1B4-01 高齢者・障害者の自立的移動を支援するRobotic Communication Terminals - 要素システムの開発

矢入(江口) 郁子 (通信総合研究所)
猪木 誠二 (通信総合研究所)


5月29日(水)   近未来RCT   16:50-19:10 (B会場)

概要:
人間にとって「移動」とは, 自立的かつ快適に生活するための手段として極めて基本的, かつ必要不可欠な行動である. しかし現在の社会環境下では, 視覚・聴覚・下肢駆動機能に障害を持つ高齢者・障害者の場合, 移動に不可欠な認知・駆動・情報入手の3つの要素行動に問題が生じるため, 自立的な移動が困難となっている. そこで筆者らは, 幅広い高齢者・障害者を対象に, 障害の種類, レベル, 障害歴の違い, 重複障害などの多様性を考慮に入れ, 認知・駆動・情報入手の3つの要素行動を補助する移動支援システム, Robotic Communication Terminalsの実現を目指し, 研究を行っている. 本発表では, 近未来チャレンジのテーマとしてのRCTの概要・目標を示し, RCTの社会およびAIへの貢献,筆者らのこれまでの成果および今後の展開を紹介する.

キーワード: RCT、 高齢者・障害者支援