ことば工学研究会 注目の本

少しずつですが、ことば工学と関係のありそうな話題を扱っている本や雑誌を紹介していこうと思います。 基本的に、日本での出版が 1998年以降の本を紹介しています。それ以前のものに関しては、 いずれ....

• 単行本
  1. 伊東 ひとみ: キラキラネームの大研究, 新潮新書 (2015)
  2. 今野 真二: 盗作の言語学, 集英社新書 (2015)
  3. 諏訪 正樹, 堀 浩一編著: 一人称研究のすすめ, 近代科学社 (2015)
  4. 大井 玄: 病から詩がうまれる, 朝日選書 (2014)
  5. 高橋 順子: 水の名前, 白水社 (2014)
  6. 藤澤 三佳: 生きづらさの自己表現 ---アートによってよみがえる「生」---, 晃洋書房 (2014)
  7. 本田 美和子、イヴ・ジェネスト、ロゼット・マレスコッティ: ユマニチュード入門, 医学書院 (2014)
  8. 荒井 浩道: ナラティヴ・ソーシャルワーク, 新泉社 (2014)
  9. 明星 聖子: カフカらしくないカフカ, 慶應義塾大学出版会 (2014)
  10. Claire Maree: 「おネエことば」論, 青土社 (2013)
  11. 川井田 祥子: 障害者の芸術表現, 水曜社 (2013)
  12. 酒井 邦嘉編: 芸術を創る脳, 東京大学出版 (2013)
  13. 中村 桃子: 翻訳がつくる日本語, 白澤社 (2013)
  14. 篠原 和子, 宇野 良子編: オノマトペ研究の射程, ひつじ書房 (2013)
  15. 長谷川 祐子: キュレーション 知と感性を揺さぶる力, 集英社新書 (2013)
  16. 伊藤 孝紀: まちを演出する 仕掛けとしてのデザイン, 鹿島出版会 (2013)
  17. 伊藤 亜紗: ヴァレリーの芸術哲学、あるいは身体の解剖, 水声社 (2013)
  18. Arthur P. Shimamura and Stephen E. Palmer eds.: Aesthetic Science, Oxford University Press (2012)
  19. 清水 良典: あらゆる小説は模倣である, 幻冬舎新書 (2012)
  20. 高崎 卓馬: 表現の技術, dentsu (2012)
  21. 堀内 伸浩: キャッチコピーの作り方, 明日香出版社 (2012)
  22. 小山田 隆明: 詩歌療法, 新曜社 (2012)
  23. 千住 淳: 社会脳の発達. 東京大学出版会 (2012)
  24. 恩蔵 直人+ADK R3 プロジェクト: R3コミュニケーション, 宣伝会議 (2011)
  25. 西尾 哲夫、堀内 正樹、水野 信男編: アラブの音文化, スタイルノート (2011)
  26. 佐々木 敦: 即興の解体/懐胎, 青土社 (2011)
  27. 宇野 常寛: リトル・ピープルの時代, 幻冬舍 (2011)
  28. 鍋島 弘治朗: 日本語のメタファー, くろしお出版 (2011)
  29. 小川 洋子、岡ノ谷 一夫: 言葉の誕生を科学する, 河出ブックス (2011)
  30. 斎藤 環: キャラクター精神分析 マンガ・文学・日本人, 筑摩書房 (2011)
  31. 菅原 和孝: ことばと身体 「言語の手前」の人類学, 講談社 選書 メチエ (2010)
  32. 松本 修: 「お笑い」日本語革命, 新潮社 (2010)
  33. 梶井 厚志: コトバの戦略的思考, ダイヤモンド社 (2010)
  34. 黒木 夏美: バナナの皮はなぜすべるのか?, 水声社 (2010)
  35. 内田 樹: 街場のメディア論, 光文社新書 (2010)
  36. 田崎 真也: 言葉にして伝える技術, 詳伝社新書 (2010)
  37. 飯沢 耕太郎: 戦後民主主義と少女漫画, PHP新書 (2009)
  38. 谷川 健司, 王 向華, 呉 咏梅 編著: 拡散するサブカルチャー, 青弓社 (2009)
  39. Keith Sawyer: Group Genius (金子 宣子訳: 凡才の集団は孤高の天才に勝る), ダイヤモンド社 (2009; 原2007)
  40. 諸橋 泰樹: メディアリテラシーとジェンダー, 現代書館 (2009)
  41. 秋月 高太郎: 日本語ヴィジュアル系, 角川oneテーマ21, B-116, 角川書店 (2009)
  42. Fred K. Beard: Humor in the advertising business, Rowman & Littlefield (2008
  43. Ronald W. Langacker: Cognitive Grammar, Oxford University Press (2008)
  44. Richard Shusterman: Body Consciousness, Cambridge University Press (2008)
  45. Everett D.L.: Don't Sleep, There are Snakes, Pantheon Books (2008) (屋代 通子訳: ピダハン 「言語本能を越える文化と世界観」, みすず書房 (2012))
  46. 原 倫太郎, 原 游: 背面ストライプの浦島太郎, マガジンハウス (2008)
  47. 飯田 朝子: アイドルのウェストはなぜ 58 センチなのか ---数のサブリミナル効果---, 小学館 (2008)
  48. 森岡 正芳編: ナラティヴと心理療法, 金剛出版 (2008)
  49. 中島 一夫: 収容所文学論, 論創社 (2008)
  50. 犬飼 隆: 漢字を飼い慣らす, 人文書館 (2008)
  51. 西 成彦: エクストラテリトリアル ---移動文学論2, 作品社 (2008)
  52. 前田 塁: 小説の設計図, 青土社 (2008)
  53. 岩田 誠, 河村 満 編: 神経文字学, 医学書院 (2008)
  54. 岩田 誠: 神経内科医の文学診断, 白水社 (2008)
  55. Michael C. Corballis: From Hand to Mouth: the Origins of Language (大久保街亜 訳: 言葉は身振りから進化した), 勁草書房 (2008; 原2002)
  56. 高橋 英夫: 音楽が聞える, 筑摩書房 (2007)
  57. 石田 佐恵子他編: ポスト韓流のメディア社会学, ミネルヴァ書房 (2007)
  58. Uwe Poerksen: Plastikwoerter (糟谷 啓介訳: プラスチック・ワード), 藤原書店 (2007; 原2004)
  59. 真銅 正宏: 食通小説の記号学, 双文社出版 (2007)
  60. 西村 和子: 季語で読む源氏物語, 飯塚書店 (2007)
  61. 茨木 正治: メディアのなかのマンガ, 望川書店 (2007)
  62. 黒川 伊保子 監修: 語感対決! 77, 山海堂 (2007)
  63. 黒川 伊保子: 日本語はなぜ美しいのか, 集英社新書 (2007)
      pp.90 の人工知能学会とは第15回研究会のことです
  64. ヨコタ村上 孝之: マンガは欲望する, 筑摩書房 (2006)
  65. 瀬名 秀明, 橋本 敬, 梅田 聡: 境界知のダイナミズム, 岩波書店 (2006)
  66. 原 倫太郎, 原 游: 匂いをかがれるかぐや姫, マガジンハウス (2006)
      阿部が研究会で紹介したものの出版版です
      平成19年度（第11回）文化庁メディア芸術祭で奨励賞をとりました。 リンク
  67. 藤田 真文: ギフト、再配達, せりか書房 (2006)
  68. 宮尾 慈良: 比較芸能論, 彩流社 (2006)
  69. 谷川 渥: 美のバロキスム, 武蔵野美術大学出版局 (2006)
  70. 原 宏之: バブル文化論, 慶應大学出版会 (2006)
  71. 松浦 寿輝: 青の奇跡, みすず書房 (2006)
  72. 松浦 寿輝: 方法叙説, 講談社 (2006)
  73. Yukio Ohsawa, Shusaku Tsumoto eds: Chance Discoveries in Real World Decision Making: Data-based Interaction of Human intelligence and Artificial Intelligence, Studies in Computational Intelligence, Springer (2006)
  74. 大澤 幸生: チャンス発見のデータ分析　――モデル化＋可視化＋コミュニケーション→シナリオ創発, 東京電機大学出版局 (2006)
  75. 高瀬 淳一: 武器としての＜言葉政治＞ 不利益分配時代の政治手法, 選書メチエ, 講談社 (2005)
  76. 管 啓次郎: オムニフォン ＜世界の響き＞の詩学, 岩波書店 (2005)
  77. 森岡 正芳: うつし 臨床の詩学, みすず書房 (2005)
  78. 山田 雄一郎: 外来語の社会学, 晴風社 (2005)
  79. 佐野 寛: メディア写真論, パロル舎 (2005)
  80. 別宮 貞教: 日本語のリズム 四拍子文化論, ちくま文芸文庫 (2005; 元1977)
  81. Akinori Abe and Yukio Ohsawa eds.: Readings in Chance Discovery, Advanced Knowledge International (2005)
  82. 松岡 心平: 宴の身体 ―― バサラから世阿弥へ ――, 岩波現代文庫 (2004; 元1991)
  83. 村上 征勝: シェークスピアは誰ですか? 計量文献学の世界, 文春新書 (2004)
  84. 呉 智英: 言葉の常備薬, 双葉社 (2004)
  85. 川田 順造: コトバ・言葉・ことば 文字と日本語を考える, 青土社 (2004)
  86. 黒川 伊保子: 怪獣の名はなぜガギグゲゴなのか, 新潮新書 (2004)
  87. 矢萩 喜從郎: 空間 建築 身体, エクスナレッジ (2004)
  88. 山田 麻里: イヴリン・ウォー ---「一握の砂」のテクスト間相互関連性---, 日本図書センター (2004)
  89. 和田 伸一郎: 存在論的メディア論 ハイデガーとヴィリリオ, 新曜社 (2004)
  90. 大澤 幸生: ビジネスチャンス発見の技術, 岩波アクティブ新書 (2004)
  91. Jean Caune: Esthetique de la communication (小倉 正史 訳: コミュニケーションの美学), 白水社 [文庫クセジュ] (2004; 原1997)
  92. 秋山 隆平×杉山 恒太郎: ホリスティック・コミュニケーション, 宣伝会議 (2004)
  93. Jaques Lecoq :The Moving Body: Teaching Creative Theatre (大橋 也寸 訳: 詩を生む身体―ある演劇創造教育), 而立書房 (2003; 原)
  94. 伊勢 史郎: 快感進化論, 現代書館 (2003)
  95. 斧谷 彌守一 編: 心の危機と臨床の知 <3> リアリティの変容? ―身体／メディア／イメージ, 新曜社 (2003)
  96. 飯間 浩明: 遊ぶ日本語 不思議な日本語, 岩波アクティブ新書, 75 (2003)
  97. 夏石 番矢: 世界俳句入門, 沖積舎 (2003)
  98. 稲増 龍夫: パンドラのメディア, 筑摩書房 (2003)
  99. 近藤 裕子: 臨床文学論, 彩流社 (2003)
  100. 正高 信男: ケータイを持ったサル, 中公新書, 1712 (2003)
  101. 黒川 伊保子: 感じることば, 筑摩書房 (2003)
  102. 大澤 幸生編: チャンス発見の情報技術, 東京電機大学出版局 (2003)
  103. Yukio Osawa and Peter McBurney eds.: Chance Discovery, Springer Verlag (2003)
  104. 豊永 武盛 著: 言葉と病い その起源と発達論, 日本評論社 (2003)
  105. 瀬戸 賢一 編著: ことばは味を越える 美味しい表現の探求, 海鳴社 (2003)
  106. 酒井 邦嘉: 言語の脳科学 脳はどのようにことばを生み出すか, 中公新書, 1647 (2002)
  107. 森岡 正芳: 物語としての面接 ―ミメーシスと自己の変容, 新曜社 (2002)
  108. 菅原 和孝: 感情の猿=人, 弘文堂 (2002)
  109. 浜田 寿美男: 身体から表象へ, ミネルヴァ書房 (2002)
  110. 情報デザインアソシエイツ編: 情報デザイン 分かりやすさの設計, グラフィック社 (2002)
  111. 天野 祐吉: 広告論講義, 岩波書店 (2002)
  112. 奥出 直人、後藤 武 編: デザイン言語, 慶應義塾大学出版会 (2002)
  113. ツベタナ・クリステワ: 涙の詩学 王朝文化の詩的言語, 名古屋大学出版会 (2001)
  114. 竹田 青嗣: 言語的思考へ 脱構築と現象学, 径書房 (2001)
  115. 宗宮 喜代子: ルイス・キャロルの意味論，大修館書店 (2001)
  116. 松浦 寿輝: 官能の哲学，岩波書店 (2001)
  117. Giuseppe Caglioti: Eidos e Psiche (鈴木 邦夫 訳: イメージの現象学), 白揚社 (2001; 原1995)
  118. Rolf Jensen: The Dream Society (宮本 喜一 訳: 物語を売れ), TBSブリタニカ (2001; 原1999)
  119. Steven Rogan Fischer: History of Language (鈴木 晶訳: ことばの歴史), 研究社 (2001; 原1999)
  120. 滝浦 真人: お喋りなことば −コミュニケーションが伝えるもの−, 小学館 (2000)
  121. 山梨 正明: 認知言語学原理，くろしお出版 (2000)
  122. 土田 知則: 間テクスト性の戦略，夏目書房 (2000)
  123. 立川 昭二: からだことば 日本語から読み解く身体，早川書房 (2000) -> ハヤカワ文庫 (2002)
  124. 小林 康夫、松浦 寿輝 編: 表象のディスクール (2) テクスト, 東京大学出版会 (2000)
  125. 小林 康夫、松浦 寿輝 編: 表象のディスクール (1) 表象, 東京大学出版会 (2000)
  126. 未生 響: カイゼル製菓, 空中線書局 (2000) (回文詩 ) 限定数出版
  127. Regis Debray: Transmettre (嶋崎 正樹 訳: メディオロジー入門), NTT 出版 (2000; 原1997)
  128. Edouard Glissant: Poetique de la Relation (管 啓次郎 訳: ＜関係＞の詩学), インスクリプト (2000; 原1990)
  129. 苧阪 直行 編著: 感性のことばを研究する, 新曜社 (1999)
  130. Regis Debray: Menifestes Mediologiques (嶋崎 正樹 訳: メディオロジー宣言), NTT 出版 (1999; 原1994)
  131. 萩原 裕子: 脳にいどむ言語学，岩波書店 (1998)
  132. 井上 京子: もし「右」や「左」がなかったら 言語人類学への招待，大修館書店 (1998)
  133. 須永 剛司 他: 情報デザイン学論考, 多摩美術大学 (1998)
  134. 谷 泰編: コミュニケーションの自然誌, 新曜社 (1997)
  135. Salvatore Attardo: Linguistic Theories of Humor, Mouton de Gruyter (1994)

• 雑誌
  1. 現代のエスプリ: 心理療法における言葉: 臨床言語論 1, 530, ぎょうせい (2011)
  2. ユリイカ: 特集 詩の言葉, 4月号, 青土社 (2008)
  3. 谷川 俊太郎×三浦 雅士: 言葉の宿命、「私」の私, 現代詩手帖, 4月号, 思潮社, pp. 10-29 (2008)
  4. 月刊言語 2004年6月号, 「<言語の起源>再考」, 大修館 (2004)
  5. 広告批評: 特集 からだことば, No. 280, マドラ出版 (2004)
  6. 広告批評: 特集 コトバ, No. 278, マドラ出版 (2004)
  7. 週刊現代 2003年11/15号, もはや暗号状態 女子高生 ``携帯メール'' あなたは読めるか, pp. 206-207 講談社 (2003)
  8. 月刊言語 2003年9月号, 「メディアの誕生・広告の歴史」, 大修館 (2003)
  9. 月刊言語 2003年2月号, 「遊びたがる言葉―言葉遊びはどうして発生するか」, 大修館 (2003)
  10. 季刊 InterCommunication, No.43, 「 特集：デザイン / アート / テクノロジー」, NTT出版 (2003)
  11. 婦人公論, No. 1068 (9/22), ダジャレの未来 (小田島 雄志、松澤 和光、糸井 重里), pp. 180-185, 中央公論新社 (2000)
  12. 現代思想, Vol. 28-8, 「メディオロジー」, 青土社 (2000)
  13. 月刊言語 2002年7月号, 「メタファー――古くて新しい認知パラダイムを探る」, 大修館 (2002)
  14. 季刊 武蔵野美術, No. 116(春), 特集 アフォーダンス入門, 武蔵野美術大学 (2000)
  15. 月刊言語 2000年2月号, 「ことば遊びを作る――言語遊戯の発信者になるために」, 大修館 (2000)

• 学会誌、論文誌 (人工知能学会誌以外)、紀要
  1. 波来谷 史代: 直喩の二種類について ---ソシュールとヤーコブソンの言語理論を手がかりに---, 美學, 234, pp. 30-43 (2009)
  2. 鍋島 弘治朗: 言語学的アラインメント試論 ---写像 (mapping) の骨格としての整列 (alignment) ---, 英文学論集, 第43号, pp. 79-109, 関西大学英文学会 (2003)
  3. 江藤 裕之他: 医療者間で使われるドイツ語隠語の造語法に関する考察, 長野県看護大学紀要, Vol. 4, pp. 31-39 (2002)
  4. 滝浦 真人: ことば遊びは何を伝えるか？ −ヤーコブソンの〈詩的機能〉とグライスの会話理論を媒介として−, 『日本語科学』, 第11号，pp.79-99 (2002)
  5. 雨宮 俊彦, 住山 晋一, 増田 のぞみ: マンガ表現の時空 (1)-(3), 関西大学『社会学部』紀要, Vol. 33, No. 2, pp. 1-191 (2002)
  6. 雨宮 俊彦: エージェント・環境相互作用モデルとソシオン理論 (1) ---荷重関係のモデル化のこころみ---, 関西大学『社会学部』紀要, Vol. 32, No. 2, pp. 253-291 (2001)
  7. 生田 久美子: 「伝え合う力」とは −学校「言語」を超えて−, 日本ファジー学会誌, Vol. 12，No. 4, pp.501-506 (2000)
  8. 雨宮 俊彦: 視覚表示と表現の記号論 (1) ---視覚記号の原理について---, 関西大学『社会学部』紀要, Vol. 32, No. 1, pp. 89-141 (2000)
  9. 酒井 邦嘉: 言語の認知脳科学, 生体の科学, Vol. 49, No. 1, pp. 10-22 (1998)
  10. 酒井 邦嘉: 言語獲得の脳科学, 生体の科学, Vol. 49, No. 1, pp. 40-53 (1998)

• その他
  1. ことばのぬりえ, Culture Pocket, No. 26 (11+12. 2003), 大阪市文化振興事業実行委員会 (2003)