【講演概要】

マルチモーダルな味覚表象のための多肢選択図形セットの開発

福島 宙輝 (神戸大学)、八木 俊匡 (株式会社アルタレーナ)、 大田 快斗 (fomalhaut coffee)



本研究は、味や香りといった風味の主観的表象をマルチモーダルに記述するための基盤として、抽象図形を用いた多肢選択式の刺激セットを開発することを目的とする。750枚の抽象図形から126次元の形態特徴量を抽出し、特徴量から48クラスタを形成したうえで各クラスタを代表する画像を選定し、知覚的多様性と実験利用性を両立する図形サブセットを構成した。図形の選定に当たっては、図と地の区分が曖昧となる穴あり多角形(Polygon with holes)を除外し、また複数の構成要素からなる複合図形を除外した。本手法によって、今後の官能評価における非言語的な味覚・香り表象の取得が容易となり、風味の感性情報と化学成分・脳活動など他モダリティとの対応関係を分析するための基盤が整備された。