○久保田 秀和(奈良先端科学技術大学院大学 情報科学研究科 情報処理学専攻)、
西田 豊明(東京大学大学院工学系研究科)
本稿は、コミュニティにおける主観的・経験的な知識の共有を目標として、 分身エージェント同士による対話を用いた暗黙知の伝達手法を提案する。分 身エージェントはコミュニティ構成員の代理であり、他の分身エージェント と計算機上で自動的に音声対話を行う。試作システムでは、各コミュニティ 構成員の日常的な連想に基いた分身エージェント同士の対話を生成し、ユー ザは興味のある話題に関する議論を複数人の視点から観察することができる 。 発表では、試作システムのデモンストレーションも行う。