メーリングリスト詳細 : 2024.04.24 16:09:08
投稿日 2024.04.24 16:09:08
タイトル 【開催案内】JST CRDSシンポジウム「フェイクニュースと人・社会」
本文 科学技術振興機構(JST)研究開発戦略センター(CRDS)では、今年度、
「様々な分野に広がるトラスト研究:総合知による取り組みへ」を
テーマとした公開シンポジウムシリーズを開催しています。

第2回は「フェイクニュースと人・社会」を話題として、以下の
日程・内容で開催いたします。

日程:2024年5月24日(金) 9:30~12:00 オンライン(Zoom)

プログラム:

(1) 開催趣旨説明
  福島 俊一(科学技術振興機構 研究開発戦略センター)

(2) 講演1「生成AI時代のフェイクニュースとその対策」
  笹原 和俊(東京工業大学 環境・社会理工学院 イノベーション科学系 教授)
 【講演概要】近年、生成AIの進化と大衆化により高度なフェイクニュースが増加
  し、社会問題としての深刻さが増している。本発表では、生成AIによるフェイ
  クニュースの特徴とその拡散傾向について紹介する。そして、生成AIとフェイ
  クニュースに対する対策について技術的観点から議論する。

(3) 講演2「誤情報問題におけるヒューマンファクター」
  田中 優子(名古屋工業大学 大学院工学研究科 教授)
 【講演概要】災害などの緊急時に人が誤情報を信じ拡散するという現象は古くか
  ら繰り返し観察されており、その心理的メカニズムに関する研究が蓄積されて
  きた。近年は、一度信じられた誤情報の影響を事後的な訂正によって元に戻す
  ことは容易ではないこと、そこには複雑な認知的要因が関与していることも明
  らかになってきている。本発表では、誤情報問題におけるヒューマンファクター
  に関する知見を紹介するとともに、人の要因を考慮した効果的な誤情報対策の
  在り方について議論する。

(4) 講演3「アテンション・エコノミーと『フェイクニュース』」
  山本 龍彦(慶應義塾大学 大学院法務研究科 教授)
 【講演概要】プラットフォーム企業のビジネスモデルとされる「アテンション・
  エコノミー」とは何かを検討したうえで、これが偽・誤情報の拡散・増幅の構
  造的要因となっている状況を明らかにする。また、課題解決のアプローチとし
  て「情報的健康」というコンセプトの有用性についても検討したい。

(5) パネル討論
  モデレータ:福島 俊一
  パネリスト:笹原 和俊、田中 優子、山本 龍彦
  ディスカッサント:湯淺 墾道(明治大学公共政策大学院 専任教授、
        JST RISTEX「デジタルソーシャルトラスト」プログラム総括)

開催趣旨等の詳細および参加登録方法は、下記URLをご参照ください。
https://www.jst.go.jp/crds/sympo/20240524/index.html


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