〇園田 康記、角 薫 (公立はこだて未来大学)
本研究では、 開発途上国の子どもたちがインタラクティブにヘルスケアとそれに関わる言葉を学習できるシリアスゲームを開発する。 アフリカ諸国での死因の上位に下痢性疾患があり、衛生習慣の欠如が理由として考えられる。 本システムでは複合現実を用いて普段は視覚化が難しい、 摂取したものが体内をどう変化させるかを体験でき、 体感的に衛生環境が自分の体へどう影響を与えているかを学習させ、 子どもたちが楽しみながら衛生知識を身につける学習環境を提供できるのではないかと考えた。 本研究では複合現実技術を用いて、ユーザの行動がどのように体内に影響するかを体験できるシリアスゲームの開発を行う。 本システムでは複合現実を用いて、衛生、不衛生な飲食物の摂取を体験し、その後の違いを第三者視点で体験できる。 日本の小学生とウガンダの小学生を被験者として評価実験を行うことによりシステムの有用性を評価した。