新田 義彦 (日本大学経済学部/ALR (言語研究アソシエーション))
俳句は現実世界とそこに身を置く人間の思念を,思い切った簡略化によって、 5-7-5の17文字の超短文として表現したものであるから、 ごく自然に2.5次元のアナロジーに相乗りできる。 言うまでもなく3次元の表現は現実世界をドキュメントのように直截に表現した文である。 2.5次元に縮小されている俳句を3次元の平常文に復元するとどうなるか? そして捨象された0.5次元の情報は,一体どのようなものか? 自由気ままに思考した結果について報告したい。