○立石 昂、天沼 博、松澤 和光 (神奈川大学 工学部 電子情報フロンティア学科)
本研究では、障害を持った人が現在の不充分な支援環境の中でも可能な限り自力で、 健常者とほぼ同等の円滑なコンピュータ利用ができる手法の実現を目指す。 特に今回は「入力誤り」に着目する。 本来、障害の特徴は個人によって異なるため画一的な対策は難しい。 しかし、現状の入力支援装置は原理がほぼ同様であるため、 実際に生じた入力誤りにも似た傾向が表れるのではないかと考えた。 そのためサンプルとして障害を持った人が作成した文章を入手・調査し、 どのような入力誤りの傾向があるかを調べた上で入力誤り箇所の自動検出とその修正を行うシステムの作成を試みた。