オーガナイズドセッション

採択されたオーガナイズドセッションは以下の8件です。すべてのセッション で発表の一般公募を行ないます。オーガナイズドセッションでの発表を希望す る方は、発表申し込み時にその旨を記載してください。なお、一般公募でオー ガナイズドセッションを希望されても、発表の数が多い場合、あるいは依頼に よる発表を優先するなどの理由により、公募発表の一部に一般口頭発表セッショ ンにまわっていただくことがあります。発表時間なども一般口頭発表セッショ ンとは異なる可能性があります。各セッションでの発表時間や、依頼による発 表の有無、数などのより詳細な情報は後ほど本ページに掲載いたします。
(参考)オーガナイズドセッションの提案(締め切りました)


1. 「HAI(ヒューマンエージェントインタラクション)」

【提案者】
山田 誠二 (国立情報学研究所,seiji@nii.ac.jp)
小野 哲雄 (公立はこだて未来大学,tono@fun.ac.jp)

【概要】
近年,ソフトウエアエージェントやペットロボットのように一般のエンドユー ザとインタラクションをもつエージェントが急速に普及しつつあり,人間とエー ジェントのインタラクション設計の重要性が高まってきています.本オーガナ イズドセッションでは,このようなインタラクションを広くHAI(ヒューマン エージェントインタラクション)として捉え,擬人化エージェントと人間,ロ ボットと人間,さらにエージェントを介した人間と人間のインタラクション, コミュニケーションに関して,横断的で新しい視点を与える研究に焦点をあて, 集中的な発表と建設的議論を目指します.


2. 「体験メディア」

【提案者】
河村 竜幸 (大阪大学,kawamura@ams.eng.osaka-u.ac.jp)
角 康之 (京都大学,sumi@i.kyoto-u.ac.jp)

【概要】 本セッションは今回で3回目をむかえます.昨年に引き続き,“体験”の利用 可能性について議論してゆきたいと考えています.工学分野に限定せず,多く の方々の参加・発表によって,幅広い観点からの議論と異分野間交流を目的と したセッションです.

【キーワード】


3. 「意味と理解のコンピューティング」

【提案者】
小林 一郎 (お茶の水女子大,koba@is.ocha.ac.jp)
麻生 英樹 (産業技術総合研究所,h.asoh@aist.go.jp)
伊東 幸弘 (静岡大学,itoh@inf.shizuoka.ac.jp)

【概要】 計算機の処理能力が上がり、大量のデータを簡単に扱える時代になった。それ にともない、データの統計的処理の観点から、その意味をとらえる研究が多く なっている。一方、以前のような意味に対する深い取り扱いへの試みが希薄なっ ているように感じている。しかし、システムを真に知的にするためには、人が 行うような意味の理解のメカニズムが必要であり、必要な技術は振り子のよう に回帰してくると考える。
本オーガナイズドセッションは、そのような背景を踏まえ、過去に研究されて いたような意味や理解をとらえる取り組みや姿勢を大切にしながらも新しい技 術を開発することを目指す研究の議論の場として開催する。

【キーワード】

広く「意味と理解」に関する論文を募集いたします。 たくさんの投稿をお待ちしています。


4. 「ことば--コンピュータ--コミュニケーション」

【提案者】
阿部 明典 (ATR,ave@ultimaVI.arc.net.my, ave@atr.jp)
セッションウェブページ:http://ultimaVI.arc.net.my/banana/Workshop/JSAI2007/

【概要】
本セッションでは、昨年に引続き、コンピュータの上でことばを扱う問題に関 して議論する予定である。コンピュータなどの機械メディアの上でことばを扱 う研究を各々の観点から分野を横断して議論をしたいと考えている。

【テーマ例】
コンピュータ、認知科学、社会学、心理学、脳科学、哲学、人工知能などの面か ら見た

その他、広告コミュニケーションなどのアプリケーションがらみの話 など


5. 「サービスイノベーションのための組織知のマネジメント」

【提案者】
内平 直志 (東芝,naoshi.uchihira@toshiba.co.jp)
平井 千秋 (日立)
澤谷 由里子 (日本IBM)

【概要】
「サービス」とは顧客と企業が一緒に価値を創造するプロセスである.このプ ロセスにおいて,顧客や企業の情報や知識をどのように価値に変換するかが重 要になる.従来,この過程は属人的であったが,近年サービス・サイエンスの 視点から知識を価値に変換するプロセスを科学的に扱おうという機運が高まっ ている.本セッションでは,計算機科学と社会科学の学際的な視点から,価値 創造のための組織知のマネジメントについての研究成果および実践に関する発 表を募集する.

【キーワード】


6. 「イベント空間情報支援」

【提案者】
西村 拓一 (産業技術総合研究所,taku@ni.aist.go.jp)

【概要】
 本オーガナイズドセッションでは、イベント空間や博物館、学校などの実空 間をベースに人工知能技術、ユビキタス技術、Web2.0などを用いることでコミュ ニティ活動を支援する発表を募集いたします。
また、本セッションと関連した「イベント空間支援プロジェクト」にて今大 会用に会場システムを構築し、常時運営版のWebシステムと連携したシステム を研究ベースで進める予定です。本プロジェクトにご興味のある方は、お気軽 にお知らせください。協働してシステム構築、本セッションなどでの論文発表 などを進めたいと思います。


7. 「幼児のコモンセンス知識」

【提案者】
竹林 洋一 (静岡大学,takebay@inf.shizuoka.ac.jp)
桐山 伸也 (静岡大学,kiriyama@inf.shizuoka.ac.jp)

【概要】
提案者らは、人間の発達や問題解決で重要な役割を担う幼児期の根源的なコモ ンセンス(常識)について、異分野研究者や実務家が互いに学び自由に意見交 換できる場の創出のために、「幼児のコモンセンス知識研究会」を、本学会の 第二種研究会として開設しました。
幼児はナイーブであり、複雑な思考過程や行動が比較的ストレートに表出しや すいため、行動観察による自然知能のモデル化における格好の対象と考えるこ とができます。幼児の行動や発話を観察することで、知能や言語の発達過程の 解明を目指す研究の歴史は古く、ピアジェに代表される発達心理学の研究が知 られています。その成果はパパートのLOGOなどのAI研究や、アラン・ケイの人 間の創造力を拡張するダイナブックおよびパーソナルコンピュータの発案に多 大な影響を与えました。
このような観点から、本セッションでは、「幼児のコモンセンス知識」を旗印 に、脳科学・言語学・発達心理学・知識処理・音声言語処理・ヒューマンイン タフェース・医療・スポーツ・教育等の幅広い関連分野の研究発表を募り、研 究会のコミュニティの拡大と本格的コモンセンス研究の創出を推進し、人工知 能研究の活性化を狙います。

【テーマ例】


8. 「社会におけるAI研究会 特別セッション」

【提案者】
桑田 喜隆 (NTTデータ,kuwatay@nttdata.co.jp)
神成 淳司 (IAMAS,kaminari@iamas.ac.jp)

【概要】
社会におけるAI研究会は平成18年度に新たに設立された研究会です.本研究会 はAIを適用するにあたっての課題を共有し,活用事例をケースとして蓄積,共有 することで,技術の普及および促進をゴールとしています. 過去2回の研究会では実世界を対象とした複数のケースに関して深い議論がされ ました.
「社会におけるAI研究会 特別セッション」では、より多くの研究者間で問題意 識を共有しケースを蓄積することを目的としております.

【キーワード】