
第13回ことば工学研究会の様子

日時: 2003年 3月15日(土)
場所: 神奈川大学 横浜キャンパス 23号館 2階 203教室
今回の研究会は、1日のみの開催となりました。おまけに、
雨が降っていてコンディションは余り良くなかったのですが、
研究会自体は、ホットに行われたと思います。
又、神奈川大学の設備は新しいせいか、なかなか良く、マルチメディアの発表をするには、
もってこいだと思います。
では、以下の絵で当日の雰囲気を楽しんで下さい。
3/15 2003
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乾氏による「``要求''を取り出す方法」
要求意図を判断する基準について述べ、
判定から得られる要求を「明示的要求」として分析していました。
更に、その判定により、
「その他」と位置付けられたものに「暗黙的要求」が含まれることについて述べていましたが、
こっちの方が面白いかも知れませんね。
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会場風景(ステージ向かって左半分)
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鈴木氏による「俳句のコミュニケーション・メディアとしての可能性について」
俳句における「ことばの扱い方 (扱われ方)」で、
メディア情報科学的なアプローチについて紹介されていました。
マルチメディアで俳句の理解の助けになるかの話で、
これが発展すると楽しいことになるかも知れません。
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岩原氏による「ミスコミュニケーションに関する基礎研究 (1)」
どうすると、電子メール等で、喧嘩、ミスコミュニケーションが起こらないか、
つまり、どのような表記を使えば、好意的に自分の意図が伝わるかの解析です。
更に、色々な事例があると面白いと思います。
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笠原氏による「関連語連想における単語親密度の影響」
与えられた単語と関連の種類 (類義、連想) に対して、
思い浮かんだ単語を回答させるヒトの関連語連想においては、
馴染みの高い単語が連想されやすい傾向があるのであるが、同様のことを機械的に行った場合、
親密度の高い辞書だけでした方が、人間にとっっていい結果が出るという、
ちょっとアンチテーゼ的な結果でした。確かに、発表された例では、
こんなのちょっと要らないよねという結果が、普通の辞書でした場合出ていました。
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招待講演: 小林氏による「子どもがことばと世界をつなぐ方法」
子どもがことばを獲得するとき、
世界に存在し生起するさまざまの事象をことばとつなげていくことが必要になるのですが、
どうやら、それを子どもは、母親とのインタラクションから獲得しているのではないかという話でした。
子どもの学習はいつ見ても面白いですね。
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