第51回 人工知能学会(2006.3.30)人工知能とメディア・ゲーム・教育


主催: (社)人工知能学会
日時: 2006年5月25日(木) 10:30-16:00
会場: 慶應義塾大学・日吉キャンパス・来往舎・シンポジウムスペース
照会先: account@ai-gakkai.or.jp
定員: 120名定員に達しましたので、参加申込みを締め切りました
参加費: 会員 7,500円(賛助会員の社員の方も含みます)
非会員 11,500円,学生会員 2,000円,学生非会員 3,000円

概要

 人工知能学会では,創設20周年を記念して,田中穂積編集委員長の下, 人工知能学事典を2005年12月に共立出版より出版しました.当学会では, 1990年に人工知能ハンドブック(福村晃夫編集委員長)が出版しており ますが,それ以降,人工知能は広範・多岐に渡って発展をとげましたので, 今回,人工知能に関する学術を人工知能学という新たな視点から見直し集大成する形で事典を編成致しました.
 本事典は,19の大項目,427の小項目から構成されますが,本セミナーでは,教育,メディア,ゲームに関わりの深い章を中心にとりあげ, 章の概要,関連する最新の研究トピックについて,各章の執筆に携わった方々から講演を頂きます.また,ゲームに関連する特別講演も企画しました.
 本セミナーが,人工知能に関する学術を捉える機会となり,研究・教育の進展に貢献できれば幸いです.多数の皆様のご聴講と参加をお待ちしています.

プログラム


10:05-11:10 教育支援のための人工知能技術
-第18章AI応用 教育支援-

池田 満 (北陸先端科学技術大学院大学)

概要: 人工知能の教育への応用については,人工知能研究が始まった時から今に至るまで,その時々で注目を集めた教育理論を背景にしながら,様々な人工知能技術を駆使して研究が進められてきている.ここでは,これまでに行われた研究の概要を紹介したうえで,最新のe-Learning技術との関連・今後の研究課題などについて展望する.


11:10-12:15 メディア処理のための基礎技術
-第8章画像・音声メディア-

上田修功(NTT CS研)

概要: 画像や音声メディアの研究は,人間のパターン認識,理解能力を機械で実現させるためのパターン情報処理研究に端を発し,近年では人間と共生させて豊かなサイバー社会を実現させるためのメディア情報処理研究へと発展しつつある.本講演では,パターン,メディア処理に共通基盤としての数理的な基礎技術についてその概要および応用例について説明する.


12:15-13:30 昼食休憩


13:30-13:45 人工知能辞典紹介・特別販売


13:30-14:35 招待講演
成長を続けるオンラインゲームの現状と将来

松原健二((株)コーエー)

概要: インターネットの普及に伴い,オンラインゲームの 市場が世界中で拡大している.現在はMMO (Massive-Multi Online)と呼ばれる,何万人もの プレイヤーが自分の分身であるキャラクタを操作して, 互いに競い合いながらプレイするゲームが中心である. MMOではリアル社会のように挙動するゲームシステム が求められ,従来のゲームとは大きく異なる特徴を 持っている.本講演ではオンラインゲームにおけるゲーム性とシステムの関係,将来の方向性について述べる.


14:35-15:40 思考ゲーム研究の現在と未来
-第19章AI応用5:ゲーム-

松原 仁(はこだてみらい大学)

概要: 思考ゲームは人工知能の研究が始まった.当時から応用として盛んに扱われてきた.チェッカー,五目並べ,オセロ,バックギャモン,チェスなどのゲームを対象として強いプログラムを作ることを目指した研究が進められ,人間のトップを破る過程で数多くの手法が開発されてきた.いまも将棋,囲碁,ブリッジ,ポーカーなどのゲームを対象に盛んに研究が進められている.ここではゲーム研究の歴史,主な手法について説明し,将棋でいつ人間のトップに勝つかを含めて今後の展開を展望する.


第51回人工知能セミナー 参加申し込み受付終了

定員に達しましたので、参加申込みを締め切りました

人工知能セミナー参加費
正会員・賛助会員 学生会員 学生非会員 非会員
7,500円 2,000円 3,000円 115,000円