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1C1-01 授業支援システムのリッチクライアント化と評価

6月11日(水) 09:00〜10:20 C会場
知的学習支援1

演題番号1C1-01
題目授業支援システムのリッチクライアント化と評価
著者柳下 慶輔 (キャッツ株式会社)
山口 大輔 (桐蔭横浜大学)
片山 富美代 (桐蔭横浜大学)
高橋 宗雄 (桐蔭横浜大学)
時間6月11日(水) 09:00〜09:20
概要従来のインターネット技術をWeb1.0ベースとすると、近年、Web2.0ベースと言われる次世代技術が活用されている。最近では、その特徴の一つであるリッチクライアントについて研究が行われている。従来は、品質の良いソフトウェアをいかに安く短期間で開発するかという生産性重視の開発が一般的であったものに対して、ユーザが使うことで高い操作性・表現力など新しい体験ができるようにしたものがリッチクライアントである。これを可能にするのが非同期通信技術をサポートするAjax (Asynchronous JavaScript + XML)である。本大学では、Webサイトを臨床実習やプログラミング演習などの授業支援システムとして使用している。これらのWebサイトは、Web1.0ベースの技術であるPerl + HTML1.1 + Java Script1.2で構築されている。これは、学生側の携帯電話での学内情報の取得が多い事から、軽量なサイト構築が必要であった。しかし、プログラミング教育では、学生の利用事情が異なる為、別の視点からの改善を検討しなければならない。本研究は、本大学のプログラミング教育で利用している既存のWeb1.0ベースの授業支援システムを、Web2.0ベース技術(Ajax)を用いてリッチクライアント化して、その機能を拡張することで、有用性がどの程度向上するか検証し、授業支援システムを改善していく。今回は、プログラミング演習支援Webサイトを対象とするリッチクライアント化の効果を調べる。具体的には既存のWeb1.0ベースのプログラミング演習WebサイトにAjaxエンジンの技術を用いることによってどのような機能が追加できるか、検討し、その有用性を評価する。評価は、開発者側と利用者側(教員・学生)の双方から行う。利用者に、拡張前と拡張後のWebサイトを使用してもらう。操作の迷いやミスなどがなかったかはアンケートにより評価し、イライラ等に対する生理的なストレスは唾液を用いて評価を行う。それらによって利便性・操作性・満足度が向上したか考察する。
論文PDFファイル

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