メンタリングセッション

修士課程/博士課程の学生から大学や企業の若手研究者に至るまで幅広い研究者層の皆様を対象とし,招待講演と学生企画からなるメンタリングセッションを開催します.

今年度は,「Bridging Research and Business」をテーマとし,2件の招待講演,および,学生PC委員が企画運営するグループディスカッションを行ないます.招待講演は,ベンチャーに携わる若手の研究者にご自身の経験からビジネスについて語っていただきます.学生企画では,研究とビジネスに関する様々なテーマで参加者を交えた討論を行います.

  • 開催日時: 2012年6月13日(水)17:30-20:00(150分)

招待講演1

高橋 徹
  • タイトル:「研究のためのデザイン、そしてビジネス」
  • 日時:17:30-18:00(30分)
  • 講演者:高橋 徹((株)ATR-Promotions/(株)国際電気通信基礎技術研究所)
  • 概要:
    Googleはベンチャービジネスとアカデミックなモチベーションを両立させた素晴らしい成功例だと思います.しかし、アカデミックな好奇心そのままに研究成果を事業化して「世界を変えよう」とすることと,ベンチャー資金を調達してIPOやバイアウトを目指す起業家として成功して「世界を変えよう」とすることとの間には,実際には非常に大きな隔たりがあります.ベンチャー起業家になるための本やそれを手助けしてくれる人は,その気になって探せばたくさん見つかりますのでその話はしません.では,アカデミックに片足を突っ込みつつ,将来のビッグビジネスを夢見ながらスモールビジネスを継続させることは可能なのでしょうか.どうすれば可能なのでしょうか.その以前に,意味はあるのでしょうか.そんな話をしたいと思います.

招待講演2

山崎 文敬
  • タイトル:「ロボット技術でビジネスする」
  • 日時:18:00-18:30(30分)
  • 講演者:山崎 文敬((株)イクシスリサーチ)
  • 概要:
    ロボット技術は,日本における,今後の基幹産業として期待され,成長戦略の重点技術に位置づけられています.しかし,残念ながら,国の期待を満足できるほどロボット産業は育っていないように思えます.東日本大震災においても,直ぐに活躍できたロボットは海外製でした.日本のロボット技術は,海外に比べ,高くないのでしょうか?研究とビジネス(実用)のミッシングリンクについて考えて見たいと思います.

学生企画

  • 日時:18:30-20:00(90分)
  • 概要:
    招待講演の内容を受けて,「Bridging Research and Business」に関する様々なテーマで参加者による討論を行う.
  • → 詳細は学生企画のページをご参照ください.