【講演概要】

ボトムアップとトップダウンによる統合物語生成システムの計画 ―流動と固定 (7)―

小方 孝 (岩手県立大学)



これまで、研究している物語生成システムを、著者は「流動と固定」という観点から考えて来た。 本研究は、一方で比較的トップダウンな構想に基づいて進められ、もう一方でボトムアップな試行が行われている。
今回はこれまでの研究を受けて、大体次の順番で発表する予定である。
1. ボトムアップな計画とトップダウンな計画
2. プログラムとしての統合物語生成システム
2.1 物語生成システムを統合して行く試み
2.2 統合物語生成システムのボトムアップな構成
3. 流動と固定の物語―歌舞伎/浄瑠璃を見る中で―
3.1 ここでもストーリー性と反/非ストーリー性
3.2 合作性
3.3 乱脈な間テクスト性
3.4 変化/異化
4. 内容としての統合物語生成システム
4.1 芸能情報システムの計画
4.2 狂言作者になり損ねた三島由紀夫
4.3 裏街道
5. 切断