1B1-02 ユーザの選好変化を許容する合理的意思決定手法

高橋 理 (三菱電機)
田地 宏一 (大阪大学)
田村 坦之 (大阪大学)


5月29日(水)   近未来DSIU   9:30-11:50 (B会場)

概要:
ユーザの視点に立った意思決定支援を進めるためには、そのユーザのもつ興味や重要視する評価項目を的確に把握する必要がある。多目的意思決定手法の1つである AHPは、階層構造に表現した評価項目の選好度合を定量化する手段として有効であるが、代替案の追加や削除に伴う選好順位逆転という問題点を抱えている。本発表では、通常の意思決定手法では排除されてきた選好順位逆転を、実際の意思決定過程で起こりうる現象と解釈する。そして、各評価基準の下で満足できる最低ラインを示す希求水準の導入を特徴とする改良型AHP が、選好順位逆転に合理的な解釈を与えうることを示す。