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1M2 特別セッション「研究とビジネスの境界で」

06月17日(Wed) 13:10~16:25 M会場(タワー棟6F-国際会議場)

演題番号1M2
題目特別セッション「研究とビジネスの境界で」
概要13:10-13:15 開催趣旨の説明

13:15-14:00 招待講演1
「PlaceEngine技術とビジネス展開」
末吉隆彦(クウジット株式会社)

クウジットは、無線LAN電波で位置が分かる「PlaceEngine」技術を開発したソニーコンピュータサイエンス研究所(ソニーCSL)のメンバーが中心となり2007年7月に設立されました。本講演では、「PlaceEngine」の技術概要やその位置情報を活用したユニークな応用事例、そして今後のビジネス展開について紹介します。また、これまでのソニー本社事業部やソニーCSL勤務、そしてベンチャー化に至る経験を通して、研究とビジネスの交わる領域について議論します。

14:00-14:45 招待講演2
「ウェブ技術と産学連携」
岡本真(Academic Resource Guide: ARG)

ウェブに関する産学連携は、ここ数年の間に研究協力から共同研究、共同開発、実証実験、実サービス化など実施形態の多様化・深化が急速に進んでいます。また、学会と企業が共同で研究会を行ったり、研究成果に基づくベンチャー企業の設立など、直接的に社会に影響を与えている事例が増加しています。本講演では、現在行われている産学連携の実例について概説するとともに、世界を変えるようなイノベーションを生み出す新たな枠組みを実現するために、研究機関や企業がどのような態度で実産学連携を実践すべきかについて議論します。

14:45-14:50 休憩

14:50-15:35 招待講演3
「ギークとスーツのバランス経営」
橋本大也(データセクション株式会社・ブログ「Passion for the future」)

講演者は2000年より検索エンジンの開発やデータマイニングなどの知識処理を専門とする企業を経営するとともに、産学連携やベンチャー投資・育成事業に関わっています。これらの経験をふまえて、本講演では人工知能技術や知識処理技術がマーケットにどのように受け入れられ、期待されているのかについて議論します。また、技術を志向する企業において、研究者・技術者とビジネスに携わる人間がどのようにコミュニケーションし、相互理解を進めていくべきかについて議論します。

15:35-16:25
パネルディスカッション「研究とビジネスの境界で」

本パネルディスカッションでは、招待講演のお3方に加え、起業経験のある3名の研究者を交えて、研究成果の事業化に関する経験談や苦労話、楽しさなどざっくばらんに語っていただきます。また、参加者からの質問を受け付けます。活発な議論を期待しております。

司会:井手剛(日本IBM)
パネリスト:
末吉隆彦(クウジット株式会社)
岡本真(Academic Resource Guide: ARG)
橋本大也(データセクション株式会社)
新谷虎松(名古屋工業大学大学院)
藤本和則(近畿大学)
大向一輝(国立情報学研究所)