企画セッション

企画セッション一覧

  • KS-1 製造業の未来とAI(梶 洋隆,江間 有沙,穴井 宏和)
  • KS-2 人工知能学会 若手交流会:失敗談から学ぶ研究プロセス(松井 暉,小井土 大,竹村 彰浩,武内 慎,尾崎)
  • KS-3 機密コンピューティングが切り拓く信頼できるAIの社会基盤(髙橋 翼,椎名 峻平,長谷川 聡,竹之内 隆夫)
  • KS-4 AI for Scienceの新たな地平(福島 俊一,牛久 祥孝)
  • KS-5 ジュニア・ユース世代のための人工知能学会の取組と展望(林 宏樹,吉田 香,笹嶋 宗彦,林 兵馬)
  • KS-6 学習理論におけるゲーム理論のフロンティア(岩崎 敦,阿部 拳之)
  • KS-7 2030年の製薬企業を創る ~AIが描く業務変革と創薬支援~(久末 敏博,伊藤 優太郎,北西 由武,金谷 和充)
  • KS-8 AIマップ実践チュートリアル(高野 雅典,清水 真理子,友野 孝夫,森川 幸治,砂川 英一,中川西 学,小泉 真吾,難波 瑛次郎)
  • KS-9 「信頼されるAI」から「共生AI」へ(和泉 潔,福島 俊一,山下 直美)
  • KS-10 大規模家庭電力データとAI解析の融合:20万世帯の実データがもたらす研究展望(本田 智則,大西 正輝,小澤 暁人)
  • KS-11 地球に生きるAI:GeoAIと私たちの暮らす社会について(厳 網林,畑山 満則,松木 彰,池田 圭佑)
  • KS-12 企業ではどのように医療AI研究をしているのか?〜医療におけるNLP活用〜(西山 智弘,荒牧 英治)
  • KS-13 人工知能学会英文誌 New Generation Computing 企画「甘利俊一先生京都賞受賞記念特集号とニューラルネット研究の展望」(白川 真一,市瀬 龍太郎,清田 陽司)
  • KS-14 JSAIインタビュー集『人工知能と哲学と四つの問い』が提起する人工知能のこれからの課題(大内 孝子,清田 陽司,三宅 陽一郎)
  • KS-15 政治学・経済学の観点からみたAI活用とトラスト形成(木村 泰知,坂地 泰紀,高丸 圭一)
  • KS-16 モノづくりデータサイエンス基盤(笹嶋 宗彦,西村 拓一)
  • KS-17 瞑想とAI(七沢 智樹,藤野 正寛,高橋 康介,松原 正樹,堀部 和也,鈴木 啓介)
  • KS-18 特許・国際標準・政策の多角的考察(正林 和子,津本 周作)
  • KS-19 アニメづくりを支える情報技術のこれから〜AI「以前」の課題を 解決するには?(加藤 淳,馬場 雪乃,小山 裕己,前島 謙宣)
  • KS-20 AIによって広がる実世界での時空間データの利活用(竹内 孝,松原 崇,本村 陽一)
  • KS-21 人工知能とコンペティション(石原 祥太郎,高野 海斗,山田 涼太)
  • KS-22 生成AI・プレプリント時代における研究成果公開の再設計 ― トップカンファレンス文化はどこへ向かうのか(林 和弘,清田 陽司)
  • KS-23 【文部科学省/JST-CRDS共催】AI for Scienceが拓くこれからの日本の科学研究(杉村 佳織,阪口 幸駿)
  • KS-24 ERATO「鳥海情報ウェルビーイングプロジェクト」キックオフシンポジウム(鳥海 不二夫,吉田 光男)
  • KS-25 EU AI Actと整合標準の最新動向(清田 陽司,杉村 領一,津本 周作,倉橋 節也,丸山 文宏,髙村 博紀,江川 尚志)
  • KS-26 人文社会学×AIの現在地と展望: HUMAIの実践から考える(宇野 毅明,武富 有香,中澤 俊彦,須田 永遠,前山 和喜)
  • KS-27 集合的予測符号化と新たな知性の時代(谷口 忠大,林 祐輔,岡 瑞起)
  • KS-28 産総研AITeCデータサイエンスコンテストの実践と展開(林 兵馬,板井 光輝,本村 陽一)
  • KS-29 「生きる」という文脈で生成AIを考える(諏訪 正樹,藤井 晴行)
  • KS-30 観光情報データチャレンジ第2回:生成AIによる観光データ活用(井佐原 均,神崎 享子)
  • KS-31 Frontier AI はどこへ向かうか?(片桐 恭弘,濱崎 雅弘)
  • KS-32 リアルライフ・インテリジェンス 〜日常生活中のフィジカルデータに基づく価値共創のプラットフォーム基盤に向けて〜(西田 佳史,本村 陽一,北村 光司,稲邑 哲也)

KS-1 製造業の未来とAI

6月8日(月) 15:40~17:10

A会場

企画オーガナイザ

  • 梶 洋隆(トヨタ自動車)
  • 江間 有沙(東京大学)
  • 穴井 宏和(富士通)

概要

日本の産業競争力の大きな柱の一つである製造業であるが,サプライチェーンの複雑化,技能者の退職や現場での人手不足など課題は多い.生成AIに端を発するAIエージ ェントやフィジカルAIは課題解決の有力なツールとして注目を集めている.一方で実 際の現場における働く人々の「働きやすさ」や「ウェルビーイング」も重要な要素である.本企画セッションでは,「製造業の未来」に向けて具体的なアクションをスタートしている産業界・学術界の事例や議論を共有し,JSAIの参加者とともに本テーマの議論を深めることを目的とする.

アジェンダ

・趣旨説明 梶 洋隆(トヨタ自動車)(5分)
・話題提供(15分×3)
1.穴井宏和(富士通/COCN)
2.山野辺夏樹(産業技術総合研究所)
3.江間有沙(東京大学)
・パネルディスカッション(40分)
 穴井,山野辺,江間,五十嵐俊介(清水建設/COCN),梶

KS-2 人工知能学会 若手交流会:失敗談から学ぶ研究プロセス

6月8日(月) 17:40~19:10

A会場

企画オーガナイザ

  • 松井 暉(神戸大学 計算社会科学研究センター)
  • 小井土 大(東京大学 大学院新領域創成科学研究科 メディカル情報生命専攻)
  • 竹村 彰浩(国立情報学研究所)
  • 武内 慎(株式会社サイバーエージェント)
  • 尾崎(東京大学)

概要

本企画は、学生・若手研究者を対象に、人工知能分野の「若手の会」を再始動するキックオフセッションである。完成度の高い成果よりむしろ、試行錯誤中の研究やネガティブリザルト、困難の共有に焦点を当てたライトニングトークと、その内容を起点としたグループディスカッションを行う。これにより、分野や所属を超えて多様な若手が安心して交流できる基盤を築き、個々の研究者の成長と、人工知能分野全体の研究基盤を中長期的に強化する。

アジェンダ

1. 趣旨説明(5分):企画オーガナイザ

2. ライトニングトーク(25分):
  ・ テーマ:「研究における失敗談や苦労話」
  ・ 登壇者:公募および依頼により若手研究者5名程度を選出(1人3分+入替)。
  ・ 内容:ネガティブリザルトや研究遂行上の悩みなど。

3. グループディスカッション(60分):
  ・ 現地参加者:LT登壇者を囲む形で1グループ5〜6名に分かれ、テーマを深掘りする。
  ・ オンライン参加者:Zoom等のブレイクアウトルーム機能を活用し、オンライン参加者同士でのグループディスカッションを実施する。現地グループワークの配信は行わず、それぞれの形式に適した交流を実施する。
4. クロージング・アナウンス(10分):今後のコミュニティ活動について

詳細な内容

https://koido.github.io/jsai2026wakate/

KS-3 機密コンピューティングが切り拓く信頼できるAIの社会基盤

6月9日(火) 15:30~17:00

A会場

企画オーガナイザ

  • 髙橋 翼(株式会社Acompany)
  • 椎名 峻平(トヨタ自動車株式会社)
  • 長谷川 聡(LINEヤフー株式会社)
  • 竹之内 隆夫(株式会社Acompany)

概要

AIの社会実装において、データやモデルの保護は喫緊の課題である。本セッションでは、ハードウェアベースの隔離実行環境を活用する「機密コンピューティング」に焦点を当てる。機密コンピューティングは、入力から推論結果に至る過程の一気通貫の秘匿やワークロードの遠隔検証を可能とするアーキテクチャであり、AIを運用する基盤の堅牢化や信頼性向上が期待されている。本企画では、技術概要や最新動向を整理し、社会基盤構築に向けた展望を議論する。

アジェンダ

講演1「機密コンピューティングとは」竹之内隆夫 (Acompany・プライバシーテック協会) 
講演2「NVIDIAの機密コンピューティングの事例と動向」田仲顕至 (NVIDIA) 
講演3「AIワークロードの遠隔検証」椎名峻平 (トヨタ自動車)
講演4「連合学習と機密コンピューティング」松本知優 (LINEヤフー)
講演5「秘密を守れるAIの実現を目指して」髙橋翼 (Acompany) 
パネル討論

KS-4 AI for Scienceの新たな地平

6月10日(水) 09:00~10:30

A会場

企画オーガナイザ

  • 福島 俊一(国立研究開発法人科学技術振興機構)
  • 牛久 祥孝(オムロンサイニックエックス株式会社)

概要

AI for Science(AI4S)の方向性として、AIによって科学研究プロセスを自動化する自律系AI4S(AIが主体)と支援系AI4S(人間が主体)が急速な発展を示しているのに加えて、科学とAIを重ね合わせてモデル化するという新しい取り組み(Epistemic AI4Sや共創的AI4S)が生まれている。本企画セッションでは、これらの取り組みを概観し、AIによって変容する科学を展望する。

アジェンダ

①イントロダクション(AI for Scienceの俯瞰と4類型)[福島 俊一(JST CRDS)]
②自律型AI科学者(AI Scientist V2)[山田 祐太朗(Sakana AI)]
③AIロボット駆動科学[牛久 祥孝(オムロンサイニックエックス)]
④Epistemic AI4S(学習物理学)[橋本 幸士(京都大学)]
⑤共創的AI4S(集合的予測符号化×科学)[谷口 忠大(京都大学)]
⑥パネル討論(質疑・議論)[上記メンバー、モデレータは福島]
①~⑤で60分(各10-12分)、⑥で30分

詳細な内容

https://www.jst.go.jp/crds/sympo/JSAI2026_ai4s/index.html

KS-5 ジュニア・ユース世代のための人工知能学会の取組と展望

6月12日(金) 09:00~10:30

A会場

企画オーガナイザ

  • 林 宏樹(雲雀丘学園中学校・高等学校)
  • 吉田 香(九州工業大学)
  • 笹嶋 宗彦(兵庫県立大学)
  • 林 兵馬(神戸大学附属中等教育学校)

概要

AIが日常生活や教育で不可欠な役割を果たす中、本セッションはジュニア・ユース委員会を中心とした取組を報告するものです 。小学生、中学生、高校生、高専といった若手世代に対し、学会が果たすべき意義や有効性を提示するために実践した内容を発信することを目的としている。
具体的には、コンペティション(JAPAN AI CUP)の開催などを通じて、早期からの人材育成を行い、人工知能技術のさらなる発展と学会の繁栄に寄与することを目指している 。本セッションを通じて、未来の学会員となるジュニア世代への周知を広め、学会としての新たな初動を確立し、さらに学会の発展に寄与していき,様々な人への周知を拡げる。

アジェンダ

趣旨説明(5分)司会:林兵馬
2025年度人工知能学会ジュニア・ユース委員会の設立と趣旨(10分)
小野智弘(KDDI総合研究所)
2025年度の取組について
2025年度ジュニア・ユース委員全体の活動報告(15分)
吉田香(九州工業大学)
2025年度JAPAN AI CUP報告と今後の展望(15分)
笹嶋宗彦(兵庫県立大学)
JAPAN AI CUPの受賞者による研究発表・講演:(15分×2)
2026年3月27日に決定した受賞者
2026年度の取組について(15分)
林宏樹(雲雀丘学園中学校・高等学校)

KS-6 学習理論におけるゲーム理論のフロンティア

6月12日(金) 12:00~13:30

A会場

企画オーガナイザ

  • 岩崎 敦(電気通信大学)
  • 阿部 拳之(サイバーエージェント)

概要

近年機械学習分野において,DeepMindによるDeepNashに見られるように、ミニマックス最適化問題を中心としたゲームのナッシュ均衡解を効率的に近似するアルゴリズムの応用が注目を集めています.しかし、こうしたマルチエージェント系における学習アルゴリズムを専門とする日本人研究者はほぼ皆無です。さらにこの分野の主要論文を読み解くには学習理論とゲーム理論という異なる2つの分野の知識が必要となります。このため、学生だけでなく若手研究者にとっても、論文を読むだけではその心持ちを理解するのは極めて難しい状況です。そこで、該当分野の新進気鋭の研究者による、基盤となる技術の発展やその理論的な性質に関する解説を提供します。

アジェンダ

チュートリアル講演①
阿部 拳之(サイバーエージェント)(30分)
「多人数不完全情報ゲームAIのブレークスルー史」

休憩(10分)

チュートリアル講演②
伊藤 伸志(東京大学・理化学研究所)(60分)
「ゲームにおける学習ダイナミクスの理論とアルゴリズム」

KS-7 2030年の製薬企業を創る ~AIが描く業務変革と創薬支援~

6月12日(金) 14:00~15:30

A会場

企画オーガナイザ

  • 久末 敏博(塩野義製薬株式会社)
  • 伊藤 優太郎(中外製薬株式会社)
  • 北西 由武(塩野義製薬株式会社)
  • 金谷 和充(中外製薬株式会社)

概要

従来の創薬プロセスは10年以上、数千億円の投資を要し、成功率は3万分の1という厳しい現実がある。AI技術はこの状況を劇的に変革する可能性を秘めているが、まず実現すべきは創薬を支える業務プロセスの効率化である。研究開発業務、データ解析、情報活用といった多様な領域でのAI活用が、創薬期間の短縮、開発コストの削減、成功率の向上といった多面的な価値創出の基盤となる。本セッションでは、経済産業省DX銘柄に選定された製薬企業2社の実践を通じて、AI活用による業務変革と創薬支援の現在地を検証する。AI技術の導入戦略、社内展開の取り組み、具体的なAI活用事例から、組織変革、業務効率化において何が達成可能かを議論する。技術的可能性と実務的課題の両面を踏まえ、創薬プロセス革新に向けた取り組みを共有する。

アジェンダ

1. 企画講演 (第一部:組織変革 とAI戦略 )
・ 製薬企業における先端技術の探索・実装戦略(金谷 和充 / 中外製薬株式会社, 15分)
・ データサイエンス部による組織的AI協創の実践(北西 由武 / 塩野義製薬株式会社,15分)

2. 企画講演 (第二部 : AI活用)
・創薬プロセスへのLLMの応用を目指して(水谷 圭佑/ 中外製薬株式会社, 15分)
・AIエージェント開発ハッカソンを通じた市民開発推進の取り組み(田屋 侑希・髙野 達人/ 中外製薬株式会社, 15分)
・医薬品開発における生成AIを活用したメディカルライティング支援(松野 匡志/ 塩野義製薬株式会社, 15分)
・人工知能技術によるリアルワールドデータ解析の効率化(米田 卓司/ 塩野義製薬株式会社, 15分)

KS-8 AIマップ実践チュートリアル

6月8日(月) 13:40~15:10

B会場

企画オーガナイザ

  • 高野 雅典(株式会社サイバーエージェント)
  • 清水 真理子(キンドリルジャパン株式会社)
  • 友野 孝夫(慶應義塾大学)
  • 森川 幸治(株式会社LIFESCAPES)
  • 砂川 英一(株式会社 東芝)
  • 中川西 学(SAMSUNG)
  • 小泉 真吾(電源開発株式会社)
  • 難波 瑛次郎(電源開発株式会社)

概要

AIの研究領域・手法は拡大し続けており、現場で「目の前の課題に対して、どのAI技術をどう組み合わせ、どの順序で検証・実装すべきか」を合意形成することは容易ではない。人工知能学会が公開するAIマップβ2.0は、AI課題マップ(課題カード群と課題関連マップ)とAI技術マップの連携により、課題群への俯瞰と、課題—技術の対応づけ探索を支援することを目的としている。本企画セッションでは、AIマップβ2.0および「AIマップβ2.0 拡張版チュートリアル」を用い、架空事例を題材にしながら、参加者が以下を具体的に体験できるチュートリアルを実施する。

アジェンダ

1.導入:本チュートリアルの位置づけ(5分)
2.AIマップβ2.0の全体像(10分)
3.初級チュートリアル実演(30分、Stepごとに質疑含む)
 Step1:マイ課題シート作成(架空事例の設定を紹介)
 Step2:課題カードの選択と課題フロー設計
 Step3:課題カードの再検討
4.今後のAIマップの展望、質疑応答(30分)
5.まとめ(5分)

KS-9 「信頼されるAI」から「共生AI」へ

6月9日(火) 09:00~10:30

B会場

企画オーガナイザ

  • 和泉 潔(東京大学)
  • 福島 俊一(科学技術振興機構)
  • 山下 直美(京都大学)

概要

AIは様々な能力と自律性を高め、単なる道具から人と協働・共生する存在になりつつある。「AI基本計画」では「信頼できるAIによる日本再起」が掲げられ、AIの信頼性確保は国の重要課題と位置付けられている。JST戦略的創造研究推進事業(CREST、さきがけ)では2020年「信頼されるAI」、2025年「共生AI」を開始した。本セッションでは、この潮流を踏まえ、人・AI共生社会における人とAIの信頼関係(トラスト)の課題と方向性を論じる。

アジェンダ

1. オープニングトーク(10分)
  福島俊一(JST CRDS)「信頼されるAI」から「共生AI」へ
2. CREST共生AI学際システム(25分)
  研究総括:和泉潔(東大)CREST共生AI学際システムのビジョン
  研究紹介1:稲邑哲也(玉川大)Self Mirroring Twinsとの共棲による行動変容を通じた主体的社会創成
  研究紹介2:野田五十樹(北大)中粒度階層モデルMASSによる地域システム設計
3. さきがけ共生AI基盤(25分)
  研究総括:山下直美(京大)さきがけ共生AI基盤のビジョン
  研究紹介1:植田大樹(大阪公立大)LLMの医療でのバイアス解明と基盤フレームワーク作成
  研究紹介2:西川広記(阪大)人とAIの混合交通における因果責任の説明可能性
4. パネル討論(30分)
  上記登壇者に加えて
  CREST信頼されるAIシステム研究総括:相澤彰子(NII)

詳細な内容

https://www.jst.go.jp/kisoken/aip/result/event/symbio2026/index.html

KS-10 大規模家庭電力データとAI解析の融合:20万世帯の実データがもたらす研究展望

6月9日(火) 13:30~15:00

B会場

企画オーガナイザ

  • 本田 智則(国立研究開発法人産業技術総合研究所 ゼロエミッション国際共同研究センター 本田智則)
  • 大西 正輝(国立研究開発法人産業技術総合研究所 人工知能研究センター)
  • 小澤 暁人(国立研究開発法人産業技術総合研究所 ゼロエミッション国際共同研究センター)

概要

本セッションは、国内最大規模となる20万世帯規模の家庭電力ビッグデータを用いたAI解析とその応用技術について議論する。カーボンニュートラル実現に向け、実データ特有の欠損やノイズ等の課題を克服する高度なAI技術が不可欠となる。具体的には、当該データを用いた「時系列基盤モデル」の構築、MAEによる需要予測アルゴリズム開発、デジタルツインへの応用事例を紹介する。さらに、産業界の研究者を交え、社会実装に向けた技術展開を探る。

アジェンダ

企画趣旨説明(10分)
データ活用の概要及びデータ(20分)
家庭エネルギーデータによる時系列基盤モデル開発(15分)
強化学習を用いた家庭EV制御技術開発(15分)
データクリーンルームによる個人情報データのAI活用(15分)

詳細な内容

https://www.airc.aist.go.jp/cosine/jsai2026-ks.html

KS-11 地球に生きるAI:GeoAIと私たちの暮らす社会について

6月10日(水) 09:00~10:30

B会場

企画オーガナイザ

  • 厳 網林(慶應義塾大学)
  • 畑山 満則(京都大学)
  • 松木 彰(日本電気株式会社(NEC))
  • 池田 圭佑(日本電気株式会社(NEC))

概要

世界の研究・産業界で今、地理空間情報をAIで扱うGeoAIと呼ばれる新領域が急速に注目されています。社会的側面では、ビッグカンパニーをはじめ多様な組織が、地図・モビリティ・防災・環境監視などでGeoAI関連のサービスを次々に公開し始めており、人々にとってGeoAIに触れる機会も今後増えていくといえるでしょう。技術的側面では、⼤規模言語モデルや⼤規模視覚言語モデルの台頭によって、テキスト・画像・地図・センサーなど多様なデータをマルチモーダルに分析し、さまざまなタスクへ適用することが可能になりました。そのなかに地図情報が含まれてくるのは自然な流れでした。しかし、他のデータ形式と異なり、 AIに地図情報を解読させることや、空間を認識させることはとても大きなチャレンジとなっています。そこで本セッションでは、GeoAIの現在地と未来像、そして我々ヒトが住まう社会とのかかわりを広く議論します。「GeoAIとは何か?」という基本的な説明から国内外の最新動向までを紹介し、さらにパネルディスカッションを通じて、基礎的な課題から産業的利活用まで、参加者に対して幅広い話題提供と対話の場を創出します。

アジェンダ

•オープニングトーク(5分):「セッションの開催概要」
•ポジショントーク(15分)「登壇者の最新研究紹介」
•チュートリアル講演 (20分):「 GeoAI の最前線:総論」
     講演者: 厳  網林(慶應義塾大学)
•パネルディスカッション(45分):「 地球に生きるAI: GeoAI と人間社会」
•Q&A (会場とオンライン)(5分)

詳細な内容

https://sites.google.com/dpri.kyoto-u.ac.jp/jsai2026-geoai

KS-12 企業ではどのように医療AI研究をしているのか?〜医療におけるNLP活用〜

6月10日(水) 11:00~12:30

B会場

企画オーガナイザ

  • 西山 智弘(奈良先端科学技術大学院大学)
  • 荒牧 英治(奈良先端科学技術大学院大学)

概要

本セッションでは,「医療におけるNLP活用」をテーマに幅広い応用領域を対象とし,現在進行中の医療NLP研究の動向と,今後の研究課題・技術的方向性を中心に議論する.
企業や所属の垣根を超えた医療NLPコミュニティを広げる役割の一助となることを期待する.

アジェンダ

・ショートトーク(目安:55分)
•芦根 怜(ソフトバンク株式会社 IT統括 BeyondAI推進室 AIソリューション開発室)
「医療LLMにおけるプロンプト制御技術とNLP的設計の応用(仮)」
・石川千里(富士通株式会社 富士通研究所 人工知能研究所)
「LLMを用いた電子カルテ構造化と学習データ整備戦略」
•宇野裕(NEC)
「医療NLPの応用と評価(仮)」
•近藤洋史(日立製作所 研究開発グループ ヘルスケアイノベーションセンタ デジタルヘルスケア研究部)
「生命保険領域における自然言語処理のニーズと活用(仮)」
•吉江智秀(国立循環器病研究センター 脳血管内科)
「臨床医はNLPに何を期待するか?(仮)」

・招待講演(目安:20分)
・小林和馬(国立がん研究センター研究所/国立情報学研究所)
「安全性・信頼性のある日本語医療LLMの構築に向けて」

・パネルディスカッション(15分程度,トークの時間に応じて調整)
医療NLPに関わるテーマについて,ショートトークの登壇者で議論

KS-13 人工知能学会英文誌 New Generation Computing 企画「甘利俊一先生京都賞受賞記念特集号とニューラルネット研究の展望」

6月11日(木) 09:00~10:30

B会場

企画オーガナイザ

  • 白川 真一(横浜国立大学)
  • 市瀬 龍太郎(東京科学大学)
  • 清田 陽司(麗澤大学)

概要

人工知能学会の英文論文誌であるNew Generation Computing (NGC)誌の現状や将来についてと,現在NGC誌で企画を進めている甘利俊一先生京都賞受賞記念 特集号に関連した招待講演を行います.特集号は,甘利先生のニューラルネットワーク研究および情報幾何学への多大な貢献を振り返るとともに,それらが現代の機械学習・人工知能研究に与えている影響と今後の展望を議論することを目的としています.本セッションでは,招待講演者より甘利先生のご功績と後進の研究への影響についてご講演いただく予定です.

アジェンダ

- 企画趣旨とNew Generation Computing誌の紹介(10分)
- 招待講演1(30分)
- 招待講演2(30分)
- 全体討論(20分)

詳細な内容

https://sites.google.com/view/jsai2026-ngc

KS-14 JSAIインタビュー集『人工知能と哲学と四つの問い』が提起する人工知能のこれからの課題

6月11日(木) 13:30~15:00

B会場

企画オーガナイザ

  • 大内 孝子(えだまつ工房)
  • 清田 陽司(麗澤大学)
  • 三宅 陽一郎(東京大学)

概要

本セッションでは、人工知能学会誌レクチャーシリーズ「AI哲学マップ」(2021年-2023年)をまとめた書籍『人工知能と哲学と四つの問い』(オーム社、2024年)の著者3人(清田、三宅、大内)がホストとなり、新たなゲストに七沢智樹氏(Technel合同会社代表・山梨県立大学特任教授)を迎え、2024年以降の状況下で生まれた「新たな問い」を検討する。

アジェンダ

趣旨説明(清田) 10分
これまでの振り返り(大内・三宅)15分
ゲストパネルを中心に議論(ゲスト:七沢氏、受け手:清田、三宅、大内)50分
総括(三宅)15分

KS-15 政治学・経済学の観点からみたAI活用とトラスト形成

6月12日(金) 09:00~10:30

B会場

企画オーガナイザ

  • 木村 泰知(小樽商科大学)
  • 坂地 泰紀(北海道大学)
  • 高丸 圭一(宇都宮共和大学)

概要

人工知能は、政治的決定や経済活動、社会制度の設計といった、高度な価値判断を要する公共領域において導入が加速している。一方で、AIの判断過程の不透明性、データやアルゴリズムに内在するバイアス、さらには責任所在の不明確さは、社会的信頼(トラスト)の醸成を妨げる要因となっている。これらの課題に対処するためには、技術的側面だけでなく、制度設計や人間の行動原理、社会的文脈を含めて検討する学際的な観点が不可欠である。本セッションでは、政治学・経済学・情報学という異なる学問領域の視点を統合し、AI活用に伴うトラスト形成のメカニズムとその課題についてディスカッションを行う。

アジェンダ

■企画セッションの説明(5分)
 木村泰知    小樽商科大学    ※司会
■各パネリストからの研究発表 (60分)
 尾野嘉邦    政治学 早稲田大学 15分  
 肥前洋一    高知工科大学   15分
 三輪洋文    学習院大学      15分
 吉田光男    筑波大学    15分
■パネルディスカッション (25分)
 各分野からAIの利活用の事例、課題など
 地方自治体のトラスト形成に向けて

詳細な内容

https://sites.google.com/view/local-trust/jsai20206

KS-16 モノづくりデータサイエンス基盤

6月12日(金) 12:00~13:30

B会場

企画オーガナイザ

  • 笹嶋 宗彦(兵庫県立大学)
  • 西村 拓一(北陸先端科学技術大学院大学)

概要

本企画は,製造業のためのデータサイエンス基盤はどのようにあるべきか,というテーマについて,招待講演と,ディスカッションで,来場いただく皆様と議論し,情報交換することを目的として開催します.製造業の現場でデータサイエンスの活用や人材育成に取組まれる方に4件,御講演頂く予定です.セッション最後に会場の皆さんとパネラーの間で,議論をしたいと考えています.

アジェンダ

1.企画の主旨説明
 笹嶋宗彦(兵庫県立大学)数分程度
2.招待講演(各20分,4件)
 板井光輝(日立システムズ)「製造業で求められるデータサイエンス人財」
 多鹿陽介(兵庫県立大学,元パナソニックインダストリー)「設計・製造現場におけるデータサイエンス適用の課題」
 内平直志(JAIST,元東芝)「生成AIを活用した製造現場の暗黙知の収集と活用」
 柴坂仁志(ディナレッジ株式会社 代表取締役),「大学発ベンチャーによる製造業でのデータ活用」
3.総合討論(20分弱)
  司会:笹嶋宗彦(兵庫県立大学)
  招待講演者4名に加えて,西村拓一(JAIST),大里隆也(帝国データバンク/滋賀大学)

KS-17 瞑想とAI

6月12日(金) 14:00~15:30

B会場

企画オーガナイザ

  • 七沢 智樹(山梨県立大学)
  • 藤野 正寛(立命館大学)
  • 高橋 康介(立命館大学)
  • 松原 正樹(筑波大学)
  • 堀部 和也(理化学研究所)
  • 鈴木 啓介(北海道大学)

概要

瞑想は単なるストレス対策ではなく、注意制御、メタ認知、身体感覚への気づき、情動調整を通じて、経験の解釈的枠組みを見直すための実践でもあるとされています。そのため瞑想は、AIが生活や仕事、意思決定に深く入り込み始めたいま、AIに盲従せず共存するための基盤的スキルとして再評価されうるものです。本セッションでは、AI時代の瞑想の可能性について議論します。

アジェンダ

本セッションではまず発表者が、

(1) 哲学と認知科学の瞑想概念
(2) AIが瞑想を支援する技術
(3) AIが情報を処理する仕組みと、瞑想中の脳の働きの対応関係
(4) LLMに組み込まれている規範と、瞑想が目指す規範の関係

といった前提を整理した上で、パネルディスカッションを行います。

プレゼンテーション
七沢智樹(山梨県立大学)
藤野正寛(立命館大学)
高橋康介(立命館大学)
松原正樹(筑波大学)
堀部和也(理化学研究所)
鈴木啓介(北海道大学)

パネルディスカッション
議題1: AIは人間の善い瞑想をどのように支援できるのか
議題2: AIは善き師匠になりうるか
議題3: AIは瞑想できるのか/身体なきAIに瞑想は成立するのか

KS-18 特許・国際標準・政策の多角的考察

6月8日(月) 13:40~15:10

C会場

企画オーガナイザ

  • 正林 和子(正林国際特許商標事務所)
  • 津本 周作(島根大学)

概要

本セッションでは、AI技術の社会実装を左右する特許・国際標準・政策的枠組みについて多角的に報告する。国内外のAI関連特許出願の実態分析、国際標準化活動の現場、政府の制度設計の視点をそれぞれ紹介し、研究成果が社会へ接続される現状と課題を共有する。

アジェンダ

セッション時間:計90分
講演①「AIの国際標準化と日本の政策的枠組み」
経済産業省課長(15分)
標準化活動の現場と日本の戦略的取り組みを報告する。
講演②「国内外のAI関連特許出願の実態と審査の現場」
特許庁審査官(15分)
国内外のAI特許出願動向を数値で示し、審査実務における論点を紹介する。
講演③「IPランドスケープによるAI特許出願の動向分析」
弁理士(15分)
IPランドスケープを活用したAI関連特許の出願動向分析を紹介し、研究成果の権利化戦略への応用を示す。
パネルディスカッション(45分)
津本先生(モデレーター)の進行のもと、登壇者3名による討論・質疑応答。

KS-19 アニメづくりを支える情報技術のこれから〜AI「以前」の課題を 解決するには?

6月8日(月) 15:40~17:10

C会場

企画オーガナイザ

  • 加藤 淳(産業技術総合研究所)
  • 馬場 雪乃(東京大学)
  • 小山 裕己(東京大学)
  • 前島 謙宣(株式会社オー・エル・エム・デジタル)

概要

アニメR&Dの第一線で活動する研究者・実践者が、生成AIに注目が集まる今だからこそ、AI「以前」すなわち制作現場に情報技術による支援を導入するうえでの本質的課題を俯瞰的に整理する。アニメづくりを支える研究開発の最前線、人AI協働や創造性支援の可能性を紹介しつつ、AI研究が現場にどう貢献できるかを、パネル討論と会場質疑を交えて多角的に議論する。

アジェンダ

【イントロダクション: AI「以前」の課題とは?】20分
アニメR&Dの最先端を切り拓く研究者が、アニメ産業の現在地を簡単にご紹介します。AIに留まらない俯瞰した目線で、アニメ制作と情報技術の関係を捉える機会を提供します。

【アニメづくりを支えるアニメR&Dと人AI協働】30分
JST CRONOS 2025年採択課題(代表: 加藤)などの取り組みを踏まえ、アニメづくりを支える研究開発の最前線を紹介します。また、人AI協働に関連する取り組みを紹介します。

【アニメ創造性支援とAI活用】35分
Human-Computer Interaction、AI、CGの専門性を有する研究者4名によるパネル議論です。

【クロージング】5分

詳細な内容

https://anime.pj.aist.go.jp/events/jsai2026

KS-20 AIによって広がる実世界での時空間データの利活用

6月8日(月) 17:40~19:10

C会場

企画オーガナイザ

  • 竹内 孝(京都大学)
  • 松原 崇(北海道大学)
  • 本村 陽一(産業技術総合研究所)

概要

近年、AIエージェントやフィジカルAIといった潮流の中で、実世界と機械学習の融合、あるいは実データと同化させた高精度な予測モデルの構築が急速に進展している。これらの技術は、都市インフラの管理、防災・気象予測、人流・物流の最適化など、社会課題の解決に直結する重要な領域で不可欠となりつつある。本セッションでは、AIを用いて時空間データを高度に利活用するための最新技術と今後の展望について議論する。

アジェンダ

本企画では、松岡氏(JAMSTEC)、本村氏(産総研)による基調講演を通じて、実世界データを扱う上での技術的課題や数理モデルと統合するアプローチについて概観する。さらに、関連分野の研究者によるショートトークおよびパネルディスカッションを行い、データ同化、サロゲートモデル、物理法則を考慮した機械学習(Physics-Informed ML)など、時空間データ解析のフロンティアと社会実装の可能性について多角的に議論を深める。

KS-21 人工知能とコンペティション

6月9日(火) 09:00~10:30

C会場

企画オーガナイザ

  • 石原 祥太郎(株式会社日本経済新聞社)
  • 高野 海斗(大阪公立大学)
  • 山田 涼太(Science Aid株式会社)

概要

人工知能学会は,人工知能分野の発展に寄与すると考えられるコンペティションの開催を経済面・広報面で支援する制度を2023年4月に開始した.本企画セッションでは,2025年度に本制度で採択したコンペティションの主催者に成果をご発表いただく.更に人工知能学会が主催した「Japan AI Cup」について報告する他,国際人工知能オリンピックの関係者にもご登壇いただく.

アジェンダ

1. オープニング「人工知能学会コンペティション開催支援制度について」 (5 分)
2. 講演・表彰式 (2025年度採択コンペティション)「LA-Bench 2025: 実験手順生成AIコンペティション」(40 分)
3. 講演「国際人工知能オリンピック」 (20 分)
4. 講演「Japan AI Cup 開催報告」 (20 分)
5. クロージング (5 分)

詳細な内容

https://www.ai-gakkai.or.jp/competition-convening-support-jsai2026

KS-22 生成AI・プレプリント時代における研究成果公開の再設計 ― トップカンファレンス文化はどこへ向かうのか

6月9日(火) 13:30~15:00

C会場

企画オーガナイザ

  • 林 和弘(文部科学省科学技術・学術政策研究所 データ解析政策研究室/一般社団法人情報科学技術協会)
  • 清田 陽司(麗澤大学/一般社団法人情報科学技術協会)

概要

生成AIの普及により、人工知能分野の国際会議では投稿数が急増し、査読負担や査読機能自体の維持が大きな課題となっている。またプレプリントの普及や研究データ共有の進展により、研究成果をどのように公開し、その信頼性をどのように担保するかが改めて問われている。本セッションでは、研究成果公開の在り方と学術情報流通の観点から、研究コミュニティの持続的発展と社会からの信頼について議論する。

アジェンダ

(1)イントロダクション(麗澤大学/情報科学技術協会 清田陽司)5分
 ・問題設定の整理
(2)話題提供 50分
招待講演1. 人工知能関連の国際会議とプロシーディングス運営の現状と展望(仮)(理研AIP
杉山将司) 20分
講演2.プレプリント公開、研究データ共有をめぐる動向、政策と評価(仮)(文部科学省科学技術・学術政策研究所/情報科学技術協会 林和弘)15分
 招待講演3 AI時代における信頼性の高い学術情報の提供と透明性の確保
世界の動向(Taylor&Francis/F1000の事例など)(Taylor & Francis Group 山之城チルドレス智子氏) 15分
(3)パネルディスカッション25分(モデレータ 清田陽司)
(4)フロアを交えた総合討論 10分
・参加者からの質問・意見交換

KS-23 【文部科学省/JST-CRDS共催】AI for Scienceが拓くこれからの日本の科学研究

6月9日(火) 15:30~17:00

C会場

企画オーガナイザ

  • 杉村 佳織(科学技術振興機構 研究開発戦略センター)
  • 阪口 幸駿(科学技術振興機構 研究開発戦略センター)

概要

近年、生成AIや機械学習の進展により、科学研究の進め方は大きく変化しつつある。AIが文献探索、仮説生成、実験設計、データ解析など研究プロセスに組み込まれることで、研究の高速化・高度化だけでなく、新たな発見の可能性も広がっている。このような「AI for Science」は各国で政策的な取り組みが進められており、日本においても研究基盤の整備や関連事業の推進が始まっている。本企画セッションでは、世界のAI for Scienceの動向を概観するとともに、わが国の主要政策の展開を紹介し、AI が拓くこれからの科学研究の方向性について議論する。

アジェンダ

(1) 講演 
講演①(15分) 阪口 幸駿、杉村 佳織(科学技術振興機構 研究開発戦略センター) 調査報告書「AI for Scienceの動向2026 ― AIトランスフォーメーションに伴う科学技術・イノベーションの変容」(2026年2月発行)のご紹介 
講演②(15分) 登壇者調整中(文部科学省 研究振興局 参事官(情報担当)付) 文部科学省のAI for Science関連施策について(AI for Science科学研究革新プログラム(チャレンジ型(仮称))の紹介含む) 
講演③(15分) 登壇者調整中(科学技術振興機構 研究プロジェクト推進部) AI for Science科学研究革新プログラム(プロジェクト型(仮称))の公募概要 
講演④(15分) 登壇者調整中(有識者) タイトル調整中
 (2) パネルディスカッション(質疑・議論)(30分) 
パネリスト:(1)の登壇者 
「日本のAI for Scienceの現在地と未来」 

詳細な内容

https://www.jst.go.jp/crds/sympo/JSAI2026_mext-crds/index.html

KS-24 ERATO「鳥海情報ウェルビーイングプロジェクト」キックオフシンポジウム

6月9日(火) 17:30~19:00

C会場

企画オーガナイザ

  • 鳥海 不二夫(東京大学)
  • 吉田 光男(筑波大学)

概要

2025年度に採択されたERATO「鳥海情報ウェルビーイングプロジェクト」のキックオフシンポジウムを行います.
情報ウェルビーイングプロジェクトでは,現代情報空間の健全な在り方を模索し,ユーザーが希求する情報環境の実現に向けた評価指標や支援システム等の開発,およびそれらを支える理論的基盤の構築に取り組みます.情報空間のリスクに対し,情報を得ることに対して食を中心とした健康管理になぞらえた「情報的健康」という概念等を踏まえ,科学的データに基づく評価指標を含めたメカニズムの理解や対策の背景となる理論的な解明を推進することで,情報空間から誰もがそれぞれに望ましい情報の取得ができるようにすることを目指します.
本シンポジウムでは5年間のERATOプロジェクトのキックオフとして,各研究グループ(システム開発グループ,社会実装グループ,ヒューマンサイエンスグループ)での取り組みについて紹介します.

アジェンダ

開催趣旨説明:鳥海不二夫(東京大学)20分
研究紹介:山本龍彦(慶応義塾大学)20分
研究紹介:三浦麻子(大阪大学)20分
研究紹介:荒川豊(九州大学)10分
研究紹介:諏訪裕彦(奈良先端科学技術大学院大学)10分
研究紹介:吉田光男(筑波大学)10分

詳細な内容

https://erato.torilab.net/

KS-25 EU AI Actと整合標準の最新動向

6月10日(水) 09:00~10:30

C会場

企画オーガナイザ

  • 清田 陽司(麗澤大学)
  • 杉村 領一(産業技術総合研究所)
  • 津本 周作(島根大学)
  • 倉橋 節也(筑波大学)
  • 丸山 文宏(産業技術総合研究所)
  • 髙村 博紀(日本品質保証機構)
  • 江川 尚志(産業技術総合研究所)

概要

本企画セッションは、AI技術そのものではなく、AIの社会実装・運用・ガバナンスを支える制度的・標準化的基盤を扱うものである。
EU AI Actおよび整合標準は、AIシステムの設計、開発、評価、運用、リスク管理に直接的な影響を与える枠組みであり、AI研究・開発・実装に携わる研究者および実務者にとって不可欠な知識である。
特定企業や製品の宣伝を目的とするものではなく、AIに関わる共通基盤としての規制・標準の理解促進を目的としている

アジェンダ

1. 概要案内(5分)

2. AI ACT 法務視点から:荒木昭子先生(弁護士,荒木法律事務所代表)(20分)

3. AI ACT ,整合規格開発視点から:Piercosma Bisconti 氏(Co-Founder of DEXAI, Assistant Professor at Sapienza University)(20分)

4. AI ACT,企業目線から:清田陽司先生 (麗澤大学 工学部 教授, 株式会社FiveVai 取締役CDO, 株式会社LIFULL 主席研究員) (20分)

5. AI ACT, ISO/IEC SC42等関連する活動の観点から:杉村領一(産総研チーフ連携オフィサ,筑波大学客員教授,Linux Foundation Advisor) (10分)

6. 質疑応答(15分)

KS-26 人文社会学×AIの現在地と展望: HUMAIの実践から考える

6月10日(水) 11:00~12:30

C会場

企画オーガナイザ

  • 宇野 毅明(国立情報学研究所)
  • 武富 有香(ZEN HUMAIセンター)
  • 中澤 俊彦(ZEN大学)
  • 須田 永遠(名古屋大学 デジタル人文社会科学研究推進センター)
  • 前山 和喜(国立情報学研究所・情報学プリンシプル研究系)

概要

産官学の各方面で、AI領域と人文社会系分野との結びつきが注目を集めている。AIの最新技術は従来の人文学、社会科学では扱うことの難しい問題に取り組むことを可能とするだけでなく、分野のありかたそのものを変え、発展させる可能性を持っている。こうした変化の実現には、新技術を核とした融合研究が陥りがちな利害の一致に基づく技術交換にはとどまらない、両分野の有機的な連携、深い融合が必須となるが、それらを達成するのは容易でない。
本企画セッションでは、2025年度に開始された日本財団HUMAIプログラムの活動をケーススタディとして、今後の人文社会系とAIの融合のあり方を考えることを目的とする。人文社会系×AIの融合研究・学際研究に取り組む120名を超える30歳以下の採択者たちを支援する本プログラムでは、合宿、会合、議論会、講演会、勉強会などの多様な交流の機会を展開しており、ここからさまざまな研究が芽吹いている。本セッションでは、こうした融合研究の実態と可能性を、実際に活動する若手研究者たちの声を通して伝えるとともに、AI×人文社会系のこれからの展望について議論する。

アジェンダ

セッションの趣旨説明(5分)、未来のAI×人文社会系への展望に関する講演(10分)ののち、HUMAIプログラム研究者による新たな研究紹介を行う(3分×5人)。その後、コメンテーターとオーガナイザーから研究紹介に対する講評(15分)と、登壇者全員によるこれからのAI×人文社会系の展望についてディスカッションと質疑応答を行う(55分)。研究の面白さを人文社会学・情報学の双方の視点から得るために、議論を会場にも開いてインタラクティブなやりとりを行う。
コメンテーターとして、谷口忠大氏(京都大学)をお呼びする予定である。
登壇者や発表内容に関する情報は、日本財団HUMAIプログラムのSNSアカウント(https://x.com/HUMAI_program)でも随時アップデートする。

詳細な内容

https://zen.ac.jp/humai

KS-27 集合的予測符号化と新たな知性の時代

6月11日(木) 09:00~10:30

C会場

企画オーガナイザ

  • 谷口 忠大(京都大学)
  • 林 祐輔(AI Alignment Network)
  • 岡 瑞起(Artificial Life Institute)

概要

集合的予測符号化(CPC)を議論の軸に、AI for Science・デジタル民主主義・時間の哲学などの最前線で活躍する論者を招き、パネルディスカッションを行う。自由エネルギー原理のマルチエージェント拡張により、LLMやAIエージェントが社会に浸透する時代における人間-AI共生社会の設計原理と、集合的知性の学理について多角的に議論する。

アジェンダ

【開催趣旨説明 5分】
・谷口忠大:集合的予測符号化と新たな知性の時代
【話題提供 60分 / 各15分】
・林祐輔(AI Alignment Network):CPC理論の展開と集合的知能モデル
・鈴木健(東京大学):デジタル民主主義と共生的アライメント
・大塚淳(ZEN大学):AI for Science時代の科学哲学とCPC-MS
・平井靖史(慶應義塾大学):ベルクソンのマルチタイムスケール解釈とSystem 0/1/2/3
【全体討論 25分】
フロアを交えたディスカッション

KS-28 産総研AITeCデータサイエンスコンテストの実践と展開

6月11日(木) 13:30~15:00

C会場

企画オーガナイザ

  • 林 兵馬(神戸大学附属中等教育学校)
  • 板井 光輝(日立システムズ)
  • 本村 陽一(国立研究開発法人産業技術総合研究所)

概要

本セッションでは、データサイエンスにおける実践的教育の現状とAITeC教育WGが推進するデータサイエンスコンテストの意義、産業界と教育機関が期待する人材像を共有し、同コンテストの教材としての想定効果、今後の展望について説明する。また、産学連携によるデータサイエンス・AI教育の課題と解決方針および人材育成のあり方を提示し、同コンテストの教材活用に向けて議論する。

アジェンダ

講演1「AITeC教育WGが目指すデータサイエンス教育」林 兵馬(15分)
講演2「産業界が求めるデータサイエンス人材」板井 光輝(15分)
講演3「アカデミアからみたデータサイエンス・AI教育のあるべき姿」本村 陽一(15分)
パネルディスカッション・質疑応答「全国へのDS・AI教育展開と人材育成の未来」(45分)
 パネルディスカッションでは、これからの社会で必要となるデータサイエンス・AI人材像、データサイエンス教育現場の現状と課題、データサイエンスコンテストの教材展開方針を議論する。

KS-29 「生きる」という文脈で生成AIを考える

6月11日(木) 15:30~17:00

C会場

企画オーガナイザ

  • 諏訪 正樹(慶應義塾大学)
  • 藤井 晴行(東京理科大学)

概要

生成AIの機能と汎用性は便利であり、社会・経済・産業的なインパクトも絶大である。一方、ひとがそれに依存しすぎると、自身の心身で着眼・思考・対処するマインドが薄れ、身体知の学びや自己・創造性を育む生活態度の喪失が憂慮される。わたしたちは一人ひとり、どのようなものごとにはどのような使い方で生成AIとつきあうのか、その「どのような」は自身にとってなぜ必要なのかを模索し、自分らしく生きる方法を探求することが求められる。

アジェンダ

3名の登壇者(招待ベース)が発表し、フロアを交えて議論する場とする。登壇予定者は、藤井晴行(東京理科大学)、中西泰人(慶應義塾大学)、諏訪正樹(慶應義塾大学)である。

タイムラインは以下。
講演1:諏訪正樹(20分)
講演2:中西泰人(20分)
講演3:藤井晴行(20分)
パネルディスカッション(30分)
計90分

AI開発においては、「高機能」「便利」「社会的産業的インパクト」だけに焦点を当てるのではなく、ひとがそれぞれ自分らしく生きるという人間社会のゴールに鑑み、人間とはなんぞやという問いを掲げながら行うことが求められる。

主なキーワード:生成AI、身体性認知、生きるための学び、哲学、セルフ、思想・宗教

KS-30 観光情報データチャレンジ第2回:生成AIによる観光データ活用

6月12日(金) 09:00~10:30

C会場

企画オーガナイザ

  • 井佐原 均(追手門学院大学)
  • 神崎 享子(群馬県立女子大学)

概要

昨年、(一社)AIデータ活用コンソーシアムは、観光情報データを用いた生成AI活用チャレンジを実施した。本企画セッションでは第2回実施に向けて、チャレンジの目的、課題設定、参加方法を紹介する。また第1回優秀賞受賞者による手法や知見の共有、データ提供元によるデータ整備の背景や地域側の期待・課題について紹介する。研究コミュニティと地域実務を結び、実データに基づく生成AI活用の可能性と課題を議論し、全国大会参加者のチャレンジ参加を促す。

アジェンダ

データチャレンジの概要紹介 (20分) 
前回の応募・表彰例/優秀賞受賞者による事例紹介 (20分×2件) 
データ提供元講演 (20分) 
質疑・総合討論 (10分) 

KS-31 Frontier AI はどこへ向かうか?

6月12日(金) 12:00~13:30

C会場

企画オーガナイザ

  • 片桐 恭弘(産総研人工知能センター)
  • 濱崎 雅弘(産総研人工知能センター)

概要

大規模言語モデルによって社会を大きく変革しつつある人工知能の今後と位置付けられるFrontier AIについて、
研究開発と社会実装に関わる多様な視点から意見交換を通じて今後の研究の方向性を探る。

アジェンダ

ChatGPTの登場以来、大規模言語モデルを核とした人工知能技術の開発・実装が米国先導で急速に進展している。その延長と位置付けられる Frontier AIは経済成長や社会問題解決に大きく貢献することが期待される一方で、人工知能技術の乱用・悪用を防ぐAI安全性に対する関心、さらにはAGI, ASI の可能性に対する期待と怖れも広がっている。Frontier AIの構成要素としては、大規模汎用基盤モデル、マルチモーダル化、Agentic AI, Physical Intelligenceなどが挙げられている。本セッションでは、Frontier AIの研究開発、社会実装、社会受容の側面から日本における今後のFrontier AIの方向について議論する。

KS-32 リアルライフ・インテリジェンス 〜日常生活中のフィジカルデータに基づく価値共創のプラットフォーム基盤に向けて〜

6月12日(金) 14:00~15:30

C会場

企画オーガナイザ

  • 西田 佳史(東京科学大学)
  • 本村 陽一(産業技術総合研究所)
  • 北村 光司(産業技術総合研究所)
  • 稲邑 哲也(玉川大学)

概要

Society5.0の進展により、日常生活中の活動がデータ化され、そのデータから計算モデルを構築し、価値を向上しリスクやコストを低減する社会変革が進行する。そこで必要となるデータの活用、情報基盤・プラットフォームの構築、知能ロボット研究について議論する。
テーマに関連する3件の講演と講演者らによるパネルディスカッションを企画する。

アジェンダ

・講演1: 学際的生活中心情報学におけるデータ利活用の課題
~オープンライフマトリクスPJの20年と今後の課題~
 西田佳史(東京科学大)、本村陽一(産総研)...20分

・講演2: 地域・コミュニティの状態変化を促進するプラットフォーム構築
北村光司(産総研)、三鬼健太、中野伊吹(大和ハウス)、赤坂文弥、山下和也、櫻井瑛一、井上恵、本村陽一(産総研)...20分

・講演3: リアルライフ・インテリジェンスの20年と次の10年
― RoboCup@Home から Self-Mirroring Twins へ ―
稲邑 哲也(玉川大)  ...20分

・総合討論 (司会:本村陽一、パネラー:西田佳史、北村光司、稲邑哲也) ...30分
今後期待が高まるフィジカルAIに関連し、生活中のビッグデータの活用のためのAI技術、情報基盤としてのAI技術について議論を行う。