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3B1-02 プロジェクト進捗報告書の表層表現を用いたトラブル予測

6月13日(金) 09:00〜10:20 B会場
情報検索・抽出

演題番号3B1-02
題目プロジェクト進捗報告書の表層表現を用いたトラブル予測
著者村上 明子 (日本アイ・ビー・エム(株) 東京基礎研究所,東京大学)
中村 大賀 (日本アイ・ビー・エム(株) 東京基礎研究所)
時間6月13日(金) 09:20〜09:40
概要ソフトウェア開発などのプロジェクト進捗管理の一つとして、リーダーがプロジェクトの状況を管理者に定期的に報告し、管理者はその情報を元に評価を行うという方法が一般的である。しかし管理者は多数のプロジェクトを同時に管理する必要があるため、プロジェクトの状態を簡便に把握するために通常はスケジュールやコスト等に関する定量的な数値のみに注目することが多い。プロジェクト管理においてトラブルをできる限り早く認識することは非常に重要であるが、報告書上の数値に変化が表れるのはしばしばトラブル発生後であり早期にトラブルを発見するのには適さない。そこで、熟練した管理者は報告書に書かれたテキストを手がかりとしてトラブルが起きそうなプロジェクトを発見して監視することによりトラブル予測を行っている。本論文は、報告書テキストから表層表現を抽出し、その表層表現の時系列的出現パターンがトラブルの発生と相関があることを示した。また、表層表現の出現頻度とトラブル発生の関係よりトラブル発生予測に利用できる表現の自動抽出の可能性についても議論する。
論文PDFファイル

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