〇谷 誠人、角薫 (公立 はこだて未来大学)
本研究では、 仮想空間でバーチャルエージェント同士が対話する際に情報を効果的に引き出すことのできるインタビュー手法について検討する。 近年,仮想空間を用いたソーシャルメディアが増えており社会に浸透しつつある.そこではアバター同士で対話、 友人づくり、 ゲーム、 ダンスなどの様々なコミュニケーションが行われている.このような仮想空間での対話は現実世界での対話と異なるため様々な可能性が考えられる。 しかし、 現実世界での対話とどのような点で異なるのかについて明らかになっていない。 本研究は、 バーチャルエージェント同士の対話において表情とジェスチャーの利用できる場合、 またロールプレイングを対話に組み込み見た目も変化することができる場合の効果について仮説を立て検証した。 ジェスチャーの実験では、 被験者が実験者に指示を出し実験者が家具のオブジェクトを被験者自身の部屋の間取りに配置し再現した。 表情の実験では、 表情を選択する機能を用いて半構造化インタビューを行った。 ロールプレイングの実験では、 バーチャルエージェントの見た目を子供に変えて年下の後輩の想定で半構造化インタビューに回答してもらった。