林 侑輝 (千葉大学融合理工学府/国立国語研究所研究系日本語教育研究領域)
本論文では、これまでに考えてきた色々な問題をナラティブの観点から捉え直し、整理してみる。 具体的には、医療・教育の場面における患者や生徒の言語化支援を目標に設定し、 ナラティブの有用性と限界を検討する。題材として、
- ) 認知症の早期発見に向けた日常生活動作とその会話、
- ) 発達障害の診断過程を記録した患者の手記、
- ) 絵本の鑑賞過程における感想の語り、
- ) 国語教育における中高生の読解・作文に関する問題点を取り扱う。
なお、原稿は発表当日以降に http://yuhayashi.com で公開予定である。