークが創発する知能(石川 孝,栗原 聡,澤井 秀文,風間 一洋,鳥海 不二夫)
  13. Linked Dataとオントロジー(長野 伸一,山口 高平,武田 英明,古崎 晃司,乙守 信行,細見 格)
  14. コトのデザイン(岡本 誠,小早川 真衣子,須永 剛司,原田 泰,藤井 晴行)
  15. ファイナンスにおける人工知能応用(寺野 隆雄,松井 藤五郎,和泉 潔,鳥海 不二夫,松井 宏樹)
  16. 知の身体性(諏訪 正樹,跡見 順子)
  17. ビッグデータとAI技術(岩爪 道昭,岩瀬 高博,中村 哲)
  18. 知的対話システム(中野 幹生,駒谷 和範)
  19. グリーンAI(柴田 博仁,森 幹彦,福井 健一,松井 孝典)
  20. プライバシー保護データマイニング(中川 裕志,佐久間 淳,吉田 稔)
  21. 脳科学とAI(山川 宏,森川 幸治)

詳しくは「オーガナイズドセッションのページ」をご覧ください.

カテゴリ3 近未来チャレンジセッション

人工知能学会があなたの研究を応援する特別企画です.「5年以内に実現でき,新社会に役立つチャレンジテーマ」を提案してください.近未来チャレンジでの研究テーマ募集には新しいチャレンジテーマの募集(ニューチャレンジ)と前年度の大会で選抜されたテーマを支持し発展させる研究テーマの募集(サバイバル・オブ・チャレンジ)があります.

本企画のメリット:審査員による評価と聴講者のアンケート結果をもとに委員会で審査を行います.委員会で選抜されたテーマの提案者(チャレンジャー)には,次の権利が与えられます.

  1. 次年度の全国大会で「サバイバル・オブ・チャレンジ」セッションを運営できる.
  2. 人工知能学会誌「近未来チャレンジ特集」に対して,チャレンジャー自身の論文を投稿できる.
  3. 「サバイバル・オブ・チャレンジ」セッションにおいて発表されたチャレンジャー以外の論文の中でチャレンジャーが特に優秀と認めた論文(1~2件程度)について,上記特集論文への投稿を近未来チャレンジ担当(編集委員,選考委員)に対して推薦できる(ただし,査読プロセスは通常の論文と同様).
  4. 「ニューチャレンジ」での選考と「サバイバル・オブ・チャレンジ」の4回の選考(回数は成果によっては短縮可能)を勝ち抜くと「サバイバー」として認定され,学会への解説論文掲載や講演などの機会も与えられる.

「ニューチャレンジ」セッション

新たな「近未来チャレンジ」テーマを募集します.投稿内容:アブストラクトには,新チャレンジの内容だけでなく.新チャレンジを実現するプラン,社会への貢献プランを1000字以内で明確に書いてください.

  • 発表方法:口頭発表.発表時間は,40分(発表30分,討議10分です).

「サバイバル・オブ・チャレンジ」セッション

2011年度に選抜されたチャレンジの成果発表を行うセッションです.

  • 投稿内容:チャレンジの進展と将来の見込み,新課題について,200~300字のアブストラクトを提出してください.
  • 発表方法:口頭発表.発表時間は,20分(発表15分,討議5分です).
  • 2011年度選抜テーマ
    • 認知症予防回復支援サービスの開発と忘却の科学 代表者:大武 美保子 (東京大学 人工物工学研究センター)
      ※「認知症予防回復支援サービスの開発と忘却の科学」は2011年度をもって近未来チャレンジ5年間のサバイバルに成功し,卒業されました.
    • Wikipediaマイニング 代表者:中山 浩太郎 (東京大学 知の構造化センター)
    • Total Environment for Text Data Mining 代表者:砂山 渡 (広島市立大学大学院)

詳しくは「近未来チャレンジホームページ」をご覧ください.

カテゴリ4 国際オーガナイズドセッション

2012年年度全国大会の新企画として,国際オーガナイズドセッションを設けました.本学会の国際化を進める第一歩と考えております.

詳しくは「国際オーガナイズドセッション」をご確認ください.


発表方式

2012年度の全国大会では,例年通りの口頭発表に加え,インタラクティブ発表を企画しています.発表の形態に合わせて研究成果のアピールをすることが可能となります.例えば,口頭発表では背景・理論・評価に重点を置いて発表し,インタラクティブ発表ではデモを行い参加者の直感に訴えかけるといった方法をとることができます.発表申込者は「口頭発表のみ」,「インタラクティブ発表のみ」,「口頭発表とインタラクティブ発表の両方」,「口頭発表とインタラクティブ発表のどちらでも良い」の4つから選択できます.ただし,オーガナイズドセッションの発表方法は,各セッションのオーガナイザによって指定されます.
インタラクティブ発表の開催時間帯は他のセッションを開催しませんので,全員が参加可能です.多くの方々から,インタラクティブ発表へ,発表申し込みをいただけますようよろしくお願いします.

  • 発表方法1:口頭発表
    • 通常の口頭発表で,PC用プロジェクタが利用可能です.発表時間は発表15分,討議5分です.(近未来チャレンジセッションのニューチャレンジの発表時間は発表30分,討議10分です.)
  • 発表方法2:インタラクティブ発表
    • インタラクティブ発表では,電源およびポスターパネル(A0サイズ)を用意しますので,デモやポスターを利用して発表を行うことが可能です.口頭発表に比べて,より多くの参加者とより深く議論ができる,実際のシステムを参加者が体験できる,といったメリットがあります.

論文該当分野

1. 基礎・理

論理・推論,知識表現,探索,プランニング,制約充足,最適化,不確実性,複雑ネットワーク,その他

2. 機械学習

分類学習,クラスタリング,強化学習,回帰分析,属性選択,知識獲得,グラフィカルモデル,因果分析,機械学習応用,その他

3. データマイニング

頻出パターン,時系列データ分析,グラフマイニング,テキストマイニング,可視化,データマイニング応用,その他

4. 知識の利用と共有

知識共有,知識ベース,オントロジー,エキスパートシステム,ナレッジマネジメント,その他

5. Webインテリジェンス

セマンティックWeb, Web検索,Webコミュニティ,Webインタラクション,Webサービス,コンテンツ作成支援,その他

6. Webマイニング

構造抽出,利用分析,話題抽出,属性抽出,知識獲得,情報推薦,その他

7. エージェント

ヒューマンエージェントインタラクション,エージェント設計,マルチエージェントシステム,協調問題解決,エージェントシミュレーション,オークション,その他

8. ソフトコンピューティング

ニューラルネットワーク,ファジイ,遺伝的アルゴリズム,遺伝的プログラミング,強化学習,人工生命,その他

9. 自然言語処理・情報検索

自然言語理解,対話処理,意図・談話理解,機械翻訳,情報抽出,要約,質問応答システム,検索システム,その他

10. 画像・音声

パターン認識・理解,シーン理解,動画像処理,音声認識・理解,音声対話,視聴覚心理モデル,ジェスチャー認識,その他

11. ロボットと実世界

知能ロボット,ロボットの知的処理,ヒューマンロボットインタラクション,環境認識・位置推定,センサーネットワーク,その他

12. ヒューマンインタフェース・教育支援

知的インタフェース,ヒューマンコンピュータインタラクション,仮想・拡張現実感,知的学習支援,e-ラーニング,コミュニケーション支援,デザイン支援,その他

13. AI応用

産業システム,社会システム,ファイナンス,e-コマース,バイオインフォマティクス,マルチメディア,音楽,ゲーム,エンタテイメント,その他