【講演概要】

共通体験を通じて詠まれた俳句からの知識発見の試み

◯鈴木 雅実(KDDI研究所), 皆川 直凡(鳴門教育大学大学院学校教育研究科)



俳句は,日本発のCGMの先駆けであり,感性コミュニケーション・メディアと見做すこともできる。本研究では,四国の秋遍路という共通体験の中で作られた俳句テキスト三年分を収集し,季語を含む使用語彙の組合せ等の特徴の計量的な分析に着手した。今回の発表では,創作における感性や創造性に関わる要因探求を目指す研究のねらいとともに,語彙的な分布の特徴と選句者の多寡との関係等の基礎調査結果について報告する。