○新垣 紀子、大和田 龍夫 (NTT コミュニケーション科学基礎研究所)、
野島 久雄 (NTT 生活環境研究所)、
松澤 和光 (NTTサービスインテグレーション基盤研究所)、
小暮 潔 (NTT コミュニケーション科学基礎研究所)、
加藤 恒昭 (東京大学大学院総合文化研究科)、
石井 健一郎 (NTT コミュニケーション科学基礎研究所)
日常生活へのコンピュータの浸透、インターネットの普及により、人とコンピュータが共生する社会が作られつつある。 このような新しい環境では、情報科学の観点だけでなく、人文社会科学的観点を含めた総合的な研究のアプローチが必要である。 そのために、著者らは情報科学と人文社会科学の間の境界領域を対象として、 よりよいネットワーク社会の構築とその中で生きる人々の営みを研究するための CmCC(Computer mediated Communication and Community) 研究会を組織して 4回のシンポジウムを開催した。 本稿では、CmCC研究会の2年に渡る取り組みとその成果を報告する。