○向山 和臣、篠原 健太郎 (山梨大学大学院工学研究科電子情報工学専攻)、
金井 明人 (日本学術振興会)、小方 孝 (山梨大学工学部コンピュータ・メディア工学科)
本研究は,映像編集システムのプロトタイプ開発を目的して,物語論をコンピュータ ・メディア技術の観点から拡張した映像編集に関わる修辞的技法について議論する. この修辞的技法は,二つに分けることができる.一つは物語を中心とした編集の技法であり, 一つは映像の繋がりを中心とした編集の技法である. 物語を中心とした編集の技法は,物語の表現方法である物語言説の理論的基礎を調査, 体系化し,その中で特に,映像テキストの時間の技法を題材としたテキスト分析, 認知的効果分析を行った.また,映像の繋がりを中心とした編集の技法は, 一カットの構成要素を分析,体系化した.そして,その構成要素に基づいた編集方法を試作する.