【講演概要】

物語生成システムにおける物語言説機構の再検討,拡張と他機構との統合に向けて

◯秋元 泰介(岩手県立大学大学院 ソフトウェア情報学研究科 ソフトウェア情報学専攻), 小方 孝(岩手県立大学 ソフトウェア情報学部)



これまで開発した物語言説機構では、ジュネットの物語言説論のシステム化による物語言説技法と、ヤウスらの受容理論のシステム化による語り手と聴き手の相互的な制御により、一定範囲内での多様な物語言説生成が実現した。本発表ではこれを物語生成システムにおける物語言説機構の試作と位置付け、物語言説生成の多様性とユーザによる制御性の拡張、及び物語内容機構、表層表現機構との統合に向けて、その問題点と課題を検討する。