【講演概要】

美容整形手術を望む患者が「整形」に対して抱く認識の探索
―湊かなえ著『カケラ』を題材として―

古宮 望美 (中央大学政策文化総合研究所)



美容整形手術を受ける患者が世界各国で増加している。本研究では、湊かなえ著 『カケラ』 内に登場する医師と患者の視点で描かれた美容整形手術に対することばの表現を読み取り、 登場人物が美容整形に対して抱いている認識について検討を行った。 その結果、美容整形を受ける人々が抱いている偏った認識や、現代社会における選択肢の多様性に関する示唆を得ることが出来た。