渡部 正理
数千とあるヤマトコトバは、 でたらめな音の組み合わせで構成されているのではもちろんない。動詞は動詞と分かり、 名詞は名詞と分かる構造をしているのは語構造に法則性があるかである。 また長い複雑な語は単純な要素の組み合わせとして構成されているということが考えられる。 本論は、上代語の動詞と名詞を対象に、その生成構造と構成要素を明らかにするものである。