廣松 新也 (長崎県立大学大学院 国際情報研究科)、 森田 均 (長崎県立大学 国際情報学部)
本研究の目的は,絵本というメディアに新たな表現形態を確立させることである. [廣松,森田 10]では,絵本の構造分析を行い,絵本の基本的構造と絵本制作時の法則を明らかにし, それらの構造・法則に当てはまらない,新しい表現形態の可能性のひとつとして 「壊せる絵本」を提示した. しかし,実作した「壊せる絵本」は, 必ずしも分析結果に基づいて作られたとは言い難い部分があった.
そこで今回は,前回明らかにした構造・法則をもう一度検討して整理した上で, それら従来型の構造・法則を足がかりにしながら,新しい表現形態を再度提示する.[廣松,森田 10] 廣松 新也、森田 均 : 絵本の新しい表現形態について, 第24回 人工知能学会全国大会 (2010)