○西岡 純平、野中 尋史、張 坤准、湯川 高志 (長岡技術科学大学 情報・経営システム工学専攻)
本研究では、NITE(独立行政法人・製品評価技術基盤機構) が収集している製品リコールデータから事故内容の一部である起因物と加害物を抽出するシステムを提案、実装し、評価した。 まず、``起因物は製品名と一致している''と仮定し起因物の抽出システムを実装した。 次に、``加害物は事故概要のメカニズムと主語述語関係である''という仮説と ``製品コードデータを正規化した上で事故調査概要と共にベクトル化し、 類似度を比較して高いものを抽出する'' という提案を組み合わせた加害物の抽出システムを実装した。 これらのシステムを評価実験し、起因物の正答率83%、 加害物の正答率36% を得ることができた。