【講演概要】

手稿の翻刻におけるAIの利用について ―フランス近代の事例― (OL)

小田 淳一 (東京外国語大学アジア・アフリカ言語文化研究所)



本報告は《ベル・エポック》のパリで刊行され一世を風靡した『千一夜物語』フランス語版の訳者ジョゼフ=シャルル・マルドリュス (1868-1949) が遺した私的な手稿ノート 「カルネ」 (全4巻) について、彼の法定相続人から受けた独占的使用許諾の下で行ったそれらの翻刻作業の過程で、 様々な場面において援用した生成AIがどの程度有用であったかの事例を報告する。なお、今回の報告は2026年3月に翻刻を刊行するCarnetAに限定して行う。