○只木 琴音 (千葉大学)、
擬人化についての研究としては、デザイン分野での研究やHAI研究等が存在し、 それぞれの分野で擬人化による無生物への行動・態度の変化が起こるとする研究が行われている(氷見・片上,2012; 小嶋・仲川・ミハロフスキ,2007; Lidwell,2010; ノーマン,2004; Reeves & Nass,1996; 山根・佐藤,2016)。 特に、「刀剣乱舞-ONLINE-」「文豪とアルケミスト」等のゲームにおいてはイラストと文字と音声で表現される台詞によってキャラクターがプレイヤーとコミュニケートするため、文字でのコミュニケーションを行うエージェント等に関する研究は参考になる可能性が高い。 そのため、本実験では、絵画の解説文の内容をキャラクターの自己紹介(自己呈示・自己開示)として再構成したものを文字情報の台詞として話す作品の擬人化キャラクターを作成し、検討した。