小田 淳一 (東京外国語大学アジア・アフリカ言語文化研究所)
インド洋西域のレユニオン島で採話した民話音源の、母語使用者による翻刻テキスト (レユニオン・クレオル語) 及び、民話の語り手でもある現地の高名な文学者によるそのフランス語訳テキストが、 オリジナルの民話をどのように改変、蹂躙しているかを、 「削除」=オラリティ要素/「付加」=リテラシー要素という、 自明的かつ図式的な観点から再考する。