小田 淳一 (東京外国語大学アジア・アフリカ言語文化研究所)
パリのメトロ4号線で2回繰り返される次駅名アナウンス (ASA: annonces sonores automatiques) は常態ではない発話におけるイントネーションの事例として幾つかの特徴を有している。 本研究は当該現象における音の次元の法則性を幾つかの観点から分析することによってそれを修辞現象として捉える可能性を考察する。