演題番号 | 2D3-04 |
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題目 | 主観アノテーションにおける感情表現としてのアバターの検討 |
著者 | 伊藤 冬子 (同志社大学大学院 工学研究科) 佐々木 康成 (同志社大学 理工学部) 廣安 知之 (同志社大学生命医科学部) 三木 光範 (同志社大学理工学部) |
時間 | 6月12日(木) 17:20〜17:40 |
概要 | 近年,Weblogや写真共有サービスなどにおいて写真や日記など自らの体験を記録したコンテンツを共有し,それらに様々な情報をタグとしてユーザ自身が付与することでコンテンツを管理する行為が一般化しつつある.本研究ではこのようなユーザによる手動のアノテーションのうち,感情や意思などの主観的な情報をコンテンツに付与する行為を主観アノテーションと定義した.現在はタグによる主観アノテーションが一般的であるが,主観情報の中でも感情に関しては言語表現のみでは表現できない場合が存在すると考えられる.そのため,本研究では顔,手,足の動きを操作可能なアバターを主観アノテーションにおける感情表現の方法として利用することを提案した.本稿では,アバターによる感情表現がタグと同様にコンテンツの検索や分類に利用できるかどうかを確認するために,アバターから想起する感情を実験により測定し,時間経過を伴う場合における個人が想起する感情の一貫性,また,複数人の間における一貫性の存在を確認した.さらに,コンテンツに対して抱いた感情の表現能力や表現の容易さに関して,言語表現であるタグと非言語表現であるアバターを比較した.また,コンテンツの特徴による感情表現の違いについても比較した. |
論文 | PDFファイル |