【講演概要】

寒さが通じない生徒に、一銭を投じる指導をどう行うか ―小学生から大学生までの実際の指導― (OL)

中村 道広 (潤徳小学校・八王子1中・有徳高校)



1 問題提起
教育現場での一番の問題と言えば、「無気力、無関心、無責任、無感動」という寒さ厳しい生徒が大半いることである。ネット上でも、注1「授業の内容に興味が持てないために立ち歩いてしまう」や注2「叱っても立ち歩きはおさまらない!」などの問題行動が非常に多い。大学でも注3「「黙れ!」「お前が黙れ!」授業中に教員激怒、男性が罵声 動画拡散 立教大「適切に対処したい」」という記事も記憶に新しいが、これは、小学校から大学に至るまで同じことが言えるのではなかろうか。また、それだけに、問題が山積しているのだから、さぞかし研究が進んでいるかと問われれば、鳥飼 正葵, 庭山 和貴 教育心理学研究 73 (2), 106-120P「公立中学校における学校規模ポジティブ行動支援(SWPBS)第1層支援の効果」(2025年06月30日)が最新の研究であり、国立情報学研究所の論文検索で探そうとすると、「学校 問題行動 指導」で「403件」(11月16日)ヒットする。
しかし、肝心の生徒指導をどのようにするべきかという解説には、注4「傾聴を心掛けましょう」や「褒めるなどの指導を通じて、成功により成就感や達成感が得られる経験」とあり、傾聴とほめ殺しの教育になってしまった。それで何が生まれるかと言えば、生徒はおだてないとやらないし、生徒の言いたい放題で、我儘がまかり通る時代へと変化してきている。そうならないためにも、どうすべきかを、実践例を交え考察してゆきたい。