【講演概要】

楽曲演奏における修辞的技法 −モロッコのアラブ=アンダルシア音楽の事例−

小田 淳一 (東京外国語大学アジア・アフリカ言語文化研究所)



本論考は,古典アラブ音楽を継承しつつ,幾多の変遷を経て, 非常に体系的な楽曲構造を持つに至ったモロッコのアラブ=アンダルシア音楽の演奏を分析対象として, そこで観察される,限られた数の素材の,加工,及び或いは, 配置を計量的に捉えることによって,楽曲演奏における修辞的技法の発現を考察する.