【講演概要】

言語変換のための日英対応関係(3)―動詞関連(1)―日英両語の論述様態―

岩垣 守彦



冠詞・複数形のある英語とそれのない日本語とを等価的に対応させて変換するには, 両語の論述様態の対応関係にまで踏み込まなければならないように思われる. それは,英語では冠詞・複数形で明示されている「未了解不特定」「了解(要請) 特定」などの情報が,日本語では「名詞」の中や「文脈(論述様態・場の感覚)」 の中などに埋め込まれているからである.日本語と英語の論述様態と対応について考察する.