オーガナイズドセッション


採択されたオーガナイズドセッションは以下の25件です. 採択されたオーガナイズドセッションでは,発表の一般公募を行います.発表申し込み時にご希望のオーガナイズドセッションを選択してください.

なお,2015年度全国大会のオーガナイズドセッションは最大で一般セッション2枠分の長さとなります.オーガナイズドセッションを希望された場合におきましても,申し込まれたオーガナイズドセッションの発表件数が多い場合,またはオーガナイズドセッションの主旨にそぐわない発表は,一般セッションにまわっていただくことがあります.

オーガナイズドセッション一覧

  • OS-1 意味と理解のコンピューティング (小林一郎,麻生英樹,伊東幸宏,竹内孔一)
  • OS-2 マッシブデータフロー 〜人と環境と人工システムが作り出す複雑さ〜 (池上高志,岡瑞起)
  • OS-3 SAT技術の理論,実装,応用 (越村三幸,戸田貴久,宋剛秀)
  • OS-4 ネットワークが創発する知能 (石川孝,栗原聡,澤井秀文,風間一洋,鳥海不二夫)
  • OS-5 ことば–コンピュータ–コミュニケーション (阿部明典)
  • OS-6 Deep Learning (松尾豊,山川宏,中山浩太郎)
  • OS-7 知的対話システム (駒谷和範, 東中竜一郎,船越孝太郎,藤江真也)
  • OS-8 Linked Dataとオープンデータ活用 (乙守信行,古崎晃司,武田英明,長野伸一,細見格,森田武史,山口高平)
  • OS-9 交通・移動・物流とAI (川村秀憲,栗原聡,服部宏充,藤井秀樹)
  • OS-10 知的インタラクティブシステム (高間康史,山田誠二)
  • OS-11 学習科学と学習工学のフロンティア (松原行宏,松居辰則,小島一晃,笠井俊信,嶺竜治)
  • OS-12 記号創発ロボティクス (谷口忠大,岩橋直人,岡田浩之,長井隆行,稲邑哲也)
  • OS-13 金融情報学―ファイナンスにおける人工知能応用― (和泉潔,八木勲,西山昇,中山慎一郎,山本竜市,酒井浩之)
  • OS-14 HAIで創り上げる社交性と雰囲気 (今井倫太,片上大輔,湯浅将英,寺田和憲)
  • OS-15 身体知の表現と獲得 (藤波努)
  • OS-16 知の身体性 (諏訪正樹,跡見順子)
  • OS-17 汎用人工知能とその社会への影響 (市瀬龍太郎,山川宏,荒川直哉)
  • OS-18 共創的価値創出のためのデータプラットフォーム~社会実装に向けて~ (本村陽一 ,西尾義英)
  • OS-19 脳科学とAI (山川宏,森川幸治,岡本洋)
  • OS-20 ヒューマンコンピュテーションとクラウドソーシング (馬場雪乃,芦川将之,鹿島久嗣)
  • OS-21 音楽と言語 (東条敏,平田圭二,小野哲雄)
  • OS-22 仕掛学 (松村真宏,松下光範,山根承子,平岡敏洋,片山めぐみ)
  • OS-23 世代をつなぐ知的インタフェース (田中文英,檜山敦)
  • OS-24 グリーンAI ~AIによる環境貢献~ (松井孝典,柴田博仁,森幹彦,福井健一,熊澤輝一)
  • OS-25 経営課題にAIを! (寺野隆雄,倉橋節也,高橋大志,小林知巳,鳥山正博,菱山玲子,後藤裕介)

OS-1 意味と理解のコンピューティング

オーガナイザ

  • 小林 一郎(お茶の水女子大学)
  • 麻生 英樹(産業技術総合研究所)
  • 伊東 幸宏(静岡大学)
  • 竹内 孔一(岡山大学)

内容

計算機の処理能力が上がり、大量のデータを簡単に扱える時代になった。それにともない、データの統計的処理の観点から、その意味をとらえる研究が多くなっている。たとえば、文書を Bagof words として扱い、語彙の出現頻度に基づく統計量から文章の内容を捉えるような統計的自然言語処理は、情報検索システムなどの成功に裏打ちされ、自然言語によって記述された文章を処理する実用的な手段として現在も自然言語処理の分野の主流となるアプローチとして位置づけられている。そのような背景において、以前のような意味に対する深い取り扱いへの試みが希薄なっているように感じられる。たとえば、文章の内容を理解するためには言語学的知識の考慮や内容を理解するための他の知識の連携が必要とされるが、そうしたことを可能にする論理学による意味の記述や推論などを用いた意味理解に対するアプローチの研究は少なくなっている。しかし、システムを真に知的にするためには、人が行うような意味の理解のメカニズムが必要であり、必要な技術は振り子のように回帰してくると考える。本オーガナイズドセッションは、そのような背景を踏まえ、意味や理解をとらえるための多様な取り組みや姿勢を大切にしながら新しい技術を開発することを目指す人たちが、それぞれのアプローチに基づいたアイデアを持ち寄り、相互理解や新たな方向性について議論するための場として開催する。

キーワード

  • 言語
  • 意味
  • 理解

OS-2 マッシブデータフロー 〜人と環境と人工システムが作り出す複雑さ〜

オーガナイザ

  • 池上 高志(東京大学)
  • 岡 瑞起(筑波大学)

内容

環境・人工システム、そして人間は、それぞれに異なる複雑さを有している。この3つの間にみられる関係性を注意深く議論し、昨今の膨大なデータと計算速度が可能にしている、「生きていること」を理解するための新しいタイプの複雑さや、ダイナミクスをみようというのが本セッションの目的である。特に、人が介することでみえてくるマッシブなデータフロー(MDF)をベースに、自律性や意識・記憶・学習などを議論したい。現在までに本大会において2011年、2012年、2013年、2014年と4回それを議論してきた。特に環境・人工システム、そして人間がつくりだす複雑さ、を理解するための新しい構造、パターン、ダイナミクスをみようというのが本セッションの目的である。特に、本年は、脳が作り出す意識や知覚の組織化、ライフログがもたらす大規模スケールの組織化について議論したい。

キーワード

  • 複雑系
  • 人工生命
  • 機械学習
  • 自己組織化
  • 大自由度力学系

OS-3 SAT技術の理論,実装,応用

オーガナイザ

  • 越村 三幸(九州大学)
  • 戸田 貴久(電気通信大学)
  • 宋 剛秀(神戸大学)

内容

CNF論理式の充足可能性を判定する充足可能性判定問題(SAT)は,1960年代から現在に至るまで計算機科学における中心的課題であり,約半世紀に渡って膨大な量の研究が蓄積されてきた.特に,ここ10数年でSATソルバーの性能が飛躍的に向上し,システム検証,プランニングやスケジューリング,定理証明,組合せ最適化など様々な応用領域における推論の基盤技術としてSAT技術は注目を集めている.本オーガナイズドセッションでは,「SAT技術の理論,実装,応用」をテーマとして,最新のSAT技術はもちろん,MaxSAT,Pseudo Boolean,モデル列挙,SMT,並列分散SAT等の次世代SAT技術,および,SATに関連の深い制約充足問題(CSP)や BDD, ZDD,解集合プログラミング(ASP)等の技術について研究発表および討論を行う.

  • SATソルバーの高速化
  • SAT符号化
  • SATの応用
  • 次世代SAT技術
  • 制約充足
  • BDD, ZDD
  • 解集合プログラミング等

キーワード

  • SAT技術
  • 制約充足問題
  • BDD
  • 解集合プログラミング
  • SMT

OS-4 ネットワークが創発する知能

オーガナイザ

  • 石川 孝(日本工業大学)
  • 栗原 聡(電気通信大学)
  • 澤井 秀文(情報通信研究機構)
  • 風間 一洋(和歌山大学)
  • 鳥海 不二夫(東京大学)

内容

マルチエージェントシステムや人間の社会現象などにおいては,集団的知能が多数の自律的な主体による局所的な行動のネットワークから創発している.この集団的知能の創発メカニズムを解明することは,集団的知能の説明のみならず,大規模分散情報・通信システムの実現に対しても重要な知見をもたらすことが期待される.このオーガナイズドセッションでは,マルチエージェントシステム,情報ネットワーク,ソーシャルネットワークなどの複雑ネットワークにおける創発現象やそのネットワークダイナミクス,および知能の創発を主なテーマとする研究発表を募集します.なお,本セッションでの論文発表の後に総括の全体討論を予定しています.

キーワード

  • 知能の創発
  • 集団的知能
  • 複雑ネットワーク
  • エージェント系
  • ネットワークダイナミクス

OS-5 ことば–コンピュータ–コミュニケーション

オーガナイザ

  • 阿部 明典(千葉大学)

内容

本セッションでは、昨年に引続き、コンピュータの上でことばを扱う問題に関して議論する予定である。コンピュータなどの機械メディアの上でことばを扱う研究を各々の観点から分野を横断して議論をしたいと考えている。

テーマ例:

コンピュータ、認知科学、社会学、心理学、脳科学、哲学、人工知能などの面から見た
 ことばの問題
 ことばの特性
 ことばの生成、デザイン
 文学の問題
 文学の特性
 文学の生成、デザイン
 コミュニケーションの問題
 コミュニケーションの特性
 コミュニケーションの生成、デザイン
 駄洒落、ユーモア、修辞等上記に深く関わる現象に関しても同様の議論
その他、
 広告コミュニケーションなどのアプリケーションがらみの話
 味の表現の仕方
など

主なキーワード

  • ことば工学
  • 感性
  • コミュニケーション
  • 修辞
  • 表現の仕方

OS-6 Deep Learning

オーガナイザ

  • 松尾 豊(東京大学)
  • 山川 宏(株式会社ドワンゴ)
  • 中山 浩太郎(東京大学)

内容

Deep Learningとは、近年、機械学習の分野で大変注目を集めている新しい技術であり、人間の脳の神経回路のような深い構造を作り出すことにより、抽象的な表現を学習し、精度を大幅に向上させるものである。機械学習の分野では、さまざまなコンペティションで優秀な成績で優勝しており、国際会議ICLR(International Conference on Representation Learning)が開かれるなど、Deep Learningは大きな注目を集めている。本OSでは、Deep Learningに関しての研究発表と議論を行う。Deep Learningのアルゴリズムの提案、それを用いた活用例、将来的な研究の展望など、幅広い範囲の研究を募集する。また、画像データ、動画データ、言語データ、ウェブデータなど、さまざまなデータへの適用例も歓迎する。Deep Learningは新しく実装の難しい分野でもあり、萌芽的な研究も広く募集したいと考えている。

キーワード

  • Deep Learning
  • 表現学習
  • 深層学習
  • 機械学習
  • ニューラルネットワーク

OS-7 知的対話システム

オーガナイザ

  • 駒谷 和範(大阪大学)
  • 東中 竜一郎(NTT)
  • 船越 孝太郎(HRI-JP)
  • 藤江 真也(千葉工業大学)

内容

対話システムは,音声対話システム以外にも,テキスト対話システム,対話エージェントや対話ロボットを含むマルチモーダル対話システムなど,様々なタイプのものがあるが,その根底にあるメカニズムは共通であり,多くの研究課題が共有されている.しかしながら,従来対話システム研究は,様々な要素技術を統合した学際的な研究分野であるがために,音声処理,言語処理,人工知能,ヒューマンコンピュータインタラクション,ロボティクスなど,様々な学会に分散して発表が行われてきており,研究者間の情報交換が難しい状況であった.そこで,2011年より,対話システム研究者を一同に集めて議論を行うべく,本オーガナイズドセッションを開催している.

本年も,本オーガナイズドセッションを開催し,対話システム研究の一層の発展のため,最先端の対話システムに関する研究発表を集めたい.特に,前回の総合討論において,対話システム分野におけるshared taskの可能性について議論が行われ,本オーガナイズドセッションのメンバーを母体として,自然言語処理のエラー分析に関するプロジェクトであるProject Next NLPの中で対話タスクが立ち上がっている.対話タスクでは,複数の大学や企業の研究所をまたいで,対話データを収集し,それに正解タグを付与することで,大量の対話データを作成するという営みを行っており,将来的な評価型ワークショップの開催も視野に入れている.今回も時間の許す限り総合討論を行い,これらの進展や方向性を確認するとともに,今後の対話システム研究分野のあり方についても討論を行う.

テーマの例:

  • 対話システムの構築
  • 対話データの分析
  • 対話システムの評価
  • 対話システムの要素技術の開発(発話理解,対話管理,応答生成など)
  • 対話システムにおける知識獲得
  • 対話ロボット

キーワード

  • 対話システム
  • 自然言語理解
  • 対話ロボット
  • マルチモーダル
  • 音声認識

OS-8 Linked Dataとオープンデータ活用

オーガナイザ

  • 乙守 信行(株式会社MetaMoJi)
  • 古崎 晃司(大阪大学)
  • 武田 英明(国立情報学研究所)
  • 長野 伸一(株式会社東芝)
  • 細見 格(日本電気株式会社)
  • 森田 武史(青山学院大学)
  • 山口 高平(慶應義塾大学)

内容

Webの仕組みを利用した,オープンなデータ(Open Data)や,構造化データ(Linked Data)の構築と活用が進み,行政や産業,学術などの各分野で新しいサービスの創出への取り組みが広がりつつあります.また,これらのデータに関するハッカソンやコンテストが各地で開催され,有用なアイデア,データを参加者や市民の間で共有する取り組みが広がり始めています.本セッションは,本研究領域における多様なアプローチ,および新たな方向性について議論する場として開催します.Linked Data・オープンデータの構築・活用に限定せず,オントロジー研究との融合,社会での情報共有やビジネスへの応用,市民によるテクノロジー活用など,幅広い研究発表を募集します.なお,本セッションは,「Linked Dataとオントロジー」という名称で2011年度から開催していましたが,2015年度から名称を「Linked Dataとオープンデータ活用」に変更しました.

キーワード

  • Linked Data
  • オープンデータ
  • オントロジー
  • 知識共有
  • シビックテック

OS-9 交通・移動・物流とAI

オーガナイザ

  • 川村 秀憲(北海道大学)
  • 栗原 聡(電気通信大学)
  • 服部 宏充(立命館大学)
  • 藤井 秀樹(東京大学)

内容

本OSは,2008年大会において開催した「次世代知的交通システムにおけるAI」を源流として,翌年には「交通・移動・流れとAI」へ,さらに2011年には「交通・移動・物流とAI」へと,研究のトレンドを背景に名称を変更しつつ,毎年開催(計7回)をしており,セッションは毎回活況を呈している.なお,本OSは2011年大会より本学会「データ指向構成マイニングとシミュレーション研究会」(DOCMAS)の活動の一環としてのイベントとなっており,DOCMASへの導入機会として重要度が増している.

近年,経済,環境,エネルギー,食糧などさまざまな分野で問題が顕在化してきており,社会は異種のシステムが複合する複雑かつ規模の大きい課題に直面している.とりわけ我が国は,震災復興グランドデザイン,超高齢化社会への対応など前例のない複合的な課題の解決に取り組まねばならず,その解決のためのアイディアを社会に広く求めるところである.本OSは,交通,移動,物流など,多数の主体・物資が行き交う中で,人の意思決定が関わり,さまざまな社会の動態が生み出される現象やシステムの分析,理解,設計について,研究者のアイディアを集め,議論し,社会に成果を供する研究を促進する場として企画されたものである.テーマ例としては,高移動効率・環境負荷低減を実現する都市交通システムの設計・評価ロジスティックス効率化のための倉庫管理・配送経路の最適化,各種ユビキタスセンサによる大規模移動データに基づく群集挙動の可視化,観光・災害のための人流制御方式など,幅広い課題を取り上げたものが挙げられる.

主なキーワード

  • 社会シミュレーション
  • マルチエージェントシステム
  • 最適化
  • 社会情報システム
  • ビッグデータ

OS-10 知的インタラクティブシステム

オーガナイザ

  • 高間 康史(首都大学東京)
  • 山田 誠二(国立情報学研究所/総合研究大学院大学/東京工業大学)

内容

自律的な人工知能の限界を克服するアプローチとして,人間と知能システが密にインタラクションを持ちながら協調的に問題を解決する枠組みである知的イタラクティブシステム(IIS: Intelligent Interactive Systems)が重要である.本オーガナイズドセッションでは,データマイニング,機械学習などにおいて,人間とAIシステムがインタラクショシを通して,協調的に問題を解決するステムについての研究発表を集め,多角的な視点からの議論を行う.トピックとして,IISのためのインタラクションデザイン,人間が理解やすい機械学習/データマイニング,人間の能力を引き出すIIS,近年注目を集めている対話的機械学習(Interactive Machine Learning)などがある.特に,本オーガナイズドセッションでは,知的インタラティブシステムの理論と設計,知的インタラクティブシステムの応用など,知的インタラクティブシステムの実世界での実現に向けた研究発表を重視したい.

キーワード

  • インタラクション
  • 対話的機械学習
  • 制約付きクラスタリング
  • 情報可視化

OS-11 学習科学と学習工学のフロンティア

オーガナイザ

  • 松原 行宏(広島市立大学)
  • 松居 辰則(早稲田大学)
  • 小島 一晃(帝京大学)
  • 笠井 俊信(岡山大学)
  • 嶺 竜治(日立製作所)

内容

認知科学の観点から学習・教育プロセスを促進する仮説を立て実践で検証する「学習科学」と,情報工学・知識工学の観点から学習・教育プロセスを促進・支援するための技術・システム作りを目指す「学習工学」の両視点から,先進的な学習・教育支援環境についての理論的,技術的,実践的な研究を行うことは重要である.そこで,本セッションでは以下のようなテーマ(これに限らない)に焦点を当てて学習科学と学習工学のフロンティア研究を探り,先進的学習科学と工学研究会(ALST)のより一層の活性化を目指すものである.

  • 知的学習・教育支援のフロンティア
  • 学習のモデリングのフロンティア
  • 組み立てることによる学習のフロンティア
  • 学習支援と仮想現実/ヒューマンインタフェースのフロンティア
  • Affective Computing for Learning/Educational Data Miningのフロンティア

キーワード

  • 知的学習・教育支援
  • 学習のモデリング
  • 組み立てることによる学習
  • 学習支援と仮想現実/ヒューマンインタフェース
  • Affective Computing for Learning/Educational Data Mining

OS-12 記号創発ロボティクス

オーガナイザ

  • 谷口 忠大(立命館大学)
  • 岩橋 直人(岡山県立大学)
  • 岡田 浩之(玉川大学)
  • 長井 隆行(電気通信大学)
  • 稲邑 哲也(国立情報学研究所/総合研究大学院大学)

内容

人間の知能は身体的な環境との相互作用に基づきながらボトムアップに形成されていく.私達人間が利用する言語や記号も人間の適応的な知能の一部として捉えられ,記述され,表現されていく必要がある.近年の計算資源の爆発的増加,統計的機械学習理論の発展,WEBの急速な広がりによる様々な資源の増大により,言語と身体を同時に扱うための研究環境は大いに変化してきた.しかし,未だに言語を自律的に獲得しマルチモーダルな情報と関連づけながらそれを用いるといった人間知能に関する計算論的理解は十分ではない.

言語の獲得のためには,行動の自律的獲得,環境の認識,概念の獲得,自律的な計画生成,能動学習などが重要である.これらの問題は,ロボットが人間や環境との相互作用を通して,コミュニケーションに必要な知識や実世界での行動に必要な知識を発見・理解・学習・運用する過程の研究として,統一的に捉えることができる.

人間と真なるコミュニケーションを実現する知能ロボットは,自らのセンサ・モータ系を用いた身体的相互作用に基づく学習を経て行動や記号的概念を獲得し,言語獲得を行い,人間と共に協調的に実世界のタスクを実現していく事が求められる.

記号創発ロボティクスでは,ボトムアップに言語獲得や行動獲得,動作獲得,計画生成を行なう知能を機械学習装置やロボット,エージェントとして創りだすことにより,人間の言語的コミュニケーションについての構成的理解も深めていくことが目指される.

本セッションでは,この新しい研究領域 ―記号創発ロボティクス― に係る基礎から実用化研究に携わる研究者が一同に会し,近未来の課題と解決への取組みを討議する.

トピック例: 記号創発,シンボルグラウンディング,マルチモーダル対話,概念学習,物体操作学習,言語獲得,対話戦略・対話調整とスキルの学習,言語発達,言語進化,動作の言語化,動作の分節化,環境の分節化,一般物体認識・学習,文章生成,自己位置学習,強化学習,模倣学習,音声認識,映像情報処理,自然言語処理,実世界情報処理,記号論

キーワード

  • 記号創発システム
  • マルチモーダル対話
  • 概念学習
  • 物体操作学習
  • 言語獲得
  • 実世界理解

OS-13 金融情報学―ファイナンスにおける人工知能応用―

オーガナイザ

  • 和泉 潔(東京大学)
  • 八木 勲(神奈川工科大学)
  • 西山 昇(Dragons’ Desk Limited/千葉商科大学)
  • 中山 慎一郎
  • 山本 竜市(早稲田大学)
  • 酒井 浩之(成蹊大学)

内容

金融市場における近年の急激な環境の変化から、金融市場への関心が高まっています。このような社会的状況の中で、人工知能分野の手法や技術を金融市場における様々な場面に応用することが大いに期待されています。本セッションでは、膨大な金融情報を分析し投資判断の支援をする技術や、市場の特性を理解し適切な市場制度を設計する技術、さらに市場メカニズムを金融市場以外の社会現象に応用する技術など金融市場に関わる基礎から応用までの幅広い研究課題全てを対象とし、金融市場に対する人工知能を中心とした情報技術の利用を拡大することを目的とした発表と議論を行います。本セッションは,「ファイナンスにおける人工知能応用」という名称で2008年度から開催していましたが,2013年度から名称を「金融情報学」に変更しました.

■募集テーマ

  • マルチエージェントを用いた人工市場,市場シミュレーション
  • オークションプロトコルなど市場制度設計の理論や技術
  • 機械学習,データマイニング,テキストマイニングなどを用いた市場予測
  • 知識ベースシステム,意思決定支援システムなどを用いた投資支援
  • 金融市場における投資行動,学習の分析やモデル化(行動ファイナンス)
  • 予測市場などの新しい市場分野への人工知能の応用
  • オントロジーを用いたファイナンス知識の体系化

など

キーワード

  • 人工市場
  • 金融データ・マイニング
  • 金融テキスト・マイニング
  • 市場予測
  • 行動ファイナンス

OS-14 HAIで創り上げる社交性と雰囲気

オーガナイザ

  • 今井 倫太(慶應義塾大学)
  • 片上 大輔(東京工芸大学)
  • 湯浅 将英(湘南工科大学)
  • 寺田 和憲(岐阜大学)

内容

社会的な関係性は当事者の間でやりとりされる信号によって決定する.やりとりされる信号の種類や量が不適切な場合に,ネット上での炎上や対面状況における対人不安などの社会関係不全が発生すると考えられる.近年,計測・情報処理技術の発展,ウエアラブルデバイスの出現により,社会的インタラクション中にやりとりされている信号を定量化し,それらの信号が関係性の構築にどのように影響するかを調べる研究が行われるようになってきた.一方で,Human Agent Interactionの研究知見を基盤として誕生してきた雰囲気工学やAugumented Socialityのように,やりとりされている信号を積極的に制御することで,よりよい関係の構築を工学的に実現しようという試みがなされつつある.そのような背景から,本セッションでは,関係性構築のための情報処理モデルや工学的設計原理に関する発表を広く募集する.

具体的には,社会的関係,社会規範,場・空気・雰囲気,会話,会話の活性,twitterやSNSなどのネットコミュニケーション,インタラクションにおける感情,エージェントメディエイテッドコミュニケーション,人ロボット・人エージェントインタラクション,VRによるコミュニケーション支援,エージェンシーに関するモデル化と制御方法の研究を募集する.

キーワード

  • Augmented Sociality
  • 雰囲気工学
  • 社会信号制御
  • エージェンシー制御
  • ソーシャルインタラクションデザイン

OS-15 身体知の表現と獲得

オーガナイザ

  • 藤波 努(北陸先端科学技術大学院大学)

内容

楽器の演奏やスポーツなど、人間が長年の修練を経て獲得する技には知的な要素が含まれていると考えられるが、それがどのような種類の知能の顕れなのか、またいかにして獲得されるのかは明らかではない。技は個人が独力で獲得する方法もあるが、一般には教師の助言と指導のもとに研鑽を積んで身につけていくことが多い。技の内容は言葉で表現しにくいため、教師から生徒に伝わりにくい。言語以外の手段(たとえばグラフなど)の併用は技の伝達に寄与すると予想されるが、その方法と効果については未知である。本セッションは、技の習得を可能にしている知的なものを身体知と捉え、それがどのように表現されるのか、またいかに伝えられるのかを議論する。

本提案で募集するテーマは以下の通りである:

  1. 動作計測による身体知の理解
  2. 身体知習得モデル
  3. 身体知言語化の方法論
  4. データ分析による習得支援
  5. コーチング方法論
  6. 道具や練習環境デザインの実践および方法論

キーワード

  • 知識表現
  • 知識獲得
  • 技能継承
  • 身体性
  • 暗黙知

OS-16 知の身体性

オーガナイザ

  • 諏訪 正樹(慶應義塾大学)
  • 跡見 順子(東京農工大学)

内容

知の探求を念頭に置いて「身体(からだ)をどう捉えるか」には様々なレベルが存在する。

その一例を列挙すると、

  • 細胞の住処としての身体
  • 細胞の集合体としての身体
  • 言語で意識する存在としての身体
  • 科学的に計測するものとしての身体
  • 科学的に計測する運動体としての身体
  • 生理学的反応と感覚と運動を統合する全体性としての身体
  • 動作原理の集合体として身体
  • 意識的および運動的スキルの体現場としての身体
  • 元気や健康が宿る場としての身体
  • 言語の成り立ちを司る存在としての身体
  • ことばと共創関係をなす存在としての身体
  • 感覚・感性の在処としての身体
  • コミュニケーションが成り立つ場としての身体
  • 空間とのあいだに生き生きとした関係を生む身体

などが挙げられる。

本セッションでは、上記の様々なレベルや観点から身体/からだを観る研究発表を募集し、身体性に関わる様々なResearch issueを議論したい.

Research issueの例としては

  • モノとしての身体とコトとしての知の関係
  • ことばとからだの関係
  • 個と社会のインタラクション
  • 状況依存性
  • 内部観測と外部観測
  • 客観性と主観性
  • 要素還元と全体性
  • 「わたし」性の源

などである

キーワード

  • 身体性
  • システム論
  • 細胞
  • 言語
  • 空間

OS-17 汎用人工知能とその社会への影響

オーガナイザ

  • 市瀬 龍太郎(国立情報学研究所)
  • 山川 宏(株式会社富士通研究所)
  • 荒川 直哉

内容

近年,欧米を中心として技術的特異点(Singularity)や汎用人工知能(Artificial General Intelligence: AGI)についての研究活動が盛り上がりつつある背景に鑑み,当学会としてもこうした活動を把握しつつ,我々自身もAI研究者としての貢献を探る必要があるだろう.こうした背景から,招待講演とパネルを重視しつつ,一般募集を行うセッションを行いたい.

テーマ例:

  • AGIのアーキテクチャ,モデル
  • AGI研究の現状調査(関連する科学技術やその進展状況)と実現の見通し
  • AGI構築のロードマップ
  • AGIに向けた問題点(フレーム問題,シンボルグラウンディング問題など)
  • AGIの評価/ベンチマーク
  • AGIのインパクト(想定されるAIリスク)
  • AGIのレビュー
  • その他,AGIに関する話題

キーワード

  • 汎用人工知能,シンギュラリティ
  • ヒューマンレベルAI
  • 知能モデル化
  • 脳情報表現
  • 脳の計算モデル

OS-18 共創的価値創出のためのデータプラットフォーム~社会実装に向けて~

オーガナイザ

  • 本村 陽一(産業技術総合研究所)
  • 西尾 義英(シナジーマーケティング株式会社)

内容

昨年に引き続き,データからの共創的価値創出とその実現のためのプラットフォームについて議論いたします.昨年と同様データから価値を創出するための技術や方法論,活用事例についてのご発表を募集すると共に,総合討論の時間を設けます.

なお昨年の議論からの発展として,

  • データ共有に対するデメリットを乗り越えるだけの公共的価値をどう設定するか
  • プラットフォームを提供する継続的な組織の重要性

といった社会実装における課題が多く指摘されています.そのため,現実の社会課題にデータを活用する場面において直面する問題や,解決に向けたアイデアを共有できる研究者,開発者,実務家,学生などの参加を歓迎いたします.

キーワード

  • ビッグデータ
  • サービス工学
  • ベイジアンネットワーク
  • 確率的潜在意味解析
  • CSV:Creating Shared Value

OS-19 脳科学とAI

オーガナイザ

  • 山川 宏(株式会社ドワンゴ 人工知能研究所)
  • 森川 幸治(パナソニック株式会社)
  • 岡本 洋(富士ゼロックス株式会社)

内容

脳科学の知見とAIの知見の橋渡しになるような境界領域のテーマを募集したい。テーマ例としては以下の通り。

テーマ例:
 脳計測データの分析,信号処理
 ニューラルコンピューティング(Deep Learning/圧縮センシング等)
 全脳エミュレーション/シミュレーション
 脳情報の符号化/復号化(エンコーディング/デコーディング)
 ブレインマシンインタフェース
 脳活動を利用したユーザインタフェースとその評価
 専門能力/スキルの脳科学的理解
 脳活動評価と医療応用
 ニューロ・リハビリテーション
 脳科学の教育応用
 ソーシャルインタラクションにおける脳活動
 神経経済学,ニューロマーケティング
 システム神経科学
 脳型計算知能,認知アーキテクチャ,脳の計算モデル
 脳型アーキテクチャ
 ニューロインフォマティクス(オントロジ/データマイニング/モデリング等)
 脳活動を利用した感性情報処理
 認知発達ロボティクス
 脳型計算機のハードウェア
 上記以外の脳科学とAIに関わるご研究

キーワード

  • システム神経科学
  • ブレインマシンインターフェース
  • 脳型計算機
  • 脳科学応用
  • 脳情報表現
  • 脳の計算モデル

OS-20 ヒューマンコンピュテーションとクラウドソーシング

オーガナイザ

  • 馬場 雪乃(国立情報学研究所)
  • 芦川 将之((株)東芝 研究開発センター)
  • 鹿島 久嗣(京都大学)

内容

ヒューマンコンピュテーションとは、計算機だけでは現実的な性能を得ることが難しく、人間の認識や判断等を必要とするような課題において、人間を「計算資源」の一部として捉えることによって、計算機と人間の両者を組み合せてこれを解決するという考え方である。計算資源としての人間の労働力へのアクセス手段であるクラウドソーシングの隆盛とも相まって、ヒューマンコンピュテーションは人工知能分野における大きなトレンドのひとつとして注目を集めている。2013年からはAAAIがスポンサーとなり、ヒューマンコンピュテーションとクラウドソーシングに関する初めての国際会議HCOMPが開催されている。また、AI分野のトップジャーナルJAIRにおいてはヒューマンコンピュテーションの特別トラックが企画されるに至った。

しかし、その世界的な盛り上がりとは裏腹に、日本国内でこの分野を主な対象とした研究発表の場は少ない。JSAI2013と2014においてオーガナイズドセッション「ヒューマンコンピュテーションとクラウドソーシング」を開催したところ、参加者が50名以上と大変盛況であった。そこで、本年度も我が国におけるヒューマンコンピュテーション(HC)とクラウドソーシング(CS)に関連する研究者が一同に会し、国内における本分野への理解と一層の推進を図ることを目的とし、オーガナイズドセッションを開催するものである。

テーマ例:

  • ヒューマンコンピュテーション/クラウドソーシング(HC/CS)のプラットフォーム
  • HC/CSのメカニズムデザイン
  • HC/CSにおけるタスク設計/ワークフロー設計
  • HC/CSと機械学習/データマイニング
  • HC/CSとヒューマン・コンピュータ・インタラクション
  • HC/CSと言語/メディア処理
  • HC/CSとビッグデータ
  • HC/CSと社会科学/認知科学
  • ゲーミフィケーション/目的を持ったゲーム(GWAP)
  • ソーシャルコンピューティング/コレクティブインテリジェンス(集合知)
  • 予測市場

キーワード

  • ヒューマンコンピュテーション
  • クラウドソーシング
  • 目的を持ったゲーム(GWAP)

OS-21 音楽と言語

オーガナイザ

  • 東条 敏(北陸先端科学技術大学院大学)
  • 平田 圭二(公立はこだて未来大学)
  • 小野 哲雄(北海道大学)

内容

音楽と言語は生物学的には同根とされ,ともに発声によって生成され聴覚によって認識される.また聞いた音列を頭の中で再構成する過程が理解であると考えられる.この構造理解の過程には言語にも音楽にも文法という考え方が必要であり,チョムスキー(Noam Chomsky)を始祖として木構造を生成する規則として伝統的に論じられてきた.また文法の成立から洗練の過程によって,進化という視点が生まれる.本提案では,この言語理解と音楽理解のしくみを文法と進化の面から広く捉え,他の時系列メディアを含めて,構造理解と認知の関連性を探る.

テーマとしては「生成的な音楽理論の形成」「音楽における木構造の認識」「対位法・多声音楽の理解」「ディスカッションにおける議論構造」「エージェント間の知識の受け渡しと知識状態の推移」「映画におけるストーリーの構成化」などが考えられる.

キーワード

  • 音楽情報処理
  • 進化音楽学
  • 木構造
  • GTTM
  • 生成文法

OS-22 仕掛学

オーガナイザ

  • 松村 真宏(大阪大学)
  • 松下 光範(関西大学)
  • 山根 承子(近畿大学)
  • 平岡 敏洋(京都大学)
  • 片山 めぐみ(札幌市立大学)

内容

ちょっとした仕掛けがちょっとした意識や行動の変化を生み、それが大きな社会的インパクトをもたらすことがある。「仕掛学」では、そのような社会現象、具体的には人の意識や行動を変えるための「仕掛け」とその「効果」を体系的に明らかにすることを目指す研究テーマである。本セッションでは、仕掛けに関連する研究成果や事例を共有し、参加者全員で仕掛学について議論を深める場にしたいと考えている。

キーワード

  • 仕掛け
  • トリガ
  • 行動デザイン
  • 問題解決
  • 社会実装

OS-23 世代をつなぐ知的インタフェース

オーガナイザ

  • 田中 文英(筑波大学)
  • 檜山 敦(東京大学)

内容

少子高齢社会の重要課題である「子どもの教育」と「高齢者の就労支援」を結びつけ実現する知的インタフェースについて議論します.関連して,子どもと高齢者に関わる幅広いトピックについて,理論から実践,分野を問わず,発表や議論参加を歓迎します

キーワード

  • 子どもの教育
  • 高齢者の就労支援
  • テレプレゼンス
  • クラウド
  • ロボット

OS-24 グリーンAI ~AIによる環境貢献~

オーガナイザ

  • 松井 孝典(大阪大学)
  • 柴田 博仁(富士ゼロックス株式会社)
  • 森 幹彦(京都大学)
  • 福井 健一(大阪大学)
  • 熊澤 輝一(総合地球環境学研究所)

内容

環境のサステイナビリティ・デザインは人類が取り組むべき最重要戦略的課題のひとつです。そのなかで、AIが果たすべき役割、果たしうる貢献は極めて大きなものです。エネルギーの最適均衡、資源の循環利用、環境汚染や自然環境のモニタリング、生物多様性の保全、快適な都市環境デザインや農業復興の支援など、AIの技術を活かせる領域はさまざまです。世界的にも「AIによる環境貢献」は注目される流れにあります。AAAIではComputational Sustainability and Artificial Intelligence (CompSust) と題するスペシャルトラックが開催されています。またIJCAI (IJCAI-13) のメインテーマは “AI and computational sustainability” でした。人工知能学会でも一昨年から環境貢献のセッションを行い、これまでさまざまな分野の研究者が集い、意見交換を行ってきまし た。「AI×環境」の研究領域の活性化を期待し、今年も「グリーンAI」を開催します。環境の専門家のみならず、自身の研究の応用として、あるいはこれから始める研究の候補として環境貢献を考えている人の参加も期待します。環境問題に対してAI領域からどのような貢献が可能なのか、また環境問題に対して AIはどのような貢献を目指すべきなのかについて、ニーズとシーズの両面から分野横断的に自由で活発な議論の場にしていきたいと思います。

キーワード

  • 持続可能性
  • 環境問題
  • AI技術応用

OS-25 経営課題にAIを!

オーガナイザ

  • 寺野 隆雄(東京工業大学)
  • 倉橋 節也(筑波大学)
  • 高橋 大志(慶應義塾大学)
  • 小林 知巳(小林マネジメント研究所/早稲田大学)
  • 鳥山 正博(立命館大学)
  • 菱山 玲子(早稲田大学)
  • 後藤 裕介(岩手県立大学)

内容

近年、経営分野における人工知能研究の発展は目覚ましく、マーケティング、情報システム、経営環境、財務など、様々な経営課題に対して取り組みが進んでいます。本オーガナイズドセッションでは、ビジネスおよび経営分野における人工知能研究および関連する諸研究の議論の場として開催します。経営分野に関心のある工学系研究者、人工知能応用に関心のある経営系研究者、ビジネスの最前線にいる実務家など、お互いの課題や研究成果・研究構想を発表し議論する場を設けることを通して、国際競争力の更なる向上が課題となっている日本の経営力を、人工知能技術の利用を通して強化することを目指します。

キーワード

  • ビジネス・インフォマティクス
  • 企業ビッグデータ活用
  • 経営シミュレーション
  • 企業価値分析
  • イノベーション・マネジメント