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「文学と認知・コンピュータ」研究分科会第7回定例研究会
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 前回の甲府会議では、即興セッションという刺激的方法の導入で深夜
に及ぶ実のある議論がなされ、参加者相互の多大な刺激・触発がなされ
ました。深夜にも及ぶセッションは、これまでの研究会で時間切れによ
り言い残され重積してきた意見・主張を一気に解消しようとの意図もあ
ったわけですが、実際には(当然予想されたことではありましたが)益
々の議論の高まりと広がりを見せての散会となりました。しかし、その
中でいくつかの明確な論点も浮かび上がって来ました。
 今回は、浮かび上がった論点の一つである「非/反コミュニケーショ
ンとしての文学」という観点でのシンポジウムを含む研究会としたいと
思います。文学(もっと広く「芸術」と考えてもよいが)には、「コミ
ュニケーション」という観点で考察することが不適切なものが多数あり、
この種の文学について本研究会の観点からどのようなアプローチがある
かなどについて議論を深める必要があると考えています。もちろん、通
常の研究発表も含めて活発な議論の展開を期待致しますので、ふるって
のご参加をお待ち致します。
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日時:2000年5月20日(土)14:00〜
          21日(日)〜13:00
会場:大分大学工学部知能情報システム工学科
   知能応用化学合同棟5階 環境情報実験室
   〒870−1192 大分市大字旦野原700
   Tel.(097)554-7879, Fax.(097)554-7886

プログラム

 5月20日(土)

  14:00--14:30 運営委員会

  14:30--17:35 シンポジウム 文学の認知的諸相
         --非/反コミュニケーション--

   (1)14:30-15:00 文学の非コミュニケーション的側面(藤田米春)

   (2)15:00-15:20 多重物語構造と交響的ナラトロジー試論(小方孝)

   (3)15:20-15:40 物語内容-物語言説問題と戦略的レトリックとしての
           サディズムとマゾヒズム(小方孝)

   (4)15:40-16:00 映像の修辞における物語内容と物語言説
     (小方孝・向山和臣・金井明人・川村洋次)

     16:00-16:05 休憩

   (5)16:05-16:35 「せりふ」というコミュニケーションの形
     (潟沼潤)

   (6)16:35-17:05 文学オブジェクトの非伝達的共有
     (徃住彰文・良峯徳和・篠田直和)

   (7)17:05-17:35 民話構造比較におけるプロップから情報生物学への展開
     (小田淳一)

  19:30--21:30 懇親会

 5月21日(日)

  10:00--12:00 研究発表セッション
   (1)10:00-10:30 芸能人のヒストリー分析と芸能人シミュレーションモデル
     (網野智幸・川村洋次・小方孝)

   (2)10:30-11:00 審美的感情の微細構造(徃住彰文・加藤雄一郎)

   (3)11:00-11:30 未定(森田均)

   (4)11:30-12:00 未定(岩垣守彦)

  11:30--12:00 総会
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参加申込書
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           氏名:

        所属:

        E-mail:

        連絡先

         住所:(〒   -    )

         Tel.:

         Fax.:

        研究会に参加しますか?

         5月20日(土)に参加する ○ ×

         5月21日(日)に参加する ○ ×

        シンポジウムで発表しますか?

         する しない

        研究発表セッションで発表しますか?

         する しない

     ------ CUT HERE -----